アメトーーク!
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この影響で問題発覚後の6月13日の放送では、ナショナルスポンサー4社のうち2社がACジャパン(30秒×2)のCMに差し替え、翌週の6月20日の放送ではナショナルスポンサーの提供クレジットが自粛となり、残っていたスポンサーのうち1社がACジャパンのCMに差し替え[注 3][注 4]、さらに翌6月27日の放送では、ナショナルスポンサー全社がACジャパンに差し替えとなったほか、吉本興業が2019年6月24日に宮迫を含む11人の芸人の謹慎処分を発表した[10]ことに伴って宮迫の出演部分がカットされた。テレビ朝日は「当面の間、宮迫の出演を見合せる」としている。なお、宮迫は同年7月19日に吉本から契約解消(その後処分撤回)されている。これらの影響で、前年まで夏季の恒例企画だった「高校野球大好き芸人」の放送が見送られた[注 5]

問題発覚後、宮迫不在で初の収録・放送[注 6]となった2019年8月1日放送「スポーツ推薦芸人」では宮迫の代役として有吉・陣内智則が出演し、蛍原と共に出演メンバーとトークを展開した。以降番組は蛍原と週替わりのMCとの組み合わせで収録を行っている。宮迫が事実上の降板となった後、同年9月26日放送の「ツッコミ芸人が選ぶ このツッコミがスゴイ!」では、平均視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と同年最高の視聴率を記録。同年10月10日放送の『?クセがすごい女性グループ? BiSHドハマり芸人』も8.5%と高視聴率を記録した[11]

2021年6月24日、公式ファンクラブ&動画配信サービス『アメトーークCLUB』を開設。最新回は配信されないものの、月額770円(税込)で過去回やオリジナルコンテンツを配信する[12]

2021年8月17日の特別編『雨上がり決死隊解散報告会』内にて、MCを務めていた雨上がり決死隊の解散に伴い番組タイトルが『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』から『アメトーーク!』への改題が発表された[1]

2日後の2021年8月19日には解散後では初となる、同年9月30日放送「マセキ芸人?リベンジ?」の収録を行った。

解散後初放送となった2021年8月19日の放送終盤にて、蛍原が「先日ですね解散を発表しましたが、これからも引き続きアメトーーク!をよろしくお願い致します」と述べながら頭を下げるシーンが放送された。また、スタジオセットの入り口の壁は「雨」から「ホ」に変更された。

2022年4月の改編でネオバラエティが廃止され、月曜 - 水曜の23:15 - 翌0:45に新しいバラエティ番組枠『スーパーバラバラ大作戦』が編成されることとなった。これにより当番組はバラエティ番組枠から外れて独立することになったが、従来通り23:15 - 0:15枠で継続する。同時に提供クレジットのカラー表示およびナショナルスポンサーの提供クレジットの表示を、番組後半から番組前半に移動。

2022年7月19日に放送された「アメトーーク!『ダチョウ倶楽部を考えようSP』」が2022年7月度ギャラクシー賞月間賞を受賞した[13]

2023年1月12日放送回「プロ麻雀Mリーグ芸人」から在京民放キー局各社などが共同出資している動画配信サービス「TVer」にて見逃し配信を開始することを同月10日に発表した[14][15]

2024年3月1日、TVerで配信された午後11時以降放送のバラエティー番組として再生数1位に輝き、TVerアワードで特別賞受賞した[16]
内容

番組開始当初はお笑い芸人だけではなく、バラエティタレント・アイドル俳優(女優)・モデルスポーツ選手アナウンサーなど様々なジャンルのゲストをスタジオに招いてきた。しかし、2004年後半ごろから2000年代のお笑いブームに便乗する形で人気若手芸人数組を一度にゲストとして招くようになり、主にお笑いファンの視聴者をターゲットにした番組となった。トークテーマは回によっては様々だが、2010年頃から「○○あるある」は毎週トークテーマに挙がることが多い。

現在では「ガンダム芸人」など共通の趣味や特徴を持った芸人を集めてトークする企画、いわゆる「くくりトーク」(後述)が特に人気を博している。内容のマニアックさが23時台という時間帯に絶妙にマッチした番組となっており、高視聴率にも拘らず『「ぷっ」すま』と並んでゴールデン進出に反対する視聴者が多いことでも知られる。なお、加地プロデューサーは2009年のインタビューで「一度もゴールデン進出の正式な要請は受けていない」と発言している[17]。先述通り、2016年には日曜版『日曜もアメトーーク!』によってゴールデンに進出する形となった。

後述する「くくりトーク」を展開するゲスト陣(以降、便宜上「パネリスト」と表記)とは別に、ジャンルに関する知識が未知である「知らないゲスト(もしくは詳しくないゲストや知りたいゲストなど)[注 7]」・ジャンルに関する知識があってもまだ未熟である「アンチの立場を取るゲスト(または否定派)」(以降、両立場とも便宜上「オブザーバー」と表記)のゲストが出演する場合がある。場合によってはオブサーバー側のゲストが1人も出演しない例もある[注 8]

オブザーバーが出演の際、男女共通して週替わりのサポートMCまたは蛍原(宮迫降板前は宮迫)の隣へ座る[注 9]。その際は当人が収録前にマイクの風防(カバー)の色を決め、それによってMCやパネリストとの絡みのレベルを決めるというルールがある。

深夜の30分時代にはゲストによって放送を2回にまたぐこともあり、さらに先週のゲスト未放送分 → 今週のゲスト登場 → そのまま次週に続くというパターンも多かった。55分に拡大してからはほぼ全ての内容を1回で全て完結させているのでこのパターンは見られなくなったが、2008年2月7日14日放送は「出川ナイト」として初の2週連続放送を行った。さらに、2012年5月17日24日放送の「博多華丸・大吉芸人」では、収録開始の時点で2週連続での放送が決まっていた[注 10]

2016年10月から2018年9月まで、従来(木曜放送)の『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』・『日曜もアメトーーク!』と週2回体制となっていたが、両者の放送内容は大きく変わらなかった。従来版が、ある程度マニアックな「くくり」であることが多かった。

2020年5月21日放送の「おうち大好き芸人」からは新型コロナウイルス感染防止のため、一部の出演者はリモート収録で行い[注 11]、出演者の間にアクリル板を設置して収録している。(2023年現在、コンビ同士にはアクリル板は設置していない)
くくりトーク

番組開始当初は通常のトークも行われていたが、2004年6月14日眼鏡を着用している芸人を集めた「メガネ芸人」を放送した際、出演者・スタッフ共に手応えを感じたため「共通点を持った芸人を集めたトーク」というシステムの原型になった。以降は「所属事務所が同じ芸人」を集めたトークなどが多く行われている。

その後、芸人自身がやりたい企画をプレゼンして実現を目指す「プレゼン大会」がスタート。「ある共通の趣味や特徴をもった芸人を集めてトークする」という旨の企画が多くプレゼンされた。このプレゼン大会から「ガンダム芸人」「華の昭和47年組」など数々の企画が実現、「あるくくりを持ったゲストを集めてトークする」というスタイルが完成した(芸人以外がプレゼンする場合もある)。

当初はゲスト芸人が登場した後に蛍原が「皆さんは、何のくくりですか?」と聞き、1名が「僕たちは(私たちは)、」と言った後に全員で「〇〇芸人です!!」と名乗ってから始めていたが廃止され[いつ?]、オープニングで蛍原が紹介するようになった。ただし「胸デカイ芸人」(2018年6月21日)、「BiSHドハマリ芸人」(2019年10月10日)など時折復活することがある。

この「くくりトーク」というシステムは、実際にはテレビ東京やりにげコージー』や読売テレビダウンタウンDX』、日本テレビ踊る!さんま御殿!!』のスペシャルなどですでに行われていたが、2007年6月号の「日経エンタテインメント!」では「くくりトーク」を紹介する記事が掲載され、その注目を集めるきっかけとなった番組としてフジテレビHEY!HEY!HEY!』の「ゆかりトーク」と共に当番組の「くくりトーク」を紹介している[18]

『アメトーーク!』の、上記の番組と異なるシステムとして「打ち合わせ」がある。例えば多数のゲストを集めてトーク番組を収録する時、通常はゲストがそれぞれ打ち合わせをする。しかし『アメトーーク!』では事前にゲスト全員を一堂に集めて、全員で打ち合わせを行っている。これにより、その趣味を持った人にしか思いつかないような面白い話やトークテーマが多く生まれるという。またゲスト同士で強い連帯感が生まれ、例えば出演者の1人がトークなどで失敗しても他の出演者がそれをカバーするなどといった光景も見られる[18]

部活動経験者、スポーツ音楽歌手、特定のタレント、アニメ漫画食べ物ゲームをテーマにしたくくりといったお笑い以外にもスポットを当てたテーマも取り上げるため、多岐に渡ってテーマが存在する。取り上げられたジャンルは放送終了後に当該ジャンルのWebサイトへのアクセス及びセールスが上昇し、とりわけ外食チェーン店の場合は店舗に客が殺到するなど店に対する反響も大きい[19]


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