アラスカ
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福音派教会員が78,070人、ローマ・カトリック教会員54,359人、プロテスタント・メインライン37,156人となっている[26]。単独宗派としてはカトリックの次に来るのが末日聖徒イエス・キリスト教会モルモン教)の30,169人、南部バプテスト教会22,959人となっている。ロシア正教会が初期植民地時代に先住民に伝道を行った結果として、正教徒も多く、49の教区、50,000人となっている[27][28]

1795年、コディアックに最初のロシア正教会が設立された。アラスカの先住民との結婚によってロシアからの移民は社会に融け込んでいった。その結果アラスカの中で次第に教会の数が増えていった[29]。アラスカ州は他州と比べクエーカー教徒の比率も高い[30]。2009年、州内には6,000人のユダヤ教徒がいた(ユダヤ教の戒律ミツバーを守ることが社会的な問題を生じている)[31]。イスラム教徒の数は2,000人から5,000人と推計されている[32]。2010年にイスラム教徒がアラスカでは初のモスクを竣工させた[33]ヒンドゥー教徒は他のシク教徒やジャイナ教徒と同じ施設を使い祝祭も同時開催することが多い[34]
エスキモー、インディアン、アレウト

この地に先住するエスキモーインディアンアレウトは、本土のインディアンと同じくアメリカ内務省の出先機関であるBIA(インディアン管理局)の管理下に置かれ、アメリカ連邦政府=BIAが認定した部族のみが、連邦条約のもと、村落単位で保留地(Reservation)を領有している。

アラスカ・エスキモー(ユピクイヌピアット)はイヌイットとは言語も違う別部族であり、「イヌイット」とは呼ばない。

もともと移動狩猟民であるアラスカ・エスキモーは、20世紀になって衣食住の援助や地下資源の所有権と引き換えに「保留地」を受け入れ、移動生活を破棄している。現在、アラスカのエスキモーは観光用以外犬ぞりは使っておらず、スノーモービルが主流となっている。

石油などの地下資源に関しては、開発容認派と伝統派の賛否両論で部族村落が二分しているところも多い。大雪原を分断するアメリカ本土の石油パイプライン建設計画も、自然環境と併せ彼らの生活への大きな影響が懸念されている。

1990年代、全米の産業・軍事用高濃度核廃棄物の埋め立て処分場として、アメリカ連邦政府は本土の(アメリカ連邦条約上、外国である)インディアン保留地のいくつかを候補地とし、各廃棄物受け入れの見返りとして2億5000万ドルの援助金を提示。これに対し、ニューメキシコ州のメスカレロ・アパッチ族部族会議が名乗りを上げたため、メスカレロ・アパッチ族部族員はこれに猛反発。部族会議は北米自由貿易協定をもとに、この高レベル核廃棄物をそのまま他部族の保留地へ丸投げする計画を表明した。これを受けてアラスカ州サスカチェワンの自治組織メードウ湖畔部族会議が受け入れ表明したため、周辺の部族が猛反発し、大論争となった。1994年にこの高濃度核廃棄物のアラスカへの「たらい回し」は正式に頓挫した。

現在6つの部族・団体が連邦認定を拒否され、アラスカ先住民としての権利を行使できずにおり、連邦による認定を要求中である。

2008年1月18日、約100人のアラスカ・インディアンが、アラスカ立法府が「インディアンの国(Indian country)」の認定可否について連邦裁判所と係争するために100万ドルを費やすことについて抗議デモを行った。彼らは太鼓を打ち鳴らし部族の歌を歌いながら平和と主権を叫び、フェアバンクスからコルドバまで行進した。アラスカ・インディアンの活動家チャールズ・エトック・エドワードセンは「主権は売り物や商品ではない。土着民の見出し付けなど制定できるものなのか」とコメントしている。

≪アメリカ連邦政府が公式認定しているアラスカ部族・村落≫



アフォグナク村落

アクヒオク村落

アキアチャク共同体

アキアク共同体

アクタン村落

アラカヌク村落

アラトナ村落

アレクナギク村落

アルガーシク村落

アラカケット村落

アンブラー村落

アナクツブク村落

アンドレアフスキ・ユピート族

アングーン交流協会

アニアク村落

アンヴィク村落

ヴェネティー北極村落

アトカ村落

アサ=カーサーミウト族

アトカスーク村落

アトマウトルアク村落

バロウ・イヌピアット伝統政府村落

ビーバー村落

ベルコフスキ村落

ビル・ムーアの抜け殻村落

白樺クリーク村落

ブレヴィグ・ミッション村落

バックランド村落

キャントウェル村落

チャネガ村落

チャククイトシク村落

チェホマク村落

チェバク村落

チッカルーン村落

チグニク村落

チルカット・インディアン村落

チルクート・インディアン協会

チニク・エスキモー共同体

チストチナ村落

チチナ村落

チャスバルク村落

チュルーナウィク村落

先住共同体サークル

クラーク・ポイント村落

先住民の村落の会議

クレイグ共同体協会

クルーケド・クリーク村落

カリュング部族会議

ディーリング村落

ディオメデ村落

ドット湖畔村落

ダグラス・インディアン協会

鷲の先住民村落

エエク村落

エゲギク村落

エクルトナ村落

エクク村落

エクウォク村落

エリム村落

エムモナク村落

エヴァンスヴィル村落

エヤク村落

ファルセ村落

ユーコン砦村落

ガコナ村落

ガレナ村落

ギャムベル村落

ジョージタウン村落

グッドニュース湾村落

組織化されたグレイリング村落


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