アフェア_情事の行方
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2020年7月31日から毎週金曜23:00(字幕版は毎週木曜24:00)にシーズン5が放送された[4]
概要

第72回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門でドラマ作品賞、ドラマ主演女優賞(ルース・ウィルソン)の2部門を受賞したラブ・サスペンス。各話はパート1・2で構成され、ノアとアリソンそれぞれの視点から過去と現在の物語が語られ、同じ時間を過ごしているにもかかわらず、言動や服装、性格などが食い違うという「羅生門効果」に基づいた構成となっている。シーズン2ではノアの妻ヘレンとアリソンの夫コールの視点も加わり、各話は4人のうち2人の視点による2パート構成になっている。第73回ゴールデングローブ賞ではテレビドラマ部門助演女優賞(モーラ・ティアニー)を受賞している。シーズン3以降はさらに他の登場人物の視点も加わり、1パートや3パートの構成になる回もある。
ストーリー
シーズン1

作家としての成功を夢見る教師のノアは、有名作家の娘である妻ヘレン、4人の子どもと、平凡で幸せな毎日を送っていた。ある夏、州郊外の避暑地モントークにある義父母の豪邸を一家で訪ねる途中、立ち寄ったレストランでウェイトレスのアリソンと偶然出会う。互いに惹かれ合い急接近する2人だったが、ただの不倫では終わらず、2人はある事件の関係者にもなっていく。
シーズン2

ヘレンと離婚したノアと、コールと離婚したアリソンは結婚する。アリソンとの不倫経験をもとに執筆した『転落』がベストセラーとなり、一躍人気作家となったノアだったが、コールの弟スコッティが亡くなった轢き逃げ事件の容疑者として逮捕される。事件の真相は、ヘレンが運転していた車が、アリソンに跳ね除けられて道路に飛び出したスコッティを跳ねたというものだったが、助手席に座っていたノアはヘレンとアリソンの両方を守るために自分が運転していたことにしたのである。一方、アリソンは『転落』での自分の描かれ方や人気作家となったノアの姿に、ノアへの愛が急速に冷めていくのを感じるようになる。そして、ノアとの間にもうけた娘ジョーニーの父親が、実は元夫コールであることをノアに告白する。ノアは裁判でスコッティの殺害を認める証言をし、有罪判決を受けて収監される。
シーズン3

3年の刑期を終えてノアは出所し、姉ニーナの家に居候しながら、大学で教師として働くことになる。しかし、収監中に看守ガンサーから受けた苛烈な虐待がトラウマとなり、幻覚を見るようになっていた。また、父親の死をきっかけに十代の頃に経験した母の死にまつわる辛い過去にも苛まれるようになり、ますます精神的に不安定になっていく。一方、ヘレンは医師のヴィクと同棲していたが、自分の罪を被って服役したノアに対する罪悪感から何かとノアを気にかけるようになると、そんなヘレンにヴィクは不信感を抱き始める。

精神を病んで施設に入所していたアリソンは施設を出ると、娘ジョーニーを預けていたコールを訪ねるが、それまで何の連絡もよこさなかったアリソンの無責任さを責められ、ジョーニーと会うことを拒否される。しかし、コールは再婚相手のルイサを愛しつつも、今もまだアリソンを愛していることを自覚するようになり、2人の女性の間で思い悩むようになる。
シーズン4

ヘレンは次男トレヴァーと次女ステイシーを連れて、ヴィクとともにロサンゼルスに引っ越す。ノアもまた子供たちの側にいるために、コンプトンチャーター・スクールで英語教師として働くようになる。一方、アリソンは幼い息子を亡くした経験を生かして子どもを亡くした親をサポートする仕事に就いている。コールはアリソンへの想いを断ち切るため、亡き父親の若き日と同様に、自分を見つめ直す風習「ウォークアバウト」の旅に出る。

ヴィクが末期の膵臓癌であることが判明する。余命わずかと知ったヴィクは両親のためにも子どもを欲しいと願うようになるが、既に高齢となっていたヘレンでは難しく、そのことにヘレンもヴィクも悩む。そんなある日、ヴィクは隣人の若い女性シエラとふとしたことから関係を持ってしまい、シエラは妊娠する。

旅先で父親のかつての恋人ナンを訪ねたコールは、アリソンを忘れるため、ナンの勧めで特別な儀式を体験するが、逆に改めてアリソンとやり直そうと考えるようになる。ところが、アリソンの母親からアリソンが3日ほど連絡が取れない状態であると知らされる。ノアとともにアリソンの行方を探していたコールのもとに、アリソンの遺体が見つかったとの連絡が来る。

アリソンは退役軍人保健局(英語版)のベンと知り合い、互いに惹かれ合うが、実はベンは既婚者だった。それを知ったアリソンは別れを考えるが、逆上したベンに殺され、海に捨てられてしまう。警察は、アリソンが精神を病んでおり、情緒不安定だったことから、事件性はないと判断する。
シーズン5

ノアのかつてのベストセラー小説『転落』が人気スターのサーシャ・マンの監督・主演で映画化されることになる。脚本を担当するノアがサーシャと仕事をする中で、ヘレンはサーシャと知り合い、2人は交際するようになる。しかし、サーシャに激しく嫉妬したノアはサーシャを貶めようと常軌を逸した言動を取るようになり、ヘレンとの仲は最悪なものとなる。そんな中、ノアのかつての広報担当や教え子だった女性たちがノアをセクハラで告発する事件が起きる。その結果、新作の出版が取りやめになっただけでなく、ノアは脚本のクレジットから外されることになる。この事態に、告発のきっかけがサーシャであることに気づいたヘレンはサーシャに別れを告げ、ノアの力になろうとする。そんな母ヘレンの姿に長女ホイットニーは幻滅し、ヘレンがノアに依存していると言い放つと、自分の結婚式への父ノアの出席を拒む。ノアとの関係に悩み続けるヘレンだったが、出席できないとわかっていながらも娘ホイットニーの結婚式のために尽力するノアの姿に心を動かされ、式の終盤で抜け出すと、ノアが1人で滞在するモーテルを訪れる。2人は改めて互いを深く愛していることを確認する。そんな2人をホイットニーをはじめとする4人の子供たちは温かく見守る。

母アリソンの死から30年以上が過ぎ、アリソンが亡くなった年齢と同じ歳になったジョーニーは既に結婚して2人の娘にも恵まれている。しかし、母親が自分を残して自殺したことがトラウマとなっており、今の自分の幸せを素直に受け入れられず、行きずりの男と肉体関係を結ぶなど、精神的に不安定な状態にある。他の男との関係を知った夫から別れを告げられたジョーニーは、仕事で訪れた故郷モントークで、ロックハート家を研究しているエピジェネティクス学者のEJと知り合う。彼との会話の中で母アリソンの死が自殺ではないことに気づいたジョーニーは両親の遺品からアリソンが最後の恋人ベンに殺されたとにらむ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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