イヌマキ
1. イヌマキの葉と"実"
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
イヌマキ(犬槇、学名: Podocarpus macrophyllus)は、裸子植物のマキ科マキ属に分類される常緑針葉樹の1種である。葉は細長いが扁平で中央脈が明瞭(図1)。種子は鱗片が発達した套皮で包まれ、また柄の部分が赤く多肉質になる(図1)。日本の関東地方から台湾、中国南部など暖地に分布する。植栽されて庭木や生垣、防風林とされることがあり、また材が重用される。真木、槇(まき; スギまたはコウヤマキのこととされる)に対して劣るものという意味でイヌマキの名がついたとされることが多いが、イヌマキをマキやホンマキとよぶこともある。 常緑性の高木であり、直立性、高さ20メートル (m)、幹の直径80センチメートル (cm) になる[2][7][8][13][14](図2a, 3a)。樹皮は灰白色から灰褐色、細かく薄く縦長に剥がれる[2][7][8][14][15](図2b)。小枝は緑色、稜角があり、無毛、やや垂れやすい[8]。葉は互生・螺生し、広線形から長楕円状線形、長さ 8?20 cm、幅7?14ミリメートル (mm)、全縁、革質、表面は濃緑色、裏面は淡緑色、中央脈は明瞭に隆起する[2][7][8][14][15](図2c?f)。
特徴