アバター_(映画)
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アバターは人間のDNAが入っているため、指は4本ではなく5本であり、眉毛も生えておりえておらず、眼球のサイズも小さくなっている[9]
衛星パンドラ
アルファ・ケンタウリ太陽系の巨大ガス惑星ポリフェマス最大の衛星。地球からの距離は4.37光年(航行時間は約6年)。大きな大陸はなく、火山活動や地熱活動が活発。重力が地球の80%と小さいため、ジェイクに、高度の高い空中から落下しても怪我一つしないというスーパーマンの設定にも似た行動の自由を与えている。しかし、大気圧が増大しているため物体の加速度と必要なエネルギー量は地球よりも負荷が大きい。衛星の大気は、揮発成分(二酸化炭素、キセノン、硫化水素)が多く、地球人は自然呼吸ができない。揮発成分以外の大気組成は地球の大気とあまり変わらず、揮発成分を取り除くフィルターマスク「エグゾパック」を装着して呼吸できる環境としている。ジェイクが新兵と共にパンドラに到着した場面で、上官が「エグゾパック無しだと20秒で意識を失い、4分で死亡する」と説明して装着するよう促している。劇中で、クオリッチ大佐が短時間ながら息を止めた状態でパンドラの大気内で活動する場面が3度あった。前者では気密を保っていたドