1960年代からマクミラン国際地域研究センターが附属し、日本とも学術的な交流を深めている[24]。卒業生から5000万ドルの寄付を受けて、センターには2010年から新コースを設置しており、国際問題の実務専門家を講師に招いている。イェール・ロー・スクール(YLS)
閉鎖的な空気を象徴する存在として、アルフォンソ・タフトらにより結成された秘密結社「スカル・アンド・ボーンズ」が頻繁に引き合いに出される。イェールには格式の高いものからそうでないものまで多くの秘密結社が存在する。キャンパスに点在する窓のない建物の多くはそうした秘密結社のものである。
大学ランキング
THE世界大学ランキング:第10位(2024)[25]
THE米国内大学ランキング ─ 第4位(2024)[25]
USニュース国内大学ランキング ─ 第5位(2024)[26]
USニュース学部ランキング:経済学部 ─ 第1位(2024)[26]
QS世界大学ランキング ─ 第16位(2024)[27]
ロー・スクール(法科大学院)は『USニューズ&ワールド・レポート』では1990年のランキング開始以来、2023年まで毎年1位にランクされていた[28]。
イェール大学基金Yale Peabody Museum
2020年6月時点のイェール大学基金の総額は、312億ドル(約3.4兆円)である[29]。この大学基金の発展にはデイビッド・スウェンセンの活躍が大きい。デイビッド・スウェンセンはイェール大学の卒業生であり、ノーベル経済学者のジェームズ・トービン教授の教え子であった。彼はイェール大学で経済学博士号を取得した後、ウォール街の金融機関に就職した。その後、大学時代の恩師のトービンから大学基金の資産運用の仕事を依頼され、1985年、デイビッド・スウェンセンは母校のイエール大学の資産運用の担当者に就任した。
その後、スウェンセンは基金の運用成績で毎年、好成績を残し、その運用実績は年平均で12.4%であった。その結果、イェール大学基金は当初の13億ドルから、2020年6月時点で312億ドルへと、約24倍に増加した。
2020年6月のイェール大学基金の投資運用先は、米国株…2.25%、海外株…11.75%、債券・現金…7.5%、ヘッジファンド…23.5%、レバレッジドバイアウト…17.5%、不動産…9.5%、ベンチャーキャピタル…23.5%、天然資源…4.5%である[29]。
エピソード
アイビー・リーグのアメリカン・フットボール最終戦は、伝統的にハーバード対イェールであり、The Gameと呼ばれている。
イェール大学のマスコットは、「ハンサム・ダン」という名のブルドッグである。アメリカン・フットボールなどの大学のスポーツ・チームは、イェール・ブルドッグスをチーム名としている。
関連人物
出身者
政治家・政府関係者
ビル・クリントン - 第42代アメリカ合衆国大統領
ヒラリー・クリントン - 上院議員(ニューヨーク州選出)、クリントン元大統領夫人。第67代国務長官
ジョージ・H・W・ブッシュ - 国連大使、CIA長官、第41代アメリカ合衆国大統領等を歴任
ジョージ・ウォーカー・ブッシュ - 第43代アメリカ合衆国大統領、史上初のMBA大統領。
リチャード・チェイニー[注釈 1] - 第46代アメリカ合衆国副大統領、前国防長官
プレスコット・ブッシュ - コネチカット州選出の上院議員、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領の祖父
ジェラルド・R・フォード - 第38代アメリカ合衆国大統領、第40代副大統領
ウィリアム・タフト - 第27代アメリカ合衆国大統領、第10代連邦最高裁判所長官
ジョン・カルフーン - 第7代アメリカ合衆国副大統領
ジョン・ネグロポンテ - 前駐イラク大使、元国連大使、国家情報長官(初代)、国務副長官
ポーター・J・ゴス - 現CIA長官。現国家情報長官ジョン・ネグロポンテとは同期生
ポール・ブレマー - 国務長官特別補佐官、駐オランダ大使、連合暫定施政当局(CPA)代表等を歴任
サマンサ・パワー - 前国連大使、ハーバード大教授
ジョン・アシュクロフト - 第79代アメリカ合衆国司法長官