B.G. Davisは、Ziff-Davis社の全雑誌で編集者の肩書きを持っていたが、『アメージング』には毎日わずかしか関与しなかった。Browneの離脱後は、雑誌がCohen社に売却されるまでNorman LobsenzがEditorial Director(論説を書くがストーリーは買わない)を務めた。Cohen社での一年目は、Joseph Wrocz(署名はJoseph Ross)が編集した。Elinor Mavorは、Omar Gohagen名義を完全にやめる前に、しばらくEditorial & Art Directorという肩書きを使った。Mohanの第2期の間、Pierce WattersはMohanより上役のExecutive Editorだった。
1926年7月号(第4号)1926年7月号の表紙
雑誌の雰囲気を伝えるため、1926年7月号(第4号)をここで紹介する。表紙絵(右図)には、巨大なハエ(人間の何倍も大きい)が海軍の艦艇を攻撃し、艦上の人間が銃と大砲で反撃している様子が描かれている。下のほうに掲載作家ウェルズ、ヴェルヌ、ギャレット・P・サーヴィスの名前が書かれている。表紙下端には、ガーンズバックが手掛ける雑誌の名前を列挙し、その雑誌の読者の気を引こうとした。
全96ページ。ページ番号は前号からの通し番号になっている。フィクションでないページは、ガーンズバックが雑誌のモットーを広める1ページの論説だけである。
各作品の全ページに挿絵が付いている。手品のタネなどの小さな広告や、案内広告が少しある。ガーンズバックがけばけばしい広告を取り除いたので、一般的なパルプ・マガジンより広告は少ない。 1950年4月から7月にかけて、『アメージング・ストーリーズ日本語版』が誠文堂新光社の「怪奇小説叢書」として刊行された。雑誌ではなく書籍形式のアンソロジーとなっており、7集まで出版されたが中断。横田順彌は、失敗について「作品選定の悪さが最大の原因」としており、以後、1957年にハヤカワ・ファンタジイ(のちハヤカワ・SF・シリーズ)が創刊されるまで「SF翻訳出版は必ず失敗に帰するというジンクス」が出版界に生じることになった、と指摘している[1]。
目次の一部
G・マクラウド・ウィンザー (G McLeod Windsor) - Station X(第1回/全3回)
ハーバート・ジョージ・ウェルズ - 奇跡を起こせた男
ジャック・モルガン (Jacque Morgan) - The Scientific Adventures of Mr. Fosdick: The Feline Light and Power Company Is Organised(猫から静電気を発生させようと奮闘するユーモアもの)
ギャレット・P・サーヴィス - The Moon Metal
カート・シオドマク (Curt Siodmak) - The Eggs From Lake Tanganyika
ヒューゴー・ガーンズバック - The Magnetic Storm
エドガー・アラン・ポー - スフィンクス
ジュール・ヴェルヌ - 地底旅行(最終回)
クレメント・フェザンディエ (Clement Fezandie) - Doctor Hackensaw's Secrets: The Secret of the Invisible Girl
日本語版
脚注[脚注の使い方]^ 横田順彌「第56回 急ぎ足・戦後日本SF史」『日本SFこてん古典』 3巻、集英社〈集英社文庫〉、1985年1月25日。
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、アメージング・ストーリーズに関連するカテゴリがあります。
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⇒表紙絵によるアメージング・ストーリーズのチェックリスト(表紙絵一覧)
アメージング・ストーリーズ(コレクション)
⇒フランク・R・パウル ギャラリー (フランク・R・パウルによる『アメージング』の表紙絵を網羅。特に1926年 - 1929年。)
アメージング・ストーリーズ : 日本語版 - 国立国会図書館デジタルコレクション(一般のインターネットからは目次のみ閲覧可能だが、国立国会図書館の利用者登録(本登録)を行うことで全文が閲覧可能となる)
.mw-parser-output .redirectcatnav{margin:1em auto;border-style:none;text-align:left;font-size:100%;clear:both}.mw-parser-output .redirectcat ul{margin-left:0}アメージング・ストーリーズ日本語版に関するカテゴリ:
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1950年の書籍