アンチエイリアス
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エッジ検出ベースのポストプロセス(後処理)によるアンチエイリアス技術の総称[8]。形態的アンチエイリアスとも。


Enhanced Sub-pixel Morphological Anti-Aliasing, SMAA

Crytekが開発した、サブピクセルでのエッジ検出を利用したアンチエイリアス技術[9][10]。プログラマブルシェーダーを活用したポストエフェクト技法として実装されている。


Conservative Morphological Anti-Aliasing, CMAA

インテルが考案した、エッジ検出ベースのポストエフェクト系アンチエイリアス技術[11]。Intelグラフィックスハードウェアではドライバー側でCMAAを自動的に強制適用するオプションも存在する[12]。改良版のCMAA 2.0が2018年に発表された[13]
信号処理におけるアンチエイリアス

デジタル信号では、あるサンプリング周波数サンプリングされるために、サンプリング周波数の半分を超える周波数成分は折り返し雑音となる(サンプリング定理を参照)。この折り返し雑音 (alias) を遮断する技術がアンチエイリアスである。

アンチエイリアス処理の実現方法の簡単な例は、帯域制限フィルタを使ってサンプリング周波数の半分を超える周波数成分をあらかじめ除去してからサンプリングをすることである。このフィルタは低域通過フィルタ(ローパスフィルタ、low-pass filter)であり、アンチエイリアス処理を行なう低域通過フィルタをアンチエイリアスフィルタと呼ぶ。

なお、デジタル画像は二次元信号と捉えると、原画像にサンプリング処理された画像がディスプレイなどに表示されているとみなせる。このサンプリング時にエイリアス(ジャギー)が発生するのでそれを軽減することがアンチエイリアスである。ゆえに、デジタル画像におけるアンチエイリアスと信号処理におけるアンチエイリアスは同等のものである。
脚注[脚注の使い方]^ 4Gamer.net ― NVIDIA,独自のアンチエイリアシング技法「FXAA」「TXAA」をアピール。いまあらためて振り返るアンチエイリアシングの歴史
^ 4Gamer.net ― 次世代ゲーム機のグラフィックスはどうなる? CEDEC 2012 ゲーム開発マニアックス?グラフィックス編
^Antialiased Deferred Rendering
^ 16xFragment_antialiasing.qxd - faa_16x.pdf
^ [連載][西川善司の3Dゲームエクスタシー]「ATI Radeon HD 2000」シリーズのGPUアーキテクチャ徹底解説
^ NVIDIA、Radeon HD 2000の仕様に異論
^FXAA 3.11 Sample
^ UDK 。PostProcessAAJP
^SMAA: Enhanced Subpixel Morphological Antialiasing
^ 【GDC2012】西川善司の3Dゲームファンのための「CRY ENGINE」講座・Ver.2012 - GAME Watch
^ Conservative Morphological Anti-Aliasing (CMAA) - March 2014 Update 。Intel® Developer Zone
^Release Notes; DRIVER VERSION: 15.36.3.3907 & 15.36.3.64.3907; DATE: September 5th, 2014
^ Conservative Morphological Anti-Aliasing 2.0 。Intel

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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