アルバニア語(アルバニアご、Shqip、[?cip]
)は、インド・ヨーロッパ語族アルバニア語派に属する言語の総称であり、また一般的にはアルバニア語派に属する言語のうち数か国の公用語として用いられる標準アルバニア語を指す。ルーマニア語やブルガリア語と、言語間で共通の特徴をもつバルカン言語連合をなす。本記事ではアルバニア語派及び標準アルバニア語について記述する。アルバニア語派に属するその他の言語は、それぞれの記事を参照のこと。詳細は「トスク・アルバニア語」、「アアルヴァニティック語」、「アルバレシュ語」、および「ゲグ・アルバニア語」を参照 アルバニア語派
アルバニア語派
話される地域 アルバニア
コソボ
セルビア
モンテネグロ
北マケドニア
ギリシャ
トルコ
イタリア 他
言語系統インド・ヨーロッパ語族
アルバニア語派
下位言語
標準アルバニア語 (sqi)
アルバレシュ語
アアルヴァニティック語 (aat)
ゲグ・アルバニア語 (aln)
トスク・アルバニア語 (als)
ISO 639-5sqj
アルバニア語派はインド・ヨーロッパ語族の語派のひとつである。標準アルバニア語、アアルヴァニティック語、アルバレシュ語(英語版)などが含まれる。 アルバニア語派に含まれる言語は、大きくトスク・アルバニア語とゲグ・アルバニア語の2つに分けられる。シュクンビン川はトスクとゲグの境界線とされており、それより南のアルバニアとマケドニア共和国、ギリシャ、イタリアのアルバニア人コミュニティではトスク・アルバニア語が優勢である。シュクンビン川より北のアルバニア、およびモンテネグロ、コソボ、マケドニア共和国とセルビアではゲグ・アルバニア語が優勢である。 現在の標準語は、トスク・アルバニア語をベースに整えられたものであり、この系統に分類される。 標準アルバニア語
分類
標準アルバニア語
Gjuha shqipe
話される国 アルバニア
コソボ
モンテネグロ
北マケドニア
他
地域バルカン半島
話者数616万9000人 (Ethnologue, 2000)
言語系統インド・ヨーロッパ語族
アルバニア語派
トスク・アルバニア語
標準アルバニア語
表記体系ラテン文字(アルバニア語拡張)
公的地位
公用語 アルバニア