乱獲と産卵集団の捕獲に対して脆弱である[12]。幼魚は悪天候など、環境の影響を受けやすい[16]。特に高齢の雄では、体内の水銀濃度が高いと肝障害や死亡につながり、卵の生存率が低下する可能性もある[17]。本種の重要な生育環境であるマングローブ林の環境悪化により、幼魚の生存が脅かされている[1]。2011年には近絶滅種とされたが、2021年に絶滅危惧種となった[1]。 2016年の評価では、1950年から2014年までに個体数が約33%減少したことが示された。1990 年以降は米国の本土水域で、1993 年以降は米国のカリブ海域で、漁獲が完全に一時停止され、捕獲してもすぐに放流することが定められている[1]。
2021年10月、エバーグレーズ国立公園から最大50匹、全体で年間200匹の漁獲を許可することが提案された。パームビーチ郡南部からキーズの大西洋岸までを除くすべての州水域で娯楽漁業が許可されることになる[18]。この提案は2022年3月に承認され、抽選システムを通じて年間200件の許可を発行することが計画されており、2023年春から施行された[19]。
文化フンシャルに設置されている
ポルトガルのアーティストにより、環境破壊に関して問題提起をするために海洋ゴミから巨大な本種の像が制作された[20]。
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e f Bertoncini, A.A.; Aguilar-Perera, A.; Barreiros, J. et al. (2018). “Epinephelus itajara”