アート・センター・カレッジ・オブ・デザインArt Center College of Design
モットーLearn to create. Influence change.
(創ることを学び、変化を起こせ。)
種別私立、非営利
設立年1930年 (1930)
創立者エドワード・「ティンク」・アダムズ[1]
学長
アート・センター・カレッジ・オブ・デザイン(英語: Art Center College of Design, Art Center)は、非営利の私立美術大学である。アメリカのカリフォルニア州パサデナを所在地とする。 アートセンターは1930年にロサンゼルスのダウンタウンに創立された。当初の名前は、アートセンター・スクール(Art Center School)だった。1935年、フレッド・アーチャーが写真学科を立ち上げた。アンセル・アダムスは1930年代後半に客員講師として教えていた。第二次世界大戦中および終戦後、アートセンターは技法的イラストレーション講座をカリフォルニア工科大学と連携して開いていた。 1947年、終戦の影響で学生数が大幅に増えたので、アートセンターはより広い場所に移転することになった。新校舎は旧・カムノック女子学校(Cumnock School for Girls)の跡地で、ハンコック公園の近所にあった。ダウンタウンにある移転前の校舎も保持していた。1949年、アートセンターは学士号と修士号を授与し始めた。そして1955年、アメリカ西部大学学校協会(Western Association of Schools and Colleges)に完全な大学として認証を受けた。1965年、学校名を現在のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインに改称した。 その後も学科の拡張は続き、1973年には映像学科ができた。1976年にパサデナのヒルサイド・キャンパスに移転した。1986年から1996年にかけて、アートセンター・ヨーロッパをスイスのラ・トゥール・ド・ペイルスで運営していた。2003年、アートセンターは国際連合の広報局から非政府組織(NGO)として認定された。2004年、パサデナにサウス・キャンパスを設けた。 アートセンターは学部と大学院の両レベルで、アート・デザイン分野の幅広い学科を提供している。また、子どもや高校生向けの一般公開授業や、大人のための生涯学習講座もロサンゼルスの都市部で開いている。インタラクションデザインの学位を発行する数少ない大学の一つである。アートセンターはパサデナに2つのキャンパスを持っており、どちらも注目に値する建築設計がなされている。 アートセンターは当初、職業訓練学校として知名度を得ていた。退役した陸軍兵士が社会復帰するための商業美術の教育を行っていたのである[2]。学位の授与が始まったのは1949年のことだった。アートセンターは長年、社会的・人道的な問題に対して、デザインを通じて積極的に関わってきた。2003年にこの功績が認められ、アートセンターはデザイン系の大学としては初めて、NGO(非政府組織)の地位を国連から付与された。 大学のロゴはオレンジの円で、アートセンター・「ドット」とも呼ばれる。これが大学のアイデンティティを形作っており、創立者のティンク・アダムス アートセンターはアメリカ西部大学学校協会とアメリカ美術大学協会により大学として認証を受けている。 美術大学は普通、一般大学を対象としたランキング(『USニューズ&ワールド・レポート』誌など)に名を連ねることはない。しかし、アートセンターは数多くの新聞・雑誌にて高く評価されている。学部・大学院の両方で設けられているインダストリアルデザイン学科は、『デザイン・インテリジェンス 2014年、『マネー』誌は最も付加価値の高い大学ベスト25 アートセンターはパサデナに2つのキャンパスを持っている。ヒルサイド・キャンパスとサウス・キャンパスである。 ヒルサイド・キャンパスはクレイグ・エルウッドのデザインしたモダニズム建築であり、1974年11月に着工した。パサデナの丘の上に「橋型の建造物」が造られ、小川から車道まで175エーカー(71ヘクタール)にわたって架かっている。1976年に完成してから、建物は南方まで拡張された。拡張部分については、エルウッドの元同僚ジェームズ・タイラーがデザインし、1989年から1991年にかけて工事が行われた。ヒルサイド・キャンパスには次の施設がある。教室、スタジオ、複数のコンピュータ・ラボ、ジェームズ・レモント・フォッグ記念図書館、モデルショップ(伝統的な制作道具だけでなく、ラピッドプロトタイピング技術も使用可能。例えば、多軸CNC工作機械、レーザーカッター、何種類かの3Dプリンター)、絵画制作施設、素材研究室(CMTEL)、(自動)インテリア・シミュレーション・ラボ、シンクレア・パビリオン、写真・映像ステージ(印刷・編集施設付き)、学生がキュレーターを務めるギャラリー、外部の展示ギャラリー(両ギャラリーは一般公開されている)。ヒルサイド・キャンパスは、パサデナ市から文化財として指定されている[7]。 サウス・キャンパスは2004年に開かれた。キャンパスの土地は、もともと第二次世界大戦中に作られた実験飛行場であったが、サンタモニカに拠点を置くダリー・ジェニック
沿革
研究・教育
ランキング
施設
ヒルサイド・キャンパスアートセンターのヒルサイド・キャンパスの夜中の様子。
サウス・キャンパス