※2017年9月21日発売の『30周年記念ブルーレイTV吹替初収録特別版』にはソフト版に加え、フジテレビ版とテレビ東京版の日本語吹替を収録[5]。なおパッケージデザインは『思い出の復刻版』のものを踏襲しているが当シリーズには含まれていない。 回数テレビ局番組名放送日吹替版
スタッフ
監督:ブライアン・デ・パルマ
製作:アート・リンソン
脚本:デヴィッド・マメット
音楽:エンニオ・モリコーネ
撮影:スティーヴン・H・ブラム
編集:ジェリー・グリーンバーグ
衣装:ジョルジョ・アルマーニ
配給:パラマウント映画
地上波放送履歴
初回フジテレビゴールデン洋画劇場1990年10月13日フジテレビ版
2回目1992年9月26日
3回目日本テレビ金曜ロードショー1994年1月14日
4回目フジテレビゴールデン洋画劇場1996年12月14日
5回目テレビ朝日日曜洋画劇場1998年11月29日テレビ朝日版
6回目フジテレビゴールデン洋画劇場2001年6月23日フジテレビ版
7回目テレビ東京木曜洋画劇場2003年4月3日テレビ東京版
8回目2007年3月15日
9回目午後のロードショー2018年3月6日[6]
10回目2021年4月28日[7]
実話との相違点
エリオット・ネスは実在の人物であるが、その実像は映画やテレビで描かれてきたものとは大きくかけ離れている。これは晩年に多額の借金で苦しんでいたネスが、自叙伝をドラマチックに仕上げたためである。事実は当時、連邦政府から“国家の敵No.1”とされたカポネ摘発のための任を受けた司法省の検事、ジョージ・ジョンソンが、所得税法違反と禁酒法違反の2つのルートでカポネを挙げようと考え、目立ちたがり屋のネスを禁酒法チームの捜査主任に抜擢したのであるが、実際は脱税での摘発が本命で、ネスを囮に使ったのが真相であると云われる。
アンタッチャブルのメンバーは、映画ではネスが3人を選んでいるが、実際は財務省が任命した11人の役人であった。
映画には妻子ある人物に描かれているが、現実には彼が家族を持ったのはカポネの逮捕の後である。
カポネ傘下の酒醸造所を摘発しているが、銃撃戦を交えたり、メンバーが殺されたこともない。
自伝にも銃撃戦の描写があるが、メンバーは「一度も銃を撃つことはなかった」と証言している。実際のネスのチームは誰も喪うことなく職務を全うしている(ただし、正式メンバーでないネスの運転手が殺されている)。
誰も買収には応じなかったとされているが、実際はメンバーの数人は買収されていた。
映画では、脱税での立件もネスが主導しているが、実際は脱税チームが起訴したもので、ネスの禁酒法違反容疑での立件は見送られている。
ネスが生のカポネを目にしたのは、法廷での審理が初めてである。
フランク・ニッティは映画中では死ぬことになっているが、実際は逮捕・収監されたカポネの跡を継いでボスになり、1943年に逮捕される恐怖から自殺している[8]。
トリビア本作で使用された大階段(Grand staircases)
フランク・ニッティは当初はアンディ・ガルシアが演じる事になっていたが、ガルシアの演技力の高さからアンタッチャブル側のジョージ・ストーン役へと変更となり、ビリー・ドラゴがニッティ役へとなった。
シカゴ・ユニオン駅でのカポネ一派との銃撃戦において、『戦艦ポチョムキン』の有名なオデッサの階段のシーンが引用されており、公開当時から話題になった。なお、デ・パルマによるともともと引用する気はなく、列車を舞台にした大がかりなアクションシーンを撮ろうとしたが、予算がなくなったので仕方なく「階段落ち」を思いついたとのこと。