2019年、アメリカのシンクタンクが発表したグローバル都市指標では世界20位の都市と評価された[18]。特に報道自由性の項目では首位であった[18]。オランダの多国籍企業の多くが本社を置くZuidas
ヨーロッパ有数の金融都市アムステルダムには、ユーロネクスト・アムステルダム(旧名称:アムステルダム証券取引所)、オランダ銀行などがおかれ、オランダの多くの大企業がここに本社を置く。2020年にイギリスのシンクタンクZ/Yenグループが発表した調査によると、世界27位の金融センターと評価されている[19]。日系企業としてはルノー=日産アライアンスの拠点、みずほ銀行 、西日本鉄道 、ホテルオークラ、[20]などがある。 アンネ・フランクの家など観光資源が豊富であり、観光客を含む市内の宿泊数は2006年の年間800万泊から2016年の1400万泊へと拡大傾向にある。一方で、合法的なマリファナを楽しめるカフェや興味本位で飾り窓などを訪れるなど、地元が歓迎しない観光客も増えており問題となっている[21]。アムステルダム市には、合法的な飾り窓が集中するワレン地区(いわゆる赤線)があるが、飾り窓の労働者からは観光客が多すぎて商売にならないとの声もあがっていること[22]、また、性産業従事者が観光の目玉として扱われているという懸念を受け、市側は旅行会社が実施している見物ツアーを2020年1月以降は中止することとしている[23]。 市内には、1632年に創立された公立のアムステルダム大学と、1880年に創立されたキリスト教系のアムステルダム自由大学がある。どちらも学生数2万人を超える大規模な大学である。 アムステルダム自由大学のキャンパスはアムステルダム南駅近くにまとまっているが、アムステルダム大学のキャンパスはアムステルダム市内各所に分散して存在している。例えば経済学部はメトロWeesperplein駅近くにあり、法学部は中央区のスパイ近くの旧市街にある。 アムステルダム職業大学 この町は自転車に乗る人が多く、車道と歩道の間に自転車専用路が設けられている。中央駅付近には巨大な駐輪場があり、絵葉書などにも自転車をあしらったものがある。 市の南西に接する形でアムステルダム・スキポール空港がある。アムステルダム中央駅やアムステルダム南駅などからは鉄道で10?20分程度で結ばれている。アムステルダム南駅やアムステルフェーンビネンホフからはバスが10分に1本程度運行されている。 市の外縁には環状高速道路 (Ring, A10
観光
教育アムステルダム大学
大学
高等職業教育機関
観光詳細は「アムステルダムの観光スポット(英語版
美術館・博物館などゴッホ美術館市内の運河を巡る観光船
アムステルダム国立美術館
アムステルダム市立美術館
ゴッホ美術館
アンネ・フランクの家
レンブラントの家
ネモ (博物館)(英語版)
オランダ東インド会社跡
ハイネケン・エクスピリエンス (ビール博物館)
著名な建築物
王宮 - 1648年に市庁舎として建てられ、ナポレオン戦争中の1810年にホラント王国の王宮とされた。
新教会
旧教会
アムステルダム中央駅
ムント塔
計量所
その他
運河
飾り窓
コーヒーショップ
ダム広場
レンブラント広場
ワーテルロー広場
交通
空港アムステルダム・スキポール空港
道路
A1
A2 (E35, E25) : ユトレヒト、アイントホーフェン、マーストリヒト、ベルギーのリェージュ方面へ
A4 (E19) : アムステルダム・スキポール空港、デン・ハーグ、ユトレヒト、ベルギーのアントウェルペン方面へ
A8 : ザーンスタット方面
旧市街中心部の道幅は狭く自動車の乗り入れも困難なため、トラムや自転車が主要交通手段である。運河沿いや路地など細い道を除き自転車専用レーンが設けられ、信号は自動車や歩行者とは別に自転車専用信号が設置されていることが多い。なお、自転車も道路右側を走ることが義務付けられており、自転車専用レーンであっても逆行は許されない。
アムステルダムは世界で最も自転車の走行しやすい都市のひとつとして知られており、わずかな料金で使用できる駐輪場や自転車スタンドが町のあちらこちらに設置され、自転車文化が発達している。2006年にはアムステルダムには465000台の自転車があった[24]。一方で盗難も多く、2005年には54,000台の自転車がアムステルダムで盗まれた[25]。平坦な地形や自動車の運転しにくさなどから、アムステルダムでは自転車はすべての社会階層の人々によって利用されており、小さなアムステルダムで自転車道の総延長は400kmにものぼる[26]。
鉄道トラム及びアムステルダム中央駅
市街地外周を環状にオランダ鉄道の路線が設けられており、市街地北端のアムステルダム中央駅からはオランダ全土への長距離列車だけでなく、ベルギー、フランス、ドイツなどへの高速鉄道や、オーストリア、ポーランド、ロシアなどへの国際列車も発着している。