アメリカ合衆国
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カレッジスポーツ(主にカレッジフットボールと、カレッジバスケットボール)もプロリーグに勝るとも劣らない人気がある[168][169]
アメリカンフットボール詳細は「アメリカンフットボール」を参照

全米では野球やバスケットボールなどよりも人気を得ているスポーツであり、現在アメリカで最も人気のあるスポーツである[164][170]。2015年にブルームバーグが18歳以上のアメリカ人に対して行った調査では、「アメリカンフットボールと野球のどちらが国民的娯楽だと思うか?」という質問に対して、アメリカンフットボールと答えた人の割合は67%であった[171]。プロリーグであるNFLは、レギュラーシーズンの1試合平均観客動員数が6万7,000人を超えている[172]。カレッジフットボールも人気があり、2012年のギャラップの世論調査によると、カレッジフットボールのファンと回答した者の割合は、プロ野球やプロバスケットボールを上回る[173]
バスケットボール詳細は「アメリカ合衆国のバスケットボール(英語版)」を参照

プロリーグであるNBAは、1980年代マジック・ジョンソンラリー・バードなどの活躍もあり、その後のマイケル・ジョーダンの時代に人気に火がついた。1990年代にはシャキール・オニールコービー・ブライアントアレン・アイバーソンがNBA入りしジョーダン引退後の新たな時代を予感させた。2000年代には、レブロン・ジェームズがNBA入りしキングことレブロンの時代が始まった。レブロンは2024年には40歳となるため、次のスター出現が期待されている。また、レブロンの息子ブロニー・ジェームズが高校バスケで奮闘中である。2010年代以降、アメリカンフットボールに次いで人気がある[170]。3月から開催されるNCAA男子バスケットボールトーナメントは、いわゆる「3月の狂乱」(March Madness)と呼ばれている。
野球詳細は「アメリカ合衆国の野球(英語版)」を参照

伝統的に国民的娯楽と称されており[174]、1970年ごろにアメリカンフットボールに一番人気スポーツの座を譲ったものの[175]、バスケットボールと共に未だに高い人気を得ている競技である[170]。プロリーグとして最上位に位置するメジャーリーグベースボール(MLB)は、レギュラーシーズンの観客動員数が約7,500万人である[176]
サッカー詳細は「アメリカ合衆国のサッカー(英語版)」を参照

2017年のギャラップワシントン・ポストの世論調査によると[164][170]、アメリカンフットボール、バスケットボール、野球に次いで、4番目に人気のあるスポーツである。若年層や中年層の間ではすでに野球を超えており[170]、2018年1月8日にスポーツコラムニストのフィリップ・ボンディ(英語: Filip Bondy)は「サッカーが近い将来に3番目の人気スポーツになる」とした[177]。競技人口は2,400万人を超えており、中国に次いで世界で2番目に多い国である[178]1994年にFIFAワールドカップを開催しており、大会史上最高の観客動員数を記録した[179]

1996年にプロリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が創設され、当初10クラブで発足したが、2022年シーズンには28クラブに規模を拡大している[180]FIFAワールドカップは、アメリカ戦のテレビ視聴者数はワールドシリーズNBAファイナルを大幅に上回ることもある[181]女子アメリカ代表FIFA女子ワールドカップで史上最多4回の優勝[182]オリンピックで金メダルを史上最多4回獲得しており、ともに世界最多である。また2026年にはカナダ、メキシコとともに2026 FIFAワールドカップの共同開催国となる[183]
アイスホッケー詳細は「アメリカ合衆国のアイスホッケー(英語版)」を参照

プロリーグであるNHLは、カナダやアメリカの一部の州では人気が高いものの、全米規模でほかのメジャー競技と比較した場合、人気の面で大きく劣るのが現状である[170]。NHLの選手に占めるアメリカ人の割合は2割程度と非常に低く、カナダ人や欧州出身者が大半を占める。リーグ優勝決定戦であるスタンレー・カップ・ファイナルの視聴率も2012年には最高3%台に留まっており、モータースポーツNASCARゴルフテニスの大会より低い水準である[184]
クリケット詳細は「アメリカ合衆国のクリケット(英語版)」を参照

クリケットは1709年の英領アメリカ時代から言及が始まり、300年以上の歴史がある[185]。19世紀半ばには最大1000のクリケットクラブがアメリカに存在し、南北戦争以前は最も人気のあるスポーツだった[185][186]。1844年に史上初のクリケットの国際試合として、アメリカ対カナダの試合がニューヨークで開催された[185]。19世紀後半から後発の野球やアメリカンフットボールなどが普及し始め、徐々に人気が低迷した。21世紀は人気が回復傾向にあり、プロリーグのメジャーリーグクリケット(MLC)が2023年に開始された[187]。2024年にはICC T20ワールドカップがアメリカで開催予定であり[188]2028年ロサンゼルスオリンピックではクリケットが実施されることが決定している[189]
オリンピック詳細は「オリンピックのアメリカ合衆国選手団」を参照

アメリカはオリンピックにおいて、これまで最も多くメダルを獲得した夏季オリンピック1904年セントルイス大会の244個で、冬季オリンピック2010年バンクーバー大会の37個である。


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