ウィリアム・シャートナーのクリスマス・アルバム『Shatner Claus - The Christmas Album』にも参加する。音楽以外の活動としては映画『バンクシーを盗んだ男』のナレーションを担当。[110]
2019年、フェミーナ『Resist』、パン・アムステルダムの『Mobile』に参加[111]。一方で米ケーブルテレビのEpixで放映された音楽ドキュメンタリー『PUNK』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める。[112]また、ナレーションを務めた前衛映画『イン・プレイズ・オブ・ナッシング(原題:In Praise of Nothing)』がストリーミング配信される。[113]6月にはジム・ジャームッシュの映画『デッド・ドント・ダイ』に俳優として出演。アラ・ニの『アッカ(ACCA)』にポエトリー・リーディングで参加。[114]
9月6日に約3年半ぶり、通算18枚目のソロアルバム『フリー』をリリース。キャリア集大成の書籍『'Til Wrong Feels Right: Lyrics and More』を刊行。[115]
2020年1月、第62回グラミー賞 特別功労賞生涯業績賞を受賞。[116]
米ガレージ・パンク・バンドのケイジ・ジ・エレファント(Cage The Elephant)の「Broken Boy」に参加。[117]
2月、NYのカーネギー・ホールで開催された<Tibet House Benefit Concert 2020>に、フィリップ・グラス、パティ・スミス、ローリー・アンダーソンらと出演。[118] パンクのゴッドファーザーという異名を持ち、ライブにおける過激なパフォーマンス、そしてストゥージス自体は、セックス・ピストルズ、ダムド、スレイヤー、デフ・レパード、ガンズ・アンド・ローゼズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、サウンドガーデン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ホワイト・ストライプス、マッドハニーなどに深い影響を与え、彼らにこぞってカバーされている。特にホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトは2ndアルバム『ファン・ハウス』を、セックス・ピストルズのジョニー・ロットン、ニルヴァーナのカート・コバーン、元ザ・スミスのモリッシーとジョニー・マー、エコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクは3rdアルバム『ロー・パワー』をフェイバリットに挙げている。
影響
日本との関係
初来日は『イディオット』のプロモーションで来日した1977年。アルバム・プロデューサーであるデヴィッド・ボウイ同伴での来日だった。この時、写真家の鋤田正義が彼ら2人を原宿のスタジオで撮影。それが後に『ヒーローズ』(ボウイ)と『パーティー』(イギー)のアルバム・ジャケットとなる。
1979年には『ニュー・ヴァリューズ』のプロモーションで再来日。写真家の佐藤ジンとのフォトセッション[119]を行なう。
1983年の初来日公演時に観客としてステージを見ていた日本人女性スチを見初め、その後結婚した[82](1998年(1999年説あり)に離婚)。
1998年のフジロックフェスティバルでは、熱狂した観客100人以上をイギーがステージに上げてしまい、客にマイクを取られるなどパニック状態になったが会場が大盛り上がりになった。
ディスコグラフィ詳細は「イギー・ポップ ディスコグラフィ(英語版
ザ・ストゥージズ
1969年 - イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ(英語版)
1970年 - ファン・ハウス(英語版)
2007年 - ザ・ウィヤードネス(英語版)
イギー・アンド・ザ・ストゥージズ
1973年 - ロー・パワー(英語版) (旧邦題:『淫力魔人』)
2013年 - レディ・トゥ・ダイ (ザ・ストゥージズのアルバム)(英語版)
イギー・ポップ・アンド・ジェームズ・ウィリアムソン
1977年 - キル・シティ
イギー・ポップ
1977年 - イディオット
1977年 - ラスト・フォー・ライフ
1979年 - ニュー・ヴァリューズ
1980年 - ソルジャー
1981年 - パーティー (イギー・ポップのアルバム) (英語版)
1982年 - ゾンビー・バードハウス(英語版)
1986年 - ブラー・ブラー・ブラー(英語版)
1988年 - インスティンクト(英語版)
1990年 - ブリック・バイ・ブリック(英語版)
1993年 - アメリカン・シーザー(英語版)
1996年 - ノーティー・リトル・ドギー(英語版)
1999年 - アヴェニューB (イギー・ポップのアルバム) (英語版)
2001年 - ブチノメセ!(英語版)
2003年 - スカル・リング(英語版)
2009年 - プレリミネール(英語版)
2012年 - アプレ (イギー・ポップのアルバム)(英語版)
2016年 - ポスト・ポップ・ディプレッション(英語版)
2019年 - フリー(イギー・ポップのアルバム)(英語版)
DVD
1991年 - キス・マイ・ブラッド[120][注 113]
2005年 - ア・パッション・フォー・リビング[121][注 114]
2005年 - ライヴ・アット・アヴェニュー・B[122][注 115]
2005年 - Live San Fran 1981[123][注 116]
2016年 - ポスト・ポップ・ディプレッション:ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール[125][注 117]
関連項目
ニューヨーク・パンク
パンク・ロック
トレインスポッティング
来日公演
プロモーションのみの来日
1977年4月(『イディオット』のプロモーション。デヴィット・ボウイ同伴)1979年7月(『ニュー・ヴァリューズ』のプロモーション。)
1983年[注 118]
6月17日 大阪厚生年金会館6月18日 名古屋市公会堂6月19日・20日 東京・中野サンプラザ6月21日 東京・日本青年館6月22日 東京・ツバキハウス