アメージング・レース
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これをクリアすると以降のクルーを全て無視して、ディツアーやロードブロック無しに、次のピットストップへ直接行くことができるクルーを与えられる、大逆転のタスクである。シーズン4までは各レッグに1つずつ与えられていたが、シーズン5からは数が削減され、レースを通して最大でも2回までしか与えられないようになった。また、ファストフォワードが与えられるのは残り4チームで競うレッグまでである。使用するかしないかはそれぞれのチームの自由であるが、各チームは全レース通じて1度しかファストフォワードを行うことが出来ない。また、1つのレッグのファストフォワードに複数のチームが挑戦した場合、ピットストップ行きのクルーが与えられるのは最初にタスクをクリアしたチームのみである。獲得に失敗したチームは通常ルートに戻らなければならないため、ファストフォワード地点までの移動時間やタスクに費やした時間が無駄となりタイムロスとなってしまう。リスクを含め慎重に考えなければならない。また、ファストフォワードを得たからといって必ず1位になれるわけではなく、ファストフォワードのタスクをしている間に他のチームとの差が開いたり、初めからあまりにも差が空きすぎたりしていた場合、通常ルートを通っているチームの方がチェックインが速い場合もありうる。過去にはファストフォワードを使用しながら最下位となって脱落したチームもある。
スピードバンプ
シーズン12から導入。ノンエリミネーションレグの次のレグで現れるタスクで、ノンエリミネーションレグで最下位のチームが通常のタスクに加えて行わなければならない。スピードバンプを行う地点には、タスクを行わなければならないチームの写真が掲げられている。
スイッチバック
シーズン15で初登場。過去のシリーズで高難易度であったり、印象に残ったタスクが再登場するタスク。初登場となったシーズン15ではストックホルムレッグのロードブロックとして登場し、シーズン6であるチームが10時間以上掛かっても完了できず脱落へと追い込まれたタスクが再登場した。スイッチバックはシーズン16以降はしばらく登場しなかったが、シーズン20から再登場している。
イールド(足止め権)

シーズン5からシーズン11まで採用。他チームを一定時間足止めさせることが出来るもので、各チームレース中1度のみ使用できる。イールドを使用したいチームは、レッグ途中に設けてあるイールド地点に用意されている写真の中から選んだイールドしたいチームの写真と、あらかじめ与えられている自分たちの写真シールの2つを貼りつける(自分達の写真シールをなくすと、イールドをすることは出来ない)。イールドされたチームは、イールド地点に到達したとき、砂時計をひっくり返して砂が完全に落ちるまで待たなくてはならない。ただし、効果があるのは、イールドを使用したチームより後から来るチームのみ。従って、自分達より先にイールド地点を通過したチームの写真を貼っても効果はない。以前のレッグでイールドされたことのあるチームを再びイールドの対象にすることは可能で、過去には複数回イールドされたチームもある。アメリカ版では、後述のUターンが導入されたシーズン12からは入れ替わる形で登場しなくなったが、他の海外のフォーマットではUターン導入後も採用しているところもある。
Uターン

シーズン12から導入。ディツアー直後のクルーボックス前に設置され、他チームを完了していないディツアーを実行させるために引き返させることができるもので、イールドと同じく各チームレース中1度のみ使用できる。使用方法はイールドと同じで、Uターン地点に用意されている写真の中から選んだUターンしたいチームの写真と、あらかじめ与えられている自分たちの写真シールの2つを貼る(イールドと同じく、自分達の写真シールをなくすと、Uターンを使用することは出来ない)。Uターンされたチームは、Uターン地点に到着したとき、完了しなかったもう一方のディツアーを行うために戻らなければならない、すなわち指名されたチームはこのレッグの両方のディツアーを行うことになる。Uターンの効果を発揮出来る条件もイールドと同じで、効果があるのは、Uターンを使用したチームより後から来るチームのみ。またシーズン14からは「ブラインドUターン」というものも登場している。通常のUターンでは前述のように使用するチームは自分達の写真を貼ることで、自分達がUターンを使用したという意思表示をしなくてはならなかったが、ブラインドUターンは自分達の写真を貼る必要がなくなっている。つまりどのチームがUターンを使用したかが分からないようになっている。更には「W Uターン」というものも登場し、今までは1チームのみだったが、これは2チームを引き返すことができる。また最近では、ipadを利用しての「Uターン」も存在する。
インターセクション

