一方で、新自由主義のロナルド・レーガン政権下のアメリカにはぴったりのシルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ドルフ・ラングレンらのいわゆる筋肉マン・肉体派が主演する『ランボー』などの商業主義映画が、大量の観客動員を達成するようになった。『ランボー』『ランボー2』のヒットにより、ランボーの亜流B級映画が多数生まれ、良心的な映画評論家からは、観客を愚民化誘導したとも見られた。それらに対するカウンター的作品としては、クリント・イーストウッドの『ダーティ・ハリー4』や、ブルース・ウィリスの『ダイ・ハード』などがある。
こうした風潮に反発したスパイク・リー監督は、『シーズ・ガッタ・ハブ・イット』『スクール・デイズ』『ドゥ・ザ・ライト・シング』などを発表した。1989年にソニーが『スパイダーマン』や『チャーリーズ・エンジェル』シリーズを持つコロンビア ピクチャーズを、翌年にパナソニックが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどを持つユニバーサル・ピクチャーズを買収するなど、新たな収益源である映像ソフト(ビデオ)権利の入手を目的の1つにした日本企業による大手スタジオの買収が相次いだ。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
1990年代
出典検索?: "アメリカ合衆国の映画"
コンピュータグラフィックス(CG)技術の発展により、従来の技術的・費用的限界からの解放が進み、当時最新であったCGを本格的に使用した『ターミネーター2』や『ジュラシックパーク』等が大ヒットした。
社会派監督のスパイク・リーの出現や、クエンティン・タランティーノやポール・トーマス・アンダーソンのようなビデオ世代の映画監督が出現したことも特筆すべき事である。
1990年代の半ばには、衰退の域に達していたスパイ映画が再び注目を集めるようになった。中でも『007 ゴールデンアイ』と『ミッション:インポッシブル』は世界的にヒットし、スパイ映画の代名詞的な存在となった。
1997年には『タイタニック』が世界的に大ヒットした。全米では歴代興行収入1位を記録、全世界の歴代興行収入でも1位を獲得し、当時の数々の賞をそうなめにした。
1999年には仮想空間を題材にした『マトリックス』が大ヒットした。『マトリックス』では最新のCGやワイヤーアクションを使い大きな話題になった。
1990年代は、アジアから多くの俳優及び監督がハリウッドに進出した時期でもあった。ジャッキー・チェン、ジェット・リー、サモ・ハン・キンポー、アン・リー、ジョン・ウー等がいる。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
2000年代
出典検索?: "アメリカ合衆国の映画"
コンピュータグラフィックス(CG)技術の更なる発展により『グリーン・デスティニー』、『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『トランスフォーマー』など大作が幾つも作られた。