具体的なアーカイブやアーカイブズの定義が行われている一方で、明文化はできないとも言われている[4]。 アーカイブの複数形としてアーカイブズがあり、文書や史料、また美術作品の保存を目的とした施設や仕組みを指す。なお、過去に放送された番組や関係資料の所蔵・閲覧を目的とした映像拠点として2003年(平成15年)に埼玉県川口市にオープンしたNHKアーカイブスの「アーカイブス」は、「アーカイブズ」では末尾に濁音が続き発音しにくいために、NHKによって考案された造語である。 複数のファイルを一体化すること。「アーカイブ (コンピュータ)」を参照 図書館学における公記録保管所という意味からの派生。 歴史学では多様な史料の活用が図られるようになり、特に1980年代以降の新たな史料学のもとで古文書から電子記録まで「過去の人びとの記録総体」を「アーカイブズ」と呼ぶようになった[5]。
施設としてのアーカイブ
コンピュータでのファイル操作におけるアーカイブ
記録としてのアーカイブ
デジタルデータのアーカイブ
デジタルアーカイブ - デジタル化して保存すること。
ウェブアーカイブ - ウェブを収集したものの総称。
インターネットアーカイブ - インターネットで公開されている情報をクローラを用いて収集・保存するサービス、あるいはその団体。
Arctic World Archive デジタルデータの貯蔵庫。スヴァールバル世界種子貯蔵庫からそれほど遠くない場所に位置する。
脚注^ a b c 嘉村哲郎 (2015年6月). “芸術資料とアーカイブ/ドキュメンテーション
^ マリア・バルバラ・ベティーニ 著、湯上良 訳『“アーカイブという概念" アーカイブとは何か: 石版からデジタル文書まで、イタリアの文書管理』法政大学出版局、2012年、16頁。
^ マリア・バルバラ・ベティーニ 著、湯上良 訳『“アーカイブという概念" アーカイブとは何か: 石版からデジタル文書まで、イタリアの文書管理』法政大学出版局、2012年、18頁。
^ 記録管理学会・日本アーカイブズ学会『“アーカイブを学ぶ" 入門・アーカイブズの世界-記憶と記録を未来に-』日外アソシエーツ、2006年、43頁。
^ 大橋 幸泰. “ ⇒12.史料論の現在(1)―古文書学からアーカイブズ学”. 早稲田大学. 2020年2月26日閲覧。
関連項目
書庫
電子図書館
アーカイブ学
アーキビスト
ウェブアーカイブ
インターネットアーカイブ
タイムカプセル
公文書等の管理に関する法律
バックアップ (backup)
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