アメリカ同時多発テロ事件
最上段:旅客機の衝突で炎上するワールドトレードセンター
2段目左:ペンタゴンに突入した痕跡
2段目右:2機目の旅客機が激突し爆発炎上するワールドトレードセンター
3段目左:崩壊後のワールドトレードセンターと生存者の救出活動を行う消防士
3段目右:ユナイテッド航空93便の残骸
最下段:ペンタゴンに突入する瞬間を捉えた映像のコマ
場所 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク(1度目と2度目)
バージニア州アーリントン(3度目)
ペンシルベニア州シャンクスヴィル(4度目)
日付2001年9月11日(火曜日)
午前8時46分 - 午前10時28分
東部夏時間 (EDT)
標的ワールドトレードセンターの北棟と南棟(第1・2)
アメリカ国防総省本部庁舎(第3)
第4の標的は不明(合衆国議事堂かホワイトハウスと推測されている)。
攻撃手段ハイジャック、自爆テロ
死亡者2,996人(被害者2,977人 + 実行犯19人)[1][2][3]
負傷者25,000人以上
容疑者アルカーイダ(#実行者も参照)
動機アメリカ軍のサウジアラビア駐留、アメリカの親イスラエル政策等(#動機も参照)
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アメリカ同時多発テロ事件(アメリカどうじたはつテロじけん、英: September 11 attacks)は、2001年9月11日にイスラム過激派テロ組織アルカイダによって行われたアメリカ合衆国に対する4つの協調的なテロ攻撃[4][5][6]。9.11事件(きゅういちいちじけん)や、9.11(きゅうてんいちいち)などと呼称される場合もある[7]。
一連の攻撃で、日本人24人を含む2,977人が死亡[8]、25,000人以上が負傷し、少なくとも100億ドル(日本円換算1兆1465億9500万円)のインフラ被害・物的損害に加えて、長期にわたる健康被害が発生した[9][10]。アメリカの歴史上、最も多くの消防士と法執行官が死亡した事件であり、殉職者はそれぞれ343人と72人だった[11]。また、この事件を契機としてアフガニスタン紛争 (2001年-2021年)が勃発し、世界規模での対テロ戦争が始まった。 2001年9月11日(火曜日)の朝、アメリカ合衆国北東部の空港から西海岸に向けて出発した旅客機計4機が、イスラム原理主義過激派アルカイダのメンバー計19人にハイジャックされた。
概要
ワールドトレードセンターへのテロ攻撃
アメリカン航空11便とユナイテッド航空175便の2機はニューヨーク州ニューヨークのワールドトレードセンター(世界貿易センタービル)に向かい、午前8時46分(日本時間11日午後9時46分)にアメリカン航空11便がノースタワー(北棟)に、午前9時3分(日本時間午後10時3分)にユナイテッド航空175便がサウスタワー(南棟)に激突した。南棟はハイジャック機の突入から56分後、北棟は1時間42分後に倒壊し、それに伴う衝撃と火災は7 ワールドトレードセンタータワー(47階建て)を含むワールドトレードセンター内のすべての建物への一部または全体への破壊を引き起こしただけでなく、周囲10ヵ所の大型構造物に甚大な損傷を与えた。
ペンタゴンへのテロ攻撃
3機目のアメリカン航空77便は、午前9時37分(日本時間午後11時37分)にバージニア州アーリントン郡のペンタゴン(アメリカ国防総省本庁舎)に激突し、建物の西側を部分的に倒壊させた。