アマデウス
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1980年12月11日にブロードウェイのブロードハースト劇場でアメリカ初演が行われた[6]イアン・マッケランがサリエリ役、ティム・カリーがモーツァルト役、ジェーン・シーモアがコンスタンツェ役を演じた。公演は1181回行われ、1983年に10月16日に閉幕した。トニー賞ではマッケランとカリー両名の男優賞、ピーター・ホールの演出家賞、演劇作品賞、演劇衣装デザイン賞、演劇照明デザイン賞、ジョン・ベリーの演劇装置デザイン賞で7部門にノミネートされ、演劇作品賞とマッケランの演劇主演男優賞を含めて5部門を獲得した。この公演中、マッケランにかわってジョン・ウッドフランク・ランジェラデヴィッド・デュークスデヴィッド・バーニー、ジョン・ホートン、ダニエル・デイヴィスがサリエリ役を演じた。カリーの後はピーター・ファース、ピーター・クルック、デニス・ボウトシカリスジョン・パンコウマーク・ハミル、ジョン・トマス・ウェイツがモーツァルト役を演じた[7]エイミー・アーヴィング、スザンヌ・レデラー、ミシェル・ファー、キャリス・コーフマン、モーリーン・ムーアもコンスタンツェ役を演じた。

1999年にニューヨークのミュージック・ボックス・シアターで再演され、ふたたびピーター・ホールが演出をつとめ、12月15日から翌年5月14日まで173公演が行われた。トニー賞で演劇リバイバル作品賞と、サリエリを演じたデヴィッド・スーシェ演劇主演男優賞を受賞した[8]。モーツァルト役はマイケル・シーン、コンスタンツェ役がシンディ・カッツ、ヨゼフ2世役がデヴィッド・マッカラムであった。

2006年7月にロサンジェルス・フィルハーモニックハリウッド・ボウルで最新の改訂版の一部を上演した。ニール・パトリック・ハリスがモーツァルト役、キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリーがコンスタンツェ役、マイケル・ヨークがサリエリ役であった。レナード・スラットキンがオーケストラを指揮した[9]

ルパート・エヴェレットが2014年7月12日から8月2日まで、新しく改装されたチチェスター・フェスティバル劇場での『アマデウス』再演に際してサリエリを演じた[10]。ピーター・シェーファーも最後の上演に出席した。

2016年10月から2017年3月にかけて、マイケル・ロングハーストの演出で、ロンドンのナショナル・シアターにて新演出で再演された[11]。ルシアン・ムサマティがサリエリ役、アダム・ギレンがモーツァルト役、カーラ・クロムがコンスタンツェ役、ヒュー・サックスがオルシーニ=ローゼンベルク伯爵役、トム・エッデンがヨゼフ2世役を演じ、サウスバンク・シンフォニアが生演奏を行った。この上演は売り切れて批評でも絶賛され、ムサマティとギレンが同じサリエリとモーツァルト役で2018年に再演されている[12][13]。この上演はナショナル・シアター・ライヴでも上映され、日本でも日本語字幕つきで2018年に上映された[14]
日本語版

日本でも1982年、サリエリ役が九代目松本幸四郎(現・二代目松本白鸚)、モーツァルト役が江守徹という顔ぶれで日本語版初演が行われている。好評を博して幸四郎・江守版で1983年、1985年、1986年に再演された。1993年からは、サリエリは引き続き幸四郎、モーツァルトに七代目市川染五郎(幸四郎の息子)を新たに迎えて、1995年、1998年、2004年と再演された。2011年には、幸四郎のサリエリ、モーツァルト武田真治で上演され、2017年幸四郎名として最後のサリエリ、モーツァルト桐山照史で上演された。2017公演中に上演回数450回を迎える。
翻案
映画詳細は「アマデウス (映画)」を参照

1984年に映画化され、アカデミー作品賞を含めて合計8部門でアカデミー賞を受賞した。F・マーリー・エイブラハムがサリエリ役でアカデミー主演男優賞を受賞し、トム・ハルスがモーツァルト役を、エリザベス・ベリッジがコンスタンツェ役を演じた。シェーファーと監督のミロス・フォアマンは全編を改訂し、戯曲にはない場面や登場人物も付け加えられた[15]。戯曲は主にサリエリに焦点をあてているが、映画は2人の作曲家双方のキャラクターをさらに掘り下げている。
ラジオ版

1983年にはBBCラジオ3がピーター・ホール演出で初演のナショナル・シアター版キャストによる上演を放送している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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