アフリカの女王
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彼女はチャーリーの死刑判決を知って開き直り、二人でルイーゼ王妃号を攻撃するつもりだったことを暴露し、共に処刑されることを選択する。

二人は甲板で絞首刑のロープにかけられるが、チャーリーは艦長に最後の願いとして「ローズと結婚させて欲しい」と頼み込む。艦長は頼みを聞き入れ、二人の結婚式を執り行い、そのまま処刑執行を命じた。その瞬間、ルイーゼ王妃号は転覆していたアフリカの女王号に衝突し、手製の魚雷は見事爆発して軍艦は大破撃沈する。湖に投げ出された二人は大成功を喜び、岸に向かって大声で歌を歌いながら泳ぎ去るのだった。
キャストキャサリン・ヘプバーン(左)とハンフリー・ボガート(宣材写真)

役名俳優日本語吹替
NHK[1]東京12chフジテレビLD版テレビ版
チャールズ・オルナット(チャーリー)ハンフリー・ボガート西村晃大木民夫久米明
ローズ・セイヤーキャサリン・ヘプバーン山岡久乃寺島信子鳳八千代此島愛子
サミュエル・セイヤーロバート・モーレイ若宮忠三郎川久保潔穂積隆信滝口順平
艦長ピーター・ブル笠間雪雄今西正男飯塚昭三
第一士官セオドア・ビケル島田彰緑川稔
第二士官ウォルター・ゴテル加藤修金尾哲夫
ショーナの砦上官ピーター・スワンビック(英語版)緑川稔
ショーナの砦ドイツ兵リチャード・マーナー(英語版)田中幸四郎
下士官ジェラルド・オン及川智靖
日本語版スタッフ
演出中野寛次  
翻訳飯嶋永昭
効果  
調整
制作東北新社
解説高島忠夫 
初回放送1966年2月20日
劇映画
15:00-17:001967年8月10日
『サントリー名画劇場』[2]1972年9月29日
ゴールデン洋画劇場

主な受賞歴
アカデミー賞
受賞
アカデミー主演男優賞ハンフリー・ボガート
ノミネート
アカデミー監督賞ジョン・ヒューストンアカデミー主演女優賞キャサリン・ヘプバーンアカデミー脚本賞ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン
英国アカデミー賞
ノミネート
総合作品賞最優秀外国男優賞:ハンフリー・ボガート最優秀外国女優賞:キャサリン・ヘプバーン
エピソード

リアリズムを追求するべく、アフリカで本格的なロケを敢行したこの映画の撮影は困難を極めた。天候不順でセットが流され、体調悪化や病気で倒れる出演者やスタッフが続出したため、撮影は長引いた。しかし、監督のヒューストンは撮影を軽視してハンティングに入り浸るなど消極的な態度を見せた。キャサリン・ヘプバーンはこの時の監督の態度を快く思わず、後年『アフリカの女王とわたし』という本を出版して彼を批判した。また、ロケに同行した脚本家のピーター・ヴィアテルも、この時の体験を元に小説『ホワイトハンター ブラックハート』を書いている。これはクリント・イーストウッドの監督、ヴィアテル本人も脚本に参加して映画化された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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