公式サイドイベントとして開かれたビジネスEXPOには、前回より1.5倍増の156社・団体が出展し、インフラ・製造業・医療など多くの分野の日本企業が、中長期的に成長が見込まれるアフリカ市場をターゲットとする商品やサービスの提案を行なった[23]。
サハラ共和国は、アフリカ連合単独の招待という形で参加が認められ、会場には「SAHRAWI REPUBLIC」のプレートが用意された[24]。国家元首が参加する会合で、国旗・国名を出さないことは外交儀礼上適切では無いからだが[17]、参加国の国旗は掲げさせず、国名だけ掲示する折衷案となった[25]。また、日本としては引き続き「日本が国家承認していない主体」[26]が勝手に参加したという認識であり、従って参加国・地域には数えられていない[27]。 第8回アフリカ開発会議(TICAD8)は2022年8月27日から28日にチュニジアで開催された[28]。日本とアフリカ諸国に加え、AU議連、国際機関、民間企業、市民社会が参加。オンラインを活用(アフリカ48か国から20名の首脳級が参加。)。 岸田総理大臣はオンラインで参加。林外務大臣(総理特使)がサイード・チュニジア大統領及びサル・セネガル大統領(AU議長)とともに対面参加。 サハラ共和国代表は、チュニジア側の判断で招待した。モロッコはチュニジアに反発してTICAD8への参加を見送り、相互に大使を召還する事態となった[29]。また、ギニアビサウもモロッコに同調して、ウマロ・シソコ・エンバロ大統領はTICAD8から退席した[30]。 会合議長開始終了開催地会場等
TICAD VIII
会議一覧
1第1回アフリカ開発会議東祥三1993年10月5日1993年10月6日東京都
2第2回アフリカ開発会議1998年10月19日1998年10月21日東京都
3閣僚レベル会合田中眞紀子2001年12月3日2001年12月4日東京都港区赤坂プリンスホテル
4第3回アフリカ開発会議森喜朗2003年9月29日2003年10月1日東京都
5アジア・アフリカ
貿易投資会議川口順子2004年11月1日2004年11月2日東京都港区赤坂プリンスホテル
6平和の定着会議塩崎恭久2006年2月16日2006年2月17日アディスアベバ
7持続可能な開発のための
環境とエネルギー閣僚会議岩屋毅2007年3月22日2007年3月23日ナイロビ
8第4回アフリカ開発会議福田康夫2008年7月7日2008年7月9日神奈川県横浜市横浜国際平和会議場
9第5回アフリカ開発会議安倍晋三2013年6月1日2013年6月3日神奈川県横浜市横浜国際平和会議場
10第6回アフリカ開発会議ウフル・ケニヤッタ(ケニア)
デビー・イトゥノ(チャド共和国)
安倍晋三(日本)2016年8月27日2016年8月28日 ケニアケニヤッタ国際会議場
11閣僚会合河野太郎2018年10月6日2018年10月7日東京都港区東京プリンスホテル
12第7回アフリカ開発会議安倍晋三
エルシーシ・エジプト大統領(AU議長)[31]2019年8月28日2019年8月30日神奈川県横浜市横浜国際平和会議場