デザート・トリップ（英語版）でのパフォーマンスを見たクーパーはウィリー・ネルソンの息子のルーカス・ネルソン（英語版）に接近し、映画の作業への協力を頼んだ。同意したネルソンはいくつかの曲を書いてプロデューサーに送った[24]。その後ネルソンはガガに会って共同で楽曲を書き、また彼女は彼の2017年のアルバムのうち2トラックでバッキングボーカルを務めた[25]。
公開

配給はワーナー・ブラザースが行う。当初公開は2018年9月28日と予定されていたが、後に2018年5月18日に繰り上げられ[26][27]、そして再度2018年10月5日に変更された[28]。2018年6月8日、日本語題が『アリー/ スター誕生』に決定したことが報じられた。日本公開は12月21日。アメリカではR指定となっているが、日本ではPG12指定として公開される。
騒動

2018年10月1日、本作と同じ週に全米で封切られる映画『ヴェノム』のワールドプレミアが行われた。その直後から、ネット上では同作を酷評するレビューが多数投稿された。そのレビューの文章の多くが同一の文章であり、ごく少数のアカウントがそれらを大量に流していたこともあって、ネット上における印象操作の可能性が指摘された。『ヴェノム』を酷評する文章の中には、その代わりに本作の鑑賞を薦めるものが少なからずあった。そのため、一連の工作はレディー・ガガの過激なファンによって行われたものであるとの見方が有力である[29][30]。
評価
興行成績

本作は『ヴェノム』と同じ週に封切られ、公開初週末に4200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されており[31]、その予想は的中した。2018年10月5日、本作は全米3686館で公開され、公開初週末に4290万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場2位となった[32]。
批評

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには334件のレビューがあり、批評家支持率は90%、平均点は10点満点で8.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演2人の演技は見事であり、演出も巧みである。また、ラブストーリーとしても魅力的である。『アリー/ スター誕生』は傑作から傑作を生み出したという意味で真のリメイク作品であり、物語の中には語り直しによって輝きを取り戻すものがあるということを思い起こさせてくれる。」となっている[33]。また、Metacriticには60件のレビューがあり、加重平均値は88/100となっている[34]。なお、本作のCinemaScoreはAとなっている[35]。
脚注
出典^ a b c d e f g Perry, Spencer (2017年4月17日). ⇒“First Look at Lady Gaga in A Star is Born Remake”. ⇒http://www.comingsoon.net/movies/news/838711-first-look-at-lady-gaga-and-bradley-cooper-in-a-star-is-born-remake#/slide/1 2017年4月18日閲覧。