※日本語吹替は上記の他、野島昭生がリチャード・ドレイファスを吹き替えた機内上映版が存在する[2]。 ユニバーサルはルーカスが付けた『アメリカン・グラフィティ』という題名を「分かりにくい」と気に入らず、「アナザー・スロー・ナイト・オブ・モデスト」という題名を提案した。ちなみにコッポラは「ロック・アラウンド・ザ・ブロック」を提案した。 夏の設定だが、撮影は冬に行われた。そのため、息が白くなっているシーンがある。役者たちは薄着で暑そうな演技をし、カットがかかると上着に飛びついたという。 脚本通りに演じることも望まず、俳優たちの好きなように演じさせた。 テリーのベスパ停車の失敗、強盗から投げられる酒のファンブル失敗、デビーの「Did you get it?」の失敗、キャロルの水風船顔面直撃などアクシデントが採用されることが多く、俳優たちは「ルーカスは失敗を望んでいた」と語っている。デビーの台詞の失敗は1テイク目だったので、そのテイクがOKとなり、撮り直しさせてもらえなかったとクラークは語っている。 ドレイファスは撮影時、終始踵を上げ、下げして、手をブラブラさせていたのでカメラ・オペレーターから「じっとしてろ」と注意された。その行動は劇中でも観ることができる。 チャールズ・マーティン・スミスは髪を切らされ、70年代には流行らない髪形にされた。そのためプライベートでは帽子を離さなかったという。ハリソン・フォードは髪を切るのを嫌がり、代わりにカウボーイ・ハットを被って出演した。
スタッフ
監督:ジョージ・ルーカス
プロデューサー:フランシス・フォード・コッポラ、ゲイリー・カーツ
主な挿入歌
ロック・アラウンド・ザ・クロック(ビル・ヘイリー&ザ・コメッツ)
シックスティーン・キャンドルズ(ザ・クレスツ)
悲しき街角(デル・シャノン)
恋は曲者(フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ)
ザットル・ビー・ザ・デイ(バディ・ホリー&ザ・クリケッツ)
アット・ザ・ホップ(フラッシュ・キャディラック&ザ・コンチネンタル・キッズ)
シーズ・ソー・ファイン(同上)
ルイ・ルイ(同上) ※サウンドトラック・アルバムには未収録
シー・ユー・イン・セプテンバー(ザ・テンポズ)
サーフィン・サファリ(ザ・ビーチ・ボーイズ)
煙が目にしみる(プラターズ)
リトル・ダーリン
ペパーミント・ツイスト(ジョイ・ディー&スターライターズ)
バーバラ・アン(リージェンツ)
ブック・オブ・ラヴ(モノトーンズ)
メイビー・ベイビー(バディ・ホリー&ザ・クリケッツ)
ヤ・ヤ(リー・ドーシー)
グレイト・プリテンダー(プラターズ)
エイント・ザット・ア・シェイム(ファッツ・ドミノ)
ジョニー・B・グッド(チャック・ベリー)
瞳は君ゆえに(フラミンゴス)
ゲット・ア・ジョブ (ザ・シルエッツ)
踊ろよベイビー(ボビー・フリーマン)
カム・ゴー・ウィズ・ミー(ザ・デル・ヴァイキングス)
ユア・シックスティーン(ジョニー・バーネット)
恋の特効薬(ザ・クローバーズ)
シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー(ザ・スカイライナーズ)
シャンティリー・レース(ビッグ・ボッパー)
ティーン・エンジェル(マーク・ダイニング)
グリーン・オニオン(ブッカー・T&ザ・MG's)
オンリー・ユー(プラターズ)
オール・サマー・ロング(ザ・ビーチ・ボーイズ)
主な受賞歴
アカデミー賞
ノミネート:作品賞(フランシス・フォード・コッポラ、ゲイリー・カーツ)、助演女優賞(キャンディ・クラーク)、監督賞(ジョージ・ルーカス)、脚本賞(ジョージ・ルーカス、グロリア・カッツ、ウィラード・ハイク)、編集賞(ヴァーナ・フィールズ、マーシア・ルーカス)
第31回ゴールデン・グローブ賞(1973年)[3]
受賞:作品賞・ミュージカル/コメディー部門
受賞:最も有望な新人賞(ポール・ル・マット)
ノミネート:最優秀俳優賞・コメディ/ミュージカル部門(リチャード・ドレイファス)、監督賞(ジョージ・ルーカス)
1973年ニューヨーク映画批評家協会賞[4]
受賞:脚本賞(ジョージ・ルーカス、グロリア・カッツ、ウィラード・ハイク)
製作
演出
使用楽曲
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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