プロデューサーのジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、デヴィッド・クローワンズは同年にプロジェクトを始め、2011年2月にアフレックの参加が発表された[5]。6月、アラン・アーキンが1人目のキャストとなった[6]。残りのキャストが決まった後、2011年9月にカリフォルニア州ロサンゼルスで撮影が始まった。追加撮影はイスタンブールで行われ、11月19日にワシントン、11月20日に国務省で完了した[7]。なお、制作当時イランは核兵器開発疑惑によりアメリカをはじめとする欧米諸国の経済封鎖を受けていたこともあり、撮影はイラン国内で一切行われていない。
音楽
サウンドトラック - アレクサンドル・デスプラ作曲、2012年10月9日リリース。
実話との相違点大使館の塀を乗り越える学生たちメヘラーバード国際空港
本作は、事実を基にした作品として高評価を受けたが、一部事実と異なる箇所もある。 ゴールデングローブ賞のドラマ部門作品賞と監督賞の二部門で受賞。2013年2月24日第85回アカデミー賞にて作品賞、脚色賞、編集賞を受賞。 イラン国内では「反イラン的」映画、「歴史的背景をしっかりと描ききれていない」という意見があり、イランアメリカ大使館人質事件を別の角度から描く『The General Staff』(アタオラ・サルマニアン 日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより発売。 回数テレビ局番組名(放送枠名)放送日放送時間放送分数形態視聴率
映画ではテヘランへの潜入はメンデスの単独行のように描かれているが、実際にはCIA要員がもう1名密入国していた。
映画では6人全員がカナダ大使公邸にかくまわれているが、実際には出入国管理局高官の公邸も使われ、分散して身を隠していた。
アルゴ作戦は、メンデスがテヘランに入り、カナダ大使公邸にかくまわれていた大使館員達と会うまでは本決まりではなく、劇中にも出てきた外国語教師や農業関係者などの他の偽装作戦も案に入っており、最終的にどの作戦を遂行するかは大使館員達に選ばせたという。
劇中では、映画スタッフに偽装した大使館員たちが、テヘランのバザールにロケハンに出かけて騒動に巻き込まれるシーンがあるが、実際には出かけていない。
劇中ではイランから脱出する前夜、ホワイトハウスから急遽作戦中止命令が出るも、メンデスがこれを無視し作戦を実行しているが、実際に中止命令が出たのは彼が潜入する以前の話であり、しかもその僅か30分後にはカーター大統領から許可がおりた。
クライマックスのメヘラーバード国際空港から旅客機が離陸する際、偽装に気付いた革命防衛隊員たちが機を停めようとジープやパトカーで追いかけるが、実際には気付かれることなく出国審査をパスし、無事イランを脱出している。メンデス曰く、この際に焦ったのは審査で6人のうち1人が偽パスポートの写真と実物の髭の状態が異なっていたため、出国管理官から「これはお前の写真か?」と聞かれたことと、搭乗した便から「機械系のトラブルで出発が遅れる見込み」というアナウンスがあった程度だという[8]。
評価
Blu-ray / DVD / 4K ULTRA HD
【初回限定生産】 アルゴ〈エクステンデッド・バージョン〉 ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2013年3月13日発売)
ディスク1:本編Blu-ray
本編:劇場版本編と未公開シーンを追加したエクステンデッド版本編の2種類を収録
映像特典
ピクチャー・イン・ピクチャー(本編と同時に事件関係者の証言を鑑賞可能 / 劇場版本編のみ)
人質救出作戦の舞台裏
監督:ベン・アフレック
アルゴ:CIAとハリウッドの共同作戦
イランからの脱出:関係者が語る真実
音声特典
オーディオコメンタリー(監督・製作・主演:ベン・アフレック×脚本:クリス・テリオ / 劇場版本編のみ)
ディスク2:本編DVD
本編:劇場版本編を収録
映像特典
人質救出作戦の舞台裏
封入特典
特製ブックレット(16P)
期間限定特典
デジタルコピー
アルゴ <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組、2016年12月21日発売)
ディスク1:本編4K ULTRA HD Blu-ray
本編:劇場版本編を収録
ディスク2:本編Blu-ray(既発版と共通)
特製スリーブケース付き
テレビ放送
1日本テレビ映画天国2017年11月20日1:59 - 3:58119分字幕版1.6%