2015年11月に最初の編成の製造を開始、最初の7編成は山口県下松市の笠戸事業所で、残りの63編成はイングランド北部ダラム州のニュートン・エイクリフ工場で生産される[1]。
車両設計は日立が展開するセミオーダーメイドタイプの標準近郊車両「AT-200」をベースとしており[2]、A-trainの規格を用いたアルミニウム合金製車体を採用する。編成は前面貫通型の3両編成または4両編成で、併結により最大12両編成での運用を可能としている[2]。
車両の基本構造は800形とほぼ同じであり、走行装置と客室設備の共通化によりコストダウンが図られている。 385形の導入に先立って電化されたエディンバラ - フォルカーク - グラスゴー間のほか、スコットランド内の各電化路線にも投入される[1]。 当初は2017年12月の営業運転開始を予定していたが[2]、乗務員から前面ガラスの曲面加工が信号確認に支障をきたすとの指摘を受けて改修を行った結果、2018年7月24日から運用を開始した[3]。この問題の背景には、モックアップを用いた実車検証工程が省略されていたことがあった。これまで納入された395形、800形は電車のモップアップ(模型)が作られて確認作業が行われていたが、納期が短かった385形は確認をバーチャルリアリティ技術を用いてコンピューターの画面上で行い、コンピューターで再現されない部分が見落とされてしまう結果となった。
運用
関連項目
その他イギリス向けA-train
395形電車(AT300)
800形バイモード車(AT300)
801形電車(AT300)
802形バイモード車(AT300)
803形電車(AT300)
810形バイモード車(AT300)
395形
800形
802形
脚注
注釈^ 3両編成46本、4両編成24本の計70編成。
出典^ a b c 日立製新型電車、スコットランドで営業運転
^ a b c d ⇒グローバル市場向け セミオーダー標準型近郊車両Class 385の開発 (PDF) 日立評論2016年10・11月合併号
^ “スコットレール、日立レールヨーロッパ製新車両の試乗会開催 席数増加や所要時間短縮も”. Traicy. (2018年7月23日). https://www.traicy.com/20180723-scotrail2
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