2001年11月9日、日本のスカイパーフェクTV!で一部時間帯における日本語解説[注釈 4]を含むアルジャジーラ放送が無料にて放送開始となった。別途チャンネル契約のいらないプロモチャンネル(202ch)として終日提供されていたが、試験放送のまま1年後の2002年9月30日に放送終了することが発表された。
スカパーでの提供終了後、普通の衛星チューナーとテレビで気軽に視聴できるアルジャジーラ放送は、NHK BS1の『おはよう世界』においてのみとなった。世界各局テレビニュース『ワールドニュースアワー』のひとつとして枠が設けられ、日本語による時差通訳が付けられた。同番組はNHKのチャンネル改編後『ワールドWave』としてリニューアルした。アルジャジーラも以前同様に視聴することができる[22][23]。
Al Jazeera Englishに関しては横浜にある衛星放送事業を専門とする ⇒ハマーズ社 が配信を手がけており、日本国内の東京ケーブルネットワーク等がプロジェクトパートナーとなっている。なお、東京ケーブルネットワークでの提供については、専門チャンネルラインナップの一つとなっており、法人(オフィス、ホテル、店舗、教育機関等)向けの映像配信サービスとしての扱い[24]である。 2013年、アルジャジーラはアメリカ合衆国の既存のテレビ局、カレントTVを買収してアルジャジーラ・アメリカを発足させた。イスラムの視線に立ったアメリカ国内向けの報道と評論に力を入れてきたが、プライムタイムの視聴者数は平均して2-4万人にとどまるなど視聴率は伸び悩んだ。2016年、原油価格が低迷しアルジャジーラ本体の経営見直しが進むと、同年1月13日、社内会議で突然放送局の閉鎖が打ち出され、同年4月12日に放送は終了した[25]。 同局の成功を見本として、ベネズエラ政府の主導のもと、キューバやアルゼンチンなどの政府が参加して同国の首都カラカスに2005年7月24日に設立されたTeleSURがある。
アルジャジーラ・アメリカ
アルジャジーラ成功を受けて設立された海外局
著名な記者
タイシール・アッルーニー:アフガニスタンやイラクの戦争報道で活躍した。
ハーフェズ・アルミラージ
日本人スタッフ
藤吉隆雄:アルジャジーラ・メディア訓練開発センターで4週間、講師として撮影技術などを現地スタッフに教えた[26]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ サウジアラビアで発刊されている新聞紙の場合はAl-Jazirahという英文綴りであるため区別はしやすい。
^ モスタファ・レズラジ、ムスタファ・レズラジ、レズラジ・エルムスタファ、エルモスタファ・レズラジ、エルモスタファ・レズラズィ、Rezrazi Elmostafaと表記されていることもある。
^ サラメ・ファディと記されていることもある。
^ 放送内容の概要を伝えるという意味で、日本語訳ではなくあえて日本語解説放送と称されていた。
出典^ ⇒http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/country_profiles/791921.stm
^ アルジャジーラ、500人を人員削減 原油価格下落の余波
^ ⇒http://www.alwasatnews.com/2823/news/read/432077/1.html
^ ⇒“中東のアルジャジーラ、アル・ゴア氏経営の米テレビ局を買収”. (2013年1月4日). ⇒http://www.cnn.co.jp/showbiz/35026493.html 2013年1月6日閲覧。
^ https://web.archive.org/web/20110202083634/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110130/mds1101302309021-n1.htm