シーズン10で初登場。この指示が出てから解除の指示が出るまでの間、2チームで行動しタスクが与えられた場合は協力して完了しなければならない。チームを組むまでインターセクションの指示が出された地点から先に進むことは許されず、パートナーとなる他のチームが到着するまで待たなければならない。また必ずしも順にきたチームと組まずにその後から来るチームと組む事もできる。つまりは、共に行動したいチームを待つ事もできる。人間関係が非常に問われる。インターセクション中にファストフォワードを獲得した場合は、ペアを組んでいる2チームそれぞれにピットストップ行きのクルーが与えられる。
ピットストップ(中間ゴール)

ピットストップは、各レッグのゴールである。チームのメンバー全員がチェックインマットを踏んだ時点でゴールと認められる。各チームのゴール時には、番組ホストのPhil Keoghanにより「チェックイン」され、順位の通達を受ける。最下位のチームはその場で脱落となる(脱落者は出ない「ノンエリミネーションレッグ」というレッグもある)。またシーズン6より各レッグの中間点となるダブルレングスレッグの場合もある。

各チームはピットストップで休息したのち、それぞれゴールの丁度12時間後にそのピットストップより出発する(ただし例外あり)。つまり、前レッグで1位に35分の差をつけられ2位でチェックインした場合、次レッグでは1位チームの35分後に出発することになる。シーズン4までは同時ゴールが認められていたが、シーズン5以降は認められなくなった(例外があり、インターセクション中にファストフォワードを使った2チームには同時ゴールが認められた)。そしてほぼ同時に2チーム以上がついた場合、チームメイト2人が下の世界地図板についた順に順位がつけられ、出発する時は1分後のスタートになる。出発の際に、資金とクルーが与えられる。クルーを参考に、各関門をクリアし、次のピットストップを目指す。また、出発時刻に遅刻した場合は遅刻した分の時間は返還されない。

特定のレッグのトップチームには、旅行や自動車などの賞品や賞金が授与される場合もある(賞品等があることは到着まで知らされない。賞金・賞品はレース終了後に実際に渡される)。

ただし、自分たちが用意した荷物、パスポート、番組側から与えられるポーチを持ってこないとチェックインできず、戻って取りに行かなければならない。また、必ず所持していなければならない道具以外はピットストップへ持ってこなくてもペナルティはないが、チェックイン後に回収することができないため、以降のレッグではそれらの道具なしでレースを続けなければならない。

脱落チームの出るレッグにおいては、最下位チーム以外のチェックインが完了し、最下位チームがあまりにも離されている場合や、タスクを完了できる見込みがないと判断された場合は、それ以降の本来行うタスクなどをスキップして直接ピットストップへ向かうようにといったクルーが渡されたり、番組ホストが直接チームの元へ出向いて脱落を宣告する場合もある。

アメリカ版の過去のシリーズでは、ピットストップ以外にも脱落ポイントが設けられたシリーズもあった。
ノンエリミネーションレッグ

「脱落のないレッグ」の意。このレッグに最下位となったとしても、脱落させられない。ただし、シーズン5からシーズン6では「所持金の没収と次回のレッグの資金の剥奪」、シーズン7からシーズン9は「所持金と所持品(パスポートとチェックイン時点で着ていた服は除く)を没収」、シーズン10からシーズン11は「次レッグで1位でチェックインできなければピットストップ到着時に30分のペナルティ」、シーズン12以降は「次レッグで新たなタスクが追加(スピードバンプ)」といったペナルティが課せられることとなった。
ダブルレングスレッグ

シーズン6で初登場。レッグ2つ分がひとまとまりになったレッグ。前半レッグのピットストップ到着時にチェックインされず、番組ホストから新しいクルーが渡され、休憩なしでレースの続行を宣告される。ノンエリミネーションレッグと異なり、前半レッグのピットストップに最下位で到着したチームにペナルティは与えられない。後半レッグのピットストップに最下位で到着したチームが脱落となる。クルーにはダブルレングスレッグであるという情報は与えられないため、参加チームはピットストップに到着したときに初めてダブルレングスレッグであると知ることになる。
その他のルール

チームはレース中、ルールにしたがって行動しなければならず、故意、偶然にかかわらず違反した場合はペナルティーが与えられる。これらのルールは公開されていないが、番組中に明らかになったものを以下に記す。

航空券はエコノミーで購入しなければならない。ただし、航空会社からビジネス・ファーストクラスに格上げされた場合は、エコノミー運賃を払っている限り違反ではない。


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