アンティグア・バーブーダ(英語: Antigua and Barbuda)は、カリブ海東部の小アンティル諸島にある島国。アンティグア島、バーブーダ島、レドンダ島を領土とする。首都はセントジョンズ。?人口は約9万人。
イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。 正式名称は英語で Antigua and Barbuda [an?ti??? ?nd b?r?bju?d?] ( 音声ファイル
国名
日本語の表記はアンティグア・バーブーダ。「アンチグア・バーブーダ」という表記も使われる。
国名は、2つの主な島、アンティグア島とバーブーダ島の名前を合わせたものである。
歴史「アンティグア・バーブーダの歴史(英語版)」も参照
1493年にクリストファー・コロンブスに発見され、セビリアの教会にちなんで名づけた。アンティグア島はスペイン、次いでフランスの植民地となった後、1667年にイギリスの植民地となる。バーブーダ島は1628年以来、イギリスのコドリントン家の私有財産だったが、1860年にアンティグア島と共にイギリスが併合。
1941年にアメリカ合衆国が軍事基地を建設。1958年には西インド連邦に加盟した。1962年の連邦解体後、1967年に至り自治権を得る。1972年には近隣諸国に対抗できず、砂糖の産業を中止。イギリス領の残留を望んでいたバーブーダ島の分離派が独立に反発していたが、1981年に英連邦王国の一国として独立した。 1983年にアメリカのグレナダ侵攻に参加した。1994年、自治領時代から長く首相だったヴェア・バードが公職より永久追放される。子息のレスター・バード外相を後継首相に選出するも2004年の下院選で野党統一進歩党が過半数を占め、独立以来初めて、自治領統治時代からは28年ぶりの政権交代を行う。
2017年9月6日に観測史上最大級の勢力を持つハリケーン・イルマがカリブ海を直撃し、アンティグア・バーブーダも9割以上が瓦礫と化す被害を受けた[3]。
政治詳細は「アンティグア・バーブーダの政治」を参照
アンティグア・バーブーダはイギリス連邦に属し、国家元首たるアンティグア・バーブーダ国王はイギリス国王である。国王の代理として総督が置かれている。行政権を執行しているのは首相であり、政府の代表でもある。通常、首相は下院の多数党の党首が選出される。下院は17名で構成されており、5年ごとに改選される。上院も17名で構成され、議員は総督によって指名される。
なお、ガストン・ブラウン現首相は2022年9月11日に、2023年の選挙で再選された場合に共和制へ移行するかを問う国民投票を実施する方針である、と述べている[4]。
歴代国王(女王)
エリザベス2世 (1973年7月10日 - 2022年9月8日)
チャールズ3世(2022年9月8日 - )
外交詳細は「アンティグア・バーブーダの国際関係(英語版)」を参照
アンティグア・バーブーダは、米州ボリバル同盟に加盟している。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
この節の加筆が望まれています。
「日本とアンティグア・バーブーダの関係」も参照
国家安全保障詳細は「アンティグア・バーブーダの軍事」を参照
小規模な国防軍を保有しており、陸軍135人、沿岸警備隊65人、航空団(2022年新設)人員不明から成る。この他に予備役が70人いる。地域安全保障システムの加盟国でもある。
このほかに、アンティグア島内にアメリカ戦略軍のレーダー施設が存在している。
地方行政区分詳細は「アンティグア・バーブーダの行政区画」を参照アンティグア島の地方行政区分
アンティグア・バーブーダの行政区分は、6つの行政教区(parish)と2つの属領区(dependency)からなる。
アンティグア島は6つの教区に分かれている。
セント・ジョージ教区
セント・ジョン教区
セント・メアリー教区
セント・ポール教区
セント・ピーター教区
セント・フィリップ教区
バーブーダ島とレドンダ島はそれぞれ属領区である。
地理詳細は「アンティグア・バーブーダの地理(英語版)」を参照アンティグア・バーブーダの地図
島国であり平たんな国ゆえに雨が降らず、いつも水不足に悩まされている。海を隔てて南にフランス領グアドループ、南西にイギリス領モントセラト、西にセントクリストファー・ネイビス、北西にフランス領サン・バルテルミーが存在する。