アメイジング・スパイダーマン2
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前作アメイジング・スパイダーマン
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『アメイジング・スパイダーマン2』(原題: The Amazing Spider-Man 2)は、マーベル・コミックのキャラクター「スパイダーマン」を題材にした2014年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画。監督はマーク・ウェブ、製作はアヴィ・アラッド、マット・トルマック。コロンビア ピクチャーズマーベル・エンターテインメントが製作する5作目のスパイダーマン映画で、『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)の続編であり「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの完結編。
あらすじ

オズコープの科学者であるリチャード・パーカーは失踪理由をビデオメッセージに記録する。リチャードと妻のメアリーが乗ったプライベートジェットは暗殺者にハイジャックされ飛行機は墜落し、リチャードとメアリーは死んでしまう。

二人の息子であるピーター・パーカースパイダーマンとしてニューヨークの犯罪と戦い続けていた。スパイダーマンはトラックで暴走するアレクセイ・ツシェビッチを逮捕し、そのまま恋人グウェン・ステイシーが待つ高校の卒業式へ向かう。ピーターは彼女の亡き父ジョージと交わした「彼女を危険に巻き込まないために別れる」という約束を果たせず苦しんでいた。その頃、ピーターの旧友ハリー・オズボーンマンハッタンに戻ってくる。ハリーはオズコープのCEOノーマン・オズボーンの息子であり、父の死後、ハリーは20歳でオズコープの新CEOに就任する。

オズコープで働くマックス・ディロンは、街の送電システムを設計した優秀な電気技師。彼は気弱な性格と冴えない風貌で誰からも好かれていなかったが、実際は些細な気遣いも出来る優しい青年だった。そんな中、自身の命を助けてくれたスパイダーマンに「君が必要だ。」と言われたのがきっかけで、彼はスパイダーマンの大ファンとなり、世界中から注目される彼に強い憧れを抱いていた。ある夜[注 1]、彼は上司からたった一人残業を押し付けられてしまう。その際に電気ウナギの入った水槽に落下して、全身をウナギに噛まれてしまった事で電気人間になってしまい、その力をコントロールできずにタイムズスクエアを停電させ破壊してしまう。そこへスパイダーマンが現れ、助けを求めるが、挙動不審からスワットに狙撃をされてしまった怒りで暴走。さらに周囲の人間から罵詈雑言も受けてしまい、自分に友好的に接したスパイダーマンに対しても「自分をヒーローとしての売名行為に使った」と誤解したことから、暴走がエスカレートするが、消防車の水を上手く使ったスパイダーマンの奇策で捕縛され、カフカ博士がいるレイブンクロフト刑務所へ収容される。しかしマックスの怒りは収まらず、自らをエレクトロと名乗りスパイダーマンの命を狙うようになってしまう。

一方、ハリーは父ノーマンと同様に不治の病に侵されており、その症状が現れ始めていた。ハリーは父ノーマンが残した過去の研究データから、治療するにはスパイダーマンの血液が必要だという結論に達する。ハリーはスパイダーマンを撮影したことがあるピーターを頼ったが、彼はコナーズ博士の経緯から輸血の影響を危険と考え、改めてスパイダーマンとして現れ、直接ハリーに血液の提供を拒否する。自分の命を顧みなかったと誤解したハリーはスパイダーマンに強い憎しみを抱くようになる。

オズコープ副社長のドナルド・メンケンを含む役員達は、ハリーに手を焼いていた。ハリーは経営に興味が無い上に気に入った女性(フェリシア・ハーディ)を実績のないまま、いきなり自分の秘書兼CEO補佐に抜擢するなど縁故主義的なやり方で重役達の不満を買い、やがてエレクトロ誕生の責任をなすりつけられる形で会社から追放されてしまう。ハリーはエレクトロと共にオズコープに乗り込み、蜘蛛の毒素を使って自らの病を完治させようとしたが、毒素によって体を蝕まれて狂気に染まり、「グリーン・ゴブリン」に変貌する。スパイダーマンのせいでこうなったと思い込んだハリーはエレクトロと共謀してスパイダーマンの抹殺に動き出す。

ピーターは父リチャードが残した情報から破棄された地下鉄の隠し研究室を突き止め、そこに残されていたビデオメッセージから失踪した理由を知る。その直後エレクトロが再び街中の電気を吸い取り、ニューヨーク一帯を停電させてしまう。スパイダーマンとグウェンは協力して発電所を再起動させ、過電流を浴びせてエレクトロを倒すが、安堵するのも束の間グリーン・ゴブリンが現れた。ゴブリンに連れ去られたグウェンは、時計塔の頂上から突き落とされる。その直後、ゴブリンはスパイダーマンとの格闘の末、気絶する。一方、落下するグウェンをスパイダーマンが間一髪で掴み取ったかに見えたが、彼女の頭部は地面に打ち付けられており、即死してしまう。グウェンの死に強いショックを受けたピーターは、スパイダーマンとしての自警活動を止めてしまう。

アレクセイ・シツェビッチは脱獄し、ノーマンが作り出した兵器を身に着けライノとして暴れ出す。ピーターはグウェンの卒業スピーチで自信を取り戻し、スパイダーマンとして再びライノの前に現れ、これからもニューヨークの平和を守り続ける事を改めて決意する。
キャスト

役名俳優日本語吹替
ピーター・パーカー / スパイダーマンアンドリュー・ガーフィールド前野智昭[4]
グウェン・ステイシーエマ・ストーン本名陽子[4]
マックス・ディロン / エレクトロジェイミー・フォックス中村獅童[4][5]
ハリー・オズボーン / グリーン・ゴブリンデイン・デハーン石田彰[4]
ドナルド・メンケンコルム・フィオール家中宏[4]
フェリシアフェリシティ・ジョーンズ[6]森夏姫
アレクセイ・シツェビッチ / ライノポール・ジアマッティ[6][7]楠見尚己[4]
メイ・パーカー(英語版)サリー・フィールド一龍斎春水[4]
メアリー・パーカー(英語版)エンベス・デイヴィッツ吉田美保
リチャード・パーカー(英語版)キャンベル・スコットてらそままさき
アシュレイ・カフカ博士(英語版)マートン・チョーカシュ[8]梅津秀行
黒服の男ルイス・キャンセルミ鈴木幸二
幼いピーターマックス・チャールズ関根航
アリスター・スマイス(英語版)B・J・ノヴァク[9]花輪英司


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