布袋寅泰のアルバム『New Beginnings』(2014)、『STRANGERS』(2015)にヴォーカルと作詞で参加。(「How The Cookie Crumbles」 「Walking Through The Night」 )[99]
2015年、アレックス・コックス監督の映画『Bill the Galactic Superhero』にテーマ曲「Bill the Galactic Superhero」を提供。
英BBCラジオ・ドキュメンタリー『Burroughs at 100』で、ウィリアム・バロウズのドキュメンタリーのナレーションを務める。
英BBCラジオ6ミュージックで、自身が選曲、パーソナリティを務める2時間のラジオ番組『イギー・コンフィデンシャル(Iggy Confidential)』が毎週金曜日、英時間19:00よりスタート。パンクからブルースやジャズ、新旧様々なアーティストをフィーチャーしている。
ニュー・オーダーのアルバム『Music Complete』の「Stray Dog」に参加。
2016年、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミと組んだ『ポスト・ポップ・ディプレッション』が歴代自身のアルバム史上最大セールスを記録し[注 112]、英ラフ・トレードの2016年の年間アルバムTOP100の第一位[102]に輝いた他、グラミー賞の2017年最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞にノミネート[103]される等、各方面で大絶賛を得る。10月、ライブ作品『Post Pop Depression Live at The Royal Albert Hall』をリリース。[104]
また、5月にジム・ジャームッシュ監督、ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー(Gimme Danger)』が、第69回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、会見にも出席した。[105]
2017年、フランスにて これまでの業績を評され、芸術文化勲章の最高位『コマンドゥール』を受章。[106]映画『グッド・タイム』では、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの「The Pure and the Damned」のヴォーカルを担当[107]。米ガレージ・ロックバンド、デス・ヴァレイ・ガールズ(Death Valley Girls[108])のミュージックビデオ「Disaster (Is What We're After)」出演。[109]
2018年7月、アンダーワールドとのコラボレーションEP『Teatime Dub Encounters』をリリース。(両者はダニー・ボイルの1996年の映画『トレインスポッティング』に曲を提供したことで知られている。)
ウィリアム・シャートナーのクリスマス・アルバム『Shatner Claus - The Christmas Album』にも参加する。音楽以外の活動としては映画『バンクシーを盗んだ男』のナレーションを担当。[110]
2019年、フェミーナ『Resist』、パン・アムステルダムの『Mobile』に参加[111]。一方で米ケーブルテレビのEpixで放映された音楽ドキュメンタリー『PUNK』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める。[112]また、ナレーションを務めた前衛映画『イン・プレイズ・オブ・ナッシング(原題:In Praise of Nothing)』がストリーミング配信される。[113]6月にはジム・ジャームッシュの映画『デッド・ドント・ダイ』に俳優として出演。アラ・ニの『アッカ(ACCA)』にポエトリー・リーディングで参加。[114]
9月6日に約3年半ぶり、通算18枚目のソロアルバム『フリー』をリリース。キャリア集大成の書籍『'Til Wrong Feels Right: Lyrics and More』を刊行。[115]
2020年1月、第62回グラミー賞 特別功労賞生涯業績賞を受賞。[116]
米ガレージ・パンク・バンドのケイジ・ジ・エレファント(Cage The Elephant)の「Broken Boy」に参加。[117]
2月、NYのカーネギー・ホールで開催された<Tibet House Benefit Concert 2020>に、フィリップ・グラス、パティ・スミス、ローリー・アンダーソンらと出演。[118] パンクのゴッドファーザーという異名を持ち、ライブにおける過激なパフォーマンス、そしてストゥージス自体は、セックス・ピストルズ、ダムド、スレイヤー、デフ・レパード、ガンズ・アンド・ローゼズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、サウンドガーデン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ホワイト・ストライプス、マッドハニーなどに深い影響を与え、彼らにこぞってカバーされている。特にホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトは2ndアルバム『ファン・ハウス』を、セックス・ピストルズのジョニー・ロットン、ニルヴァーナのカート・コバーン、元ザ・スミスのモリッシーとジョニー・マー、エコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクは3rdアルバム『ロー・パワー』をフェイバリットに挙げている。
影響
日本との関係
初来日は『イディオット』のプロモーションで来日した1977年。アルバム・プロデューサーであるデヴィッド・ボウイ同伴での来日だった。この時、写真家の鋤田正義が彼ら2人を原宿のスタジオで撮影。それが後に『ヒーローズ』(ボウイ)と『パーティー』(イギー)のアルバム・ジャケットとなる。
1979年には『ニュー・ヴァリューズ』のプロモーションで再来日。写真家の佐藤ジンとのフォトセッション[119]を行なう。
1983年の初来日公演時に観客としてステージを見ていた日本人女性スチを見初め、その後結婚した[82](1998年(1999年説あり)に離婚)。
1998年のフジロックフェスティバルでは、熱狂した観客100人以上をイギーがステージに上げてしまい、客にマイクを取られるなどパニック状態になったが会場が大盛り上がりになった。
ディスコグラフィ詳細は「イギー・ポップ ディスコグラフィ(英語版
ザ・ストゥージズ
1969年 - イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ(英語版)
1970年 - ファン・ハウス(英語版)
2007年 - ザ・ウィヤードネス(英語版)
イギー・アンド・ザ・ストゥージズ
1973年 - ロー・パワー(英語版) (旧邦題:『淫力魔人』)
2013年 - レディ・トゥ・ダイ (ザ・ストゥージズのアルバム)(英語版)
イギー・ポップ・アンド・ジェームズ・ウィリアムソン