アブドゥル・ガニ・バラダル
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しかし2021年3月、バイデン大統領は、協定で求められた5月1日までにアフガニスタンからすべての米軍を撤退させることは「厳しい」と述べた[45]
2021年のターリバーン復権

2021年5月よりアメリカ軍がアフガニスタンからの撤退を本格化させたことでターリバーンは攻勢に転じ、8月15日にはカーブルを陥落させ全土を制圧した後、バラダルはカタールのドーハから勝利宣言のビデオメッセージを発表し[46]、8月17日にはアフガニスタン帰国を果たした[8]。バラダルがアフガニスタン大統領になるのではないかとも推測されている[47][48]

8月23日、極秘裏にカーブル入りしたバーンズCIA長官と会談したことが報じられる。会談内容は明らかにされていないが、新政権発足後もアメリカとの窓口役を果たしている姿を見せた[49]

9月7日にターリバーンは暫定政権の閣僚を発表し、バラダルは副首相に就任した[4]
対中関係ターリバーンと会談した中国外相の王毅

2021年7月、ターリバーンの代表団が訪中し、外相の王毅と会談。王毅と会談したアブドゥル・ガニ・バラダルは、「中国はアフガン人民が信頼できる友人だ」と述べた[50]
関連項目

ムハンマド・オマル

オバイドラ・アフンド

ムッラー・ダードゥラー

特別行動センター (中央情報局)

脚注[脚注の使い方]^ “Taliban-led insurgency leaves 3 dozen dead, injured in Afghanistan”. Xinhua. 2016年3月3日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2015年2月15日閲覧。
^ “Taliban leader rules out talks with U.S., Afghan gov't”. 2021年8月12日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2010年4月10日閲覧。
^ “Profile: Mullah Abdul Ghani Beradar”. BBC (2010年2月17日). 2010年2月18日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2010年4月14日閲覧。
^ a b “タリバン、新政権トップは故創設者側近アフンド師 主要閣僚発表”. ロイター. (2021年9月8日). https://jp.reuters.com/article/afghanistan-conflict-government-idJPKBN2G31EZ 2021年9月8日閲覧。 
^ a b “Taliban commander Mullah Beradar 'seized in Pakistan'”. BBC News (2010年2月16日). 2010年2月18日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2010年2月16日閲覧。
^ Mashal, Mujib (2018年10月25日). “Taliban Deputy Is Released Amid Push for Afghan Peace Talks”. The New York Times. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
^ a b “Pakistan frees Taliban co-founder at US request; will play constructive role in Afghan peace initiative”. National Herald (2019年2月9日). 2019年2月9日閲覧。
^ a b “ターリバーン共同創設者、アフガンに帰国”. AFPBB News. フランス通信社. (2021年8月18日). https://www.afpbb.com/articles/-/3362109 2021年8月18日閲覧。 
^ Time 誌「2021年の最も影響力のあった100人(リーダー部門)」
^ “アフガニスタン:和平交渉の進展に向けてモスクワ会合が開催”. 公益財団法人中東調査会. 2021年8月22日閲覧。
^ “ターリバーンと王中国外交部長が会談”. TRT. 2021年8月22日閲覧。
^ a b “Beradar, Abdul Ghani”. Interpol. 2010年2月19日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。


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