アメリカ海兵隊
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特殊部隊として海兵隊特殊作戦司令部 (MARSOC, Marine Forces Special Operations Command) に2個大隊基幹の戦力を有するほか、常設されている7つの海兵遠征隊 (MEU) すべてが特殊作戦能力を有している[注 7][2]
編制

海兵隊総軍 (MarForCom)

第2海兵遠征軍

第2海兵師団

第2海兵航空団

第2海兵兵站群

第2海兵遠征旅団

第22海兵遠征部隊

第24海兵遠征部隊

第26海兵遠征部隊



太平洋海兵隊 (MarForPac)

第1海兵遠征軍

第1海兵師団

第3海兵航空団

第1海兵兵站群

第1海兵遠征旅団

第11海兵隊遠征隊

第13海兵隊遠征隊

第15海兵隊遠征隊


第3海兵遠征軍

第3海兵師団

第1海兵航空団

第3海兵兵站群

第3海兵遠征旅団

第31海兵遠征部隊



海兵隊予備役集団 (MarForRes)

第4海兵師団

第4海兵航空団

第4海兵兵站群


解散した部隊

第5海兵師団

第6海兵師団

階級
士官

士官 (Officers) の階級に元帥は設定されていない。

給与等級O-1O-2O-3O-4O-5O-6O-7O-8O-9O-10
階級章gold oak leafsilver oak leafsilver eagle with shield clutching arrowssingle silver startwo silver starsthree silver starsfour silver stars
階級名称少尉
(Second Lieutenant)中尉
(First Lieutenant)大尉
(Captain)少佐
(Major)中佐
(Lieutenant Colonel)大佐
(Colonel)准将
(Brigadier General)少将
(Major General)中将
(Lieutenant General)大将
(General)
略称2ndLt1stLtCaptMajLtColColBGenMajGenLtGenGen
NATOコードOF-1OF-2OF-3OF-4OF-5OF-6OF-7OF-8OF-9

准士官

准士官 (Warrant Officers) の階級の最上位は5等、最下位は1等である。1等は国防長官によって任命され、2等以上は大統領によって任命される。また、准尉以上は階級章が袖から肩に移る。

給与等級W-1W-2W-3W-4W-5
階級章
階級名称1等准尉
(Warrant Officer 1)2等准尉
(Chief Warrant Officer 2)3等准尉
(Chief Warrant Officer 3)4等准尉
(Chief Warrant Officer 4)5等准尉
(Chief Warrant Officer 5)
略称WO1CWO2CWO3CWO4CWO5
NATOコードWO-1WO-2WO-3WO-4WO-5

下士官・兵

下士官(Enlisted)

伍長より制服(ブルードレスB)のズボンに赤い線が入る

給与等級E-1E-2E-3E-4E-5E-6E-7E-8E-9
階級章階級章なし
階級名称二等兵
(Private)一等兵
(Private First Class)上等兵
(Lance Corporal)伍長
(Corporal)三等軍曹
(Sergeant)二等軍曹
(Staff Sergeant)一等軍曹
(Gunnery Sergeant)曹長(専門職)
(Master Sergeant)先任曹長(管理職)
(First Sergeant)上級曹長(専門職)
(Master Gunnery Sergeant)最上級曹長(管理職)
(Sergeant Major)海兵隊最先任上級曹長
(Sergeant Major of the Marine Corps)
略称PvtPFCLCplCplSgtSSgtGySgtMSgt1stSgtMGySgtSgtMajSgtMajMarCor
NATOコードOR-1OR-2OR-3OR-4OR-5OR-6OR-7OR-8OR-9

入除隊と昇進
入隊一等軍曹への名誉昇進で、ブルードレスを着たR・リー・アーメイ。左腕の2本の帯は精勤章(service stripe)で、勤続10年を表している大尉としてブルードレスを着るデイル・ダイ。胸にはブロンズスターメダルパープルハート章を着けているサンディエゴ訓練所での訓練(2006年)士官クラスのサービスドレス下士官・兵クラスのサービスドレスMARPAT(MARines corps PATtern)迷彩戦闘服

伝統的に志願制を採り、少数精鋭を目指している海兵隊では、入隊志願者は採用時に選別されるため、入隊する人数はそれほど多くない[注 8]
兵卒
志願者は海兵隊ブートキャンプという志願者訓練所(カリフォルニア州サンディエゴ訓練所と、サウスカロライナ州パリス・アイランド訓練所(英語版)の2か所が存在)に入所して訓練を受ける。訓練所内では男女は同様の訓練を受けるが、訓練そのものは別々で行われる。海兵隊の入隊教育期間は13週間(=3か月強)におよび、4軍の中でも最も長く、苛烈な練兵を行う。練兵では入営者の個性を徹底的に否定し、団体の一員として活動させ、命令に対する即座の服従を叩き込まれる。ついて来られない者は容赦なく民間社会に戻され、練兵訓練を修了した者のみが「Marine(海兵)」と名乗ることを許される。海兵隊除隊後に他の軍に入隊しても再度練兵訓練を受ける必要は無いが、他軍を除隊して海兵隊に入隊した者は、それまでの功績を問わず海兵隊の練兵訓練を受けなければならない。訓練生は海兵隊マーシャルアーツプログラムのタンベルト(茶帯)と、海兵隊上級射手章(「Rifle Marksman」以上)を取得しなければならない。厳しい体力錬成や戦闘訓練などの試練に耐えた者だけが訓練期間終了と同時に一等兵または二等兵として任用され、海兵隊隊員となる。志願採用時に各人の経歴に応じてブートキャンプ後に一等兵か二等兵になるかがあらかじめ契約されており、訓練所内での成績、席次は関係ない。ブートキャンプを修了した新人海兵は、歩兵は歩兵学校 (School of Infantry)、他の兵科では戦闘訓練課程 (Marine Combat Training) および兵科別学校において継続訓練を受けた後に、各部隊に配属される。
士官
海兵隊は陸軍ウエストポイント海軍アナポリス空軍コロラドスプリングスといった独自の士官学校を持たず、入隊する士官は大学卒業が最低条件(卒業証明書が必要)で全米の大学からの卒業生や多様な職業の者が入隊を希望して来る。これらの士官希望者は、まず海兵隊の士官候補生学校 (Officer Candidate School、OCS) に入校し、10週間の訓練を受けて修了することが求められる。アナポリス卒の士官候補生が海兵隊将校に任官する道もある。各大学に設けられている予備役将校訓練課程を修了すれば海兵隊少尉に任官される。教育は前半2年間は海軍関係を、後半2年間は海兵隊について学ぶ。無事にOCSを修了すると海兵隊少尉 (2nd Lieutenant) に任官され、すぐに続けてバージニア州クアンティコの米海兵隊基礎訓練校 (TBS、The Basic School) に入校し、6か月間の訓練と教育を受ける。


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