市街地外周を環状にオランダ鉄道の路線が設けられており、市街地北端のアムステルダム中央駅からはオランダ全土への長距離列車だけでなく、ベルギー、フランス、ドイツなどへの高速鉄道や、オーストリア、ポーランド、ロシアなどへの国際列車も発着している。なお、一部の列車は中央駅を経由せずアムステルダム南駅などに停車するものもある。詳細は「オランダ鉄道」および「オランダ高速鉄道」を参照
市街地中心部の鉄道網は市営交通会社(GVB)により運行されているトラムや、市街地と郊外を結んでいるメトロなどがある。トラムはヨーロッパの中でも大きな路面電車網である。また、メトロ路線には地下駅が少ないため「アムステルダム地下鉄」という訳語はあまり使われないが、2018年7月22日に運行開始した北南線 (Noord/Zuidlijn) の開業によって地下駅の数が少し増えた。トラムやメトロの一部の路線は隣のアムステルフェーンやアウデル・アムステル、ディーメンまで延伸している。詳細は「メトロ (アムステルダム)」および「トラム (アムステルダム)」を参照
バスの各バスターミナルからGVB, Connexxion, Arrivaなどが運行している。また、ユーロラインズなどの国際バスはアムステル駅バスターミナルから発着している。
水運「アムステルダムの運河」も参照
アムステルダム港は外航船が通航できる北海運河によって北海と結ばれている。市街地中心部を網の目状に張り巡らされている運河は、各所の閘門を経由してアムステル運河や北海運河と接続されている。また、主要な運河を横切る道路や鉄道路線の橋は、跳ね橋のような可動橋となっている。運河は観光用のクルーズ船が運航されている他、市街地中心部と市北部の間のアイ湾を横断するフェリーのみは無料で運航されている。 アムステルダム市内には市街地中心にあるフォンデル公園をはじめ、スローテル公園、レンブラント公園、ベアトリクス公園、アムステル公園など多くの公園がある。また、隣のアムステルフェーン市との間には935haの広大なアムステルダムセ・ボスが存在している。 アムステルダムで最も人気のスポーツはサッカーであり、プロサッカーリーグのエールディヴィジに所属するAFCアヤックス(AFC Ajax)は、世界的にも非常に有名なクラブとして知られる。クラブは1900年に創設されており、ホームスタジアムは収容人員55,865人(2022年現在)のヨハン・クライフ・アレナ(Johan Cruijff ArenA)である。 AFCアヤックスはエールディヴィジ史上最多の36回の優勝を飾っており、KNVBカップでも史上最多の20回の優勝を果たしている。UEFAチャンピオンズリーグにおいても、オランダのクラブ最多となる4度の優勝を成し遂げている。1965年にリヌス・ミケルス監督によって具現化された戦術、トータルフットボールは余りにも有名である。
公園
スポーツ
サッカー詳細は「アヤックス・アムステルダム」および「ヨハン・クライフ」を参照