宗派 カトリック:29% 無宗教:15% バプテスト:11% キリスト教:7% ルーテル教会:7% メソジスト:6% 特定せず:4% その他:3% 長老派教会:3% 福音主義教会:2% 無宗派:2% ペンテコステ派:2% プロテスタント:2% 仏教:1% キリスト教会:1% ユダヤ教:1% イリノイ州ではキリスト教のカトリックとプロテスタントが2大宗派になっている。シカゴ周辺に多いカトリック信徒は人口の30%に近くなっている[32]。シカゴとその郊外にはヒンドゥー教、ユダヤ教、イスラム教およびシク教の信徒が多く増加傾向にある。2000年時点で最大の信徒数を誇るのはローマ・カトリックであり、信徒数は3,874,933人である。統合メソジスト教会は365,182人、南部バプテスト連盟は305,838人、ユダヤ教は270,000人の信徒を抱えている[33]。 イリノイ州には19世紀の末日聖徒運動の初期に集合場所となって重要な役割を果たしたナヴーの町がある。ここは末日聖徒教会が多くの派に分かれることになった継承の危機の場所でもあった。最大会派の末日聖徒イエス・キリスト教会は、今日のイリノイ州でも55,460人の信徒がいる[34]。1300年代に栄えたミシシッピ沿岸のインディアン集落「イリノイ州キンケイド遺跡 チッペワ族、フォックス族
インディアン部族
州名の由来となったイリニ族をはじめ、イリノイ州に先住したインディアン部族は、ビーバー戦争と白人のもたらした伝染病によって壊滅し、1854年にすべてオクラホマ州に強制移住させられた。オクラホマ州でイリニ族はパイアンカショー族、ウェア族と合併し、ペオリア族連合を結成している。強制移住を拒否してイリノイ州に残ったインディアンは「絶滅部族」とされ、部族単位では存在しないことになっており、よってイリノイ州は、保留地がまったく無い州となっている。インディアン部族が運営する「インディアン・カジノ」も一軒もない。部族カジノは連邦に公認された部族の特権なので、今後も開設される見込みは薄い。
イリノイ州に暮らすインディアンたちは、シカゴに「シカゴ・アメリカインディアン・センター」を組織して連携している。また、このシカゴには全米最大のインディアン権利団体「アメリカインディアン運動(AIM)」の支局がある。
≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫
「チョクトー族ミシシッピ川氏族・パークフォレスト」
「山の人々」
人口集中部
順位都市人口(人)[18]郡
シカゴ
スプリングフィールド
(州都)
1シカゴ2,746,388クック郡、デュページ郡
2オーロラ180,542デュページ郡、ケーン郡、ウィル郡
3ジョリエット150,362ウィル郡
4ネイパービル149,540デュページ郡、ウィル郡
5ロックフォード148,655ウィネベーゴ郡
6エルジン114,797クック郡、ケーン郡
7スプリングフィールド114,394サンガモン郡
8ピオリア113,150ピオリア郡
based on 2008 U.S. Census Bureau estimates
主な都市関連項目:List of cities in Illinois 及び List of towns and villages in Illinois
シカゴはイリノイ州内最大、かつ全米でもニューヨーク、ロサンゼルスに次いで第3の人口規模を有する都市である。2020年国勢調査時点での人口は2,746,388人だった[18]。他に人口10万人以上の都市は7つある。シカゴ都市圏内に位置する人口10万人以上の郊外都市としては、イリノイ州内第2の人口規模を有するオーロラをはじめ、ジョリエット、ネイパービル、エルジンが挙げられる。オーロラは2006年にロックフォードを抜いて州内第2位となった。2020年国勢調査時点での人口は180,542人である[18]。シカゴの南西にあるジョリエットが人口150,362人[18]で第3位であり、アメリカ合衆国の中でも人口成長率の高い都市である。同じくシカゴ南西郊のネイパービルは人口149,540人[18]で第4位であり、イリノイ州道59号線にそってオーロラと境を接している。エルジンはシカゴ北西郊にあり、人口114,797人[18]で第6位である。
シカゴ都市圏を除く地域では、州北部に位置するロックフォードが人口148,655人[18]で最も大きく、州全体でもシカゴ、オーロラ、ジョリエット、ネイパービルに次ぐ第5の都市である。州都スプリングフィールドは人口114,394人[18]で第7位である。