アメリカ文学
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その他宗教的に影響力のあった著者としては、インクリーズ・マザー(1639年 - 1723年)や『プリマス植民地の歴史、1620年 - 1647年』[3]として出版された日記の著者ウィリアム・ブラッドフォード(1590年 - 1657年)がいた。ロジャー・ウィリアムズ(1603年 - 1683年)やナサニエル・ウォード(1578年 - 1652年)のような者達は国と教会の分離を激しく論じた。アン・ブラッドストリート

この時代には詩人も幾人かいた。エドワード・テイラー(1642年頃 - 1729年)[4]も著名になった。マイケル・ウィグルスワース(1631年 - 1705年)は最後の審判の日のことを書いた詩『運命の日』(en:The Day of Doom)がベストセラーになった。ニコラス・ノイズは韻律がそろっていない詩を書いたことで知られている。特筆すべきなのは、17世紀の女性詩人、アン・ブラッドストリート1612年 - 1672年)であり、宗教色の強いその作品はフェミニズム批評の発展もあいまって、現在注目を浴びている。

その他インディアンとの紛争や交流を後日談として書いたものでは、ダニエル・グッキン(1612年 - 1687年)、アレクサンダー・ウィタカー(1585年 - 1616年)、ジョン・メイソン(1600年頃 - 1672年)、ベンジャミン・チャーチ(1639年 -1718年)およびメアリー・ローランソン(1637年 - 1711年)がいた。伝道師ジョン・エリオット(1604年 - 1690年)はアルゴンキン語聖書を翻訳した。

ジョナサン・エドワーズ (神学者)(1703年 - 1758年)やジョージ・ホウィットフィールド(1714年 - 1770年)は、18世紀初期に厳格なカルヴァン主義を主張した宗教的リバイバルである第一次大覚醒を言葉で表現した。その他のピューリタンや宗教的著作家としては、トマス・フッカー(1586年 - 1647年)、トマス・シェパード(1605年 - 1649年)、ジョン・ワイズ(1652年 - 1725年)およびサミュエル・ウィラード(1640年 - 1707年)がいた。それほど厳格でも深刻でもない著作家としては、サミュエル・シューワル(1652年 - 1730年)、サラ・ケンブル・ナイト(1666年 - 1727年)およびウィリアム・バード(1674年 - 1744年)がいた。

アメリカ独立戦争の時代にはサミュエル・アダムズ(1722年 - 1803年)、ジョサイア・クィンジー(1744年 - 1775年)、ジョン・ディキンソン(1732年 - 1808年)および王党派だったジョセフ・ギャロウェイ(1731年 - 1803年)など植民地人の政治的な著作もあった。この時の重要な著作家はベンジャミン・フランクリン(1706年 - 1790年) とトマス・ペイン( 1737年 - 1809年)の2人だった。フランクリンの『貧しいリチャードの暦』(Poor Richard's Almanac[5])と『フランクリン自伝』(The Autobiography of Benjamin Franklin[6])は、芽を出し掛けたアメリカ人の独自性の形成に向けてそのウィットと影響力のあった作品と見られている。ペインの小冊子『コモン・センス』(Common Sense[7])と『アメリカの危機』(The American Crisis)は、この時期の政治的風潮に影響する重要な役割を演じたと見られている。

革命そのものが進行している間、『ヤンキードゥードゥル』(Yankee Doodle)や『ネイサン・ヘイル』(Nathan Hale)のような詩や歌が流行った。主要な風刺作家としては、ジョン・トランブル(1750年 - 1831年)やフランシス・ホプキンソン(1737年 - 1791年)がいた。アメリカ独立の詩人と呼ばれることもあるフィリップ・モーリン・フレノー(1752年 - 1832年)は戦争の進行について詩を書いた[8]
独立後トーマス・ジェファーソン

独立戦争が終わると、アレクサンダー・ハミルトン(1755年あるいは1757年 - 1804年)、ジェームズ・マディソン(1751年 - 1836年)およびジョン・ジェイ(1745年 - 1829年)による『ザ・フェデラリスト』(The Federalist[9])の随筆がアメリカ政府の組織と共和制の価値について重要で歴史的な議論を著した。トーマス・ジェファーソン(1743年 - 1826年)が書いたアメリカ独立宣言、またアメリカ合衆国憲法に対する影響力、その自叙伝、『バージニア州に関する注釈』(Notes on the State of Virginia[10])および多くの手紙などは初期アメリカの最も才能ある著作家の一人としてその評価を固めている。


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