市内には、1632年に創立された公立のアムステルダム大学と、1880年に創立されたキリスト教系のアムステルダム自由大学がある。どちらも学生数2万人を超える大規模な大学である。
アムステルダム自由大学のキャンパスはアムステルダム南駅近くにまとまっているが、アムステルダム大学のキャンパスはアムステルダム市内各所に分散して存在している。例えば経済学部はメトロWeesperplein駅近くにあり、法学部は中央区のスパイ近くの旧市街にある。 アムステルダム職業大学
高等職業教育機関
この町は自転車に乗る人が多く、車道と歩道の間に自転車専用路が設けられている。中央駅付近には巨大な駐輪場があり、絵葉書などにも自転車をあしらったものがある。
空港アムステルダム・スキポール空港
市の南西に接する形でアムステルダム・スキポール空港がある。アムステルダム中央駅やアムステルダム南駅などからは鉄道で10?20分程度で結ばれている。アムステルダム南駅やアムステルフェーンビネンホフからはバスが10分に1本程度運行されている。 市の外縁には環状高速道路 (Ring, A10
道路
A1
旧市街中心部の道幅は狭く自動車の乗り入れも困難なため、トラムや自転車が主要交通手段である。運河沿いや路地など細い道を除き自転車専用レーンが設けられ、信号は自動車や歩行者とは別に自転車専用信号が設置されていることが多い。なお、自転車も道路右側を走ることが義務付けられており、自転車専用レーンであっても逆行は許されない。
アムステルダムは世界で最も自転車の走行しやすい都市のひとつとして知られており、わずかな料金で使用できる駐輪場や自転車スタンドが町のあちらこちらに設置され、自転車文化が発達している。2006年にはアムステルダムには465000台の自転車があった[24]。一方で盗難も多く、2005年には54,000台の自転車がアムステルダムで盗まれた[25]。平坦な地形や自動車の運転しにくさなどから、アムステルダムでは自転車はすべての社会階層の人々によって利用されており、小さなアムステルダムで自転車道の総延長は400kmにものぼる[26]。
鉄道トラム及びアムステルダム中央駅
市街地外周を環状にオランダ鉄道の路線が設けられており、市街地北端のアムステルダム中央駅からはオランダ全土への長距離列車だけでなく、ベルギー、フランス、ドイツなどへの高速鉄道や、オーストリア、ポーランド、ロシアなどへの国際列車も発着している。なお、一部の列車は中央駅を経由せずアムステルダム南駅などに停車するものもある。詳細は「オランダ鉄道」および「オランダ高速鉄道」を参照
市街地中心部の鉄道網は市営交通会社(GVB)により運行されているトラムや、市街地と郊外を結んでいるメトロなどがある。トラムはヨーロッパの中でも大きな路面電車網である。また、メトロ路線には地下駅が少ないため「アムステルダム地下鉄」という訳語はあまり使われないが、2018年7月22日に運行開始した北南線 (Noord/Zuidlijn) の開業によって地下駅の数が少し増えた。トラムやメトロの一部の路線は隣のアムステルフェーンやアウデル・アムステル、ディーメンまで延伸している。詳細は「メトロ (アムステルダム)」および「トラム (アムステルダム)」を参照
バスの各バスターミナルからGVB, Connexxion, Arrivaなどが運行している。また、ユーロラインズなどの国際バスはアムステル駅バスターミナルから発着している。
水運「アムステルダムの運河」も参照
アムステルダム港は外航船が通航できる北海運河によって北海と結ばれている。市街地中心部を網の目状に張り巡らされている運河は、各所の閘門を経由してアムステル運河や北海運河と接続されている。