イエスの母マリア
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

(当時の文献の中に「親族」を指している例もある)イエスの母語であるアラマイ語には、日本語の従兄弟、甥、姪にあたる言葉が無く「兄弟・姉妹」と言っていたようである[1]。プロテスタントの中には、新約聖書中の「兄弟」という記述を、文字通り「兄弟」だと解釈し、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの4人もマリアの子だったのだろう、としている宗派もある。

イエスの磔刑の後、晩年はイエスの十二人の弟子・使徒の一人である使徒ヨハネとともに小アジアのエフェソスで余生を送ったとも伝えられる。一方で、墓所は現在は聖母マリア墳墓教会となっているエルサレムにあるという説もある。
福音書が描写するマリア

福音書に拠れば、処女懐胎により、イエスを身ごもったとされている。『マタイによる福音書』(1:18-25)では、マリアは聖霊による受胎をすでに知っていたが、ヨセフはナザレではない地で(2:22-23、恐らくベツレヘムで)夢にあらわれた天使のお告げによってマリアと結婚した。『ルカによる福音書』(1:26-38)では、ナザレで、天使ガブリエルがマリアの前に現れ、受胎告知した。

マタイによる福音書やルカによる福音書より、先に著述された『マルコによる福音書』では、イエスが30歳頃に洗礼者ヨハネからヨルダン川で洗礼を受けるところから書き始めている。もしも、イエスが聖霊によって受胎したという話が既にあったのならば、それを書かなかったということが『マルコによる福音書』の著者の信仰を示している。近年紀元後70年代に著述されたという説が強い[誰によって?]が、その場合は、マタイやルカと10年?20年しか隔たっていないことになる。
諸宗教におけるマリア
キリスト教におけるマリア
各宗派共通
聖母マリア」を参照「マリア崇拝」を参照
ローマ・カトリック
マリア崇敬」を参照
東方正教
生神女」を参照
プロテスタント
プロテスタントにおけるマリヤ観」を参照
イスラム教におけるマリア「マルヤム (クルアーン)」も参照

クルアーンの第19章「マルヤム」ではイエスの生誕物語が語られる(なお、クルアーン中の表記では「マリア」→「マルヤム」/「イエス」→「イーサー」となる)。新約聖書におけるより中東の風土を強く感じさせる描写となっている。なお3章にも平行する記述がある。
脚注^ 和田幹男『聖書Q&A』女子パウロ会、1990年9月8日。172-173頁。ISBN 4-7896-0340-7

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、イエスの母マリアに関連するカテゴリがあります。

ナザレのイエス

ティベリウス・ユリウス・アブデス・パンテラ

イエスの兄弟ヤコブ (イエスの兄弟)

マリア (映画)










聖母マリア
親族

イエスの母マリア

イエス・キリスト

ヨセフ

アンナ

ヨアキム

マリア神学

宗派

正教会

カトリック教会(英語版)

聖公会(英語版)

ルーテル教会(英語版)

プロテスタント

エキュメニズム(英語版)

イスラム教(英語版)

マルヤム


その他

マリア崇敬

マリア崇拝

マリア神学

マリア神学史(英語版)

ローマ教皇庁立国際マリアン・アカデミー


生涯

聖書

受胎告知

エリザベト訪問

マニフィカト

降誕

聖燭祭(主の奉献)

エジプトへの逃避(英語版)

神殿で見いだされた主キリスト(英語版)

カナの婚礼

磔刑

十字架降架

聖伝

無原罪の御宿り

生神女誕生

生神女進堂

処女懐胎

聖母の被昇天

眠りの聖母

永遠の処女(英語版)


祈り

アヴェ・マリア

信心業

ロザリオ

聖母マリアの連祷(英語版)

マリアの祭日(英語版)

マリア賛歌(英語版)

聖母月(英語版)

巡礼地(英語版)

マリアのパトロネージ(英語版)

称号(英語版)

神の母

パナギア

汚れなきみ心

海の星の聖母

悲しみの聖母

よきすすめの聖母

教会の御母

平和の元后

天の女王

仲介者

共贖者

キリストの母(英語版)

アカシスト(英語版)

ホディギトリア(英語版)

太陽をまとう女性(英語版)

Life-giving Spring(英語版)

Nova Eva(英語版)

Seat of Wisdom(英語版)

扶助者聖母(扶助者聖マリア大聖堂

出現

カルメル山の聖母

グアダルーペの聖母


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:43 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef