「アルファルファ」はこの項目へ転送されています。植物以外の用法については「アルファルファ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「紫馬肥」はこの項目へ転送されています。聖飢魔IIの前身バンドについては「聖飢魔II#結成?地球デビュー」をご覧ください。
ムラサキウマゴヤシ
Medicago sativa
分類(APG III)
ムラサキウマゴヤシ(紫苜蓿、Medicago sativa)は、マメ科ウマゴヤシ属の多年草。中央アジア原産。アルファルファ(英: Alfalfa)、ルーサン(英: lucerne)とも呼ばれる。 頑丈な根株から多数の茎を叢生し、伸びると1m程になる。夏に濃紫色から白色の蝶形花を付ける。 根が地中5?10mにも達するため、干害に強い。 主に牛に与える牧草として使われる。ウサギの餌としてアルファルファの呼称でペットショップで販売されていることが多い。スプラウトの状態でサラダなどに使う。モヤシとしての名前は「糸もやし」。 日本では、牧草として明治時代に導入された。アルファルファは高栄養のマメ科飼料であり[2]、乾草やキューブとして、海外から毎年約30万トンが輸入されている[2]。栽培面積は、1980年頃には約6000ヘクタール、2000年頃までは8000?12000ヘクタール程度だったが[2]、除草剤に対する強さや越冬性の高い品種の誕生により、2017年時点で栽培面積が50000ヘクタールに達したと推定される[2]。 生食用としては、播種後3?7日目のものが、アルファルファ・スプラウトとして利用される[3]。加工食品としては、茎や葉を粉砕して固めたものがサプリメントなどに用いられる[3]。健康食品として「食欲を増進する」「利尿作用がある」「強壮作用がある」などと謳われるが、人に対する効果については信頼できる十分な情報はない[4]。ただし、通常の食事で摂取する場合の安全性は示唆されている[4]。
特徴
葉
花
果実
種子(バーは1mm)
利用
ギャラリー
スプラウトとしてのアルファルファ(糸もやし)
収穫された牧草
脚注[脚注の使い方]^ a b c 米倉浩司
^ a b c d “アルファルファ新品種「ウシモスキー」の特性と普及に向けた取り組み”. 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構. 2017年12月閲覧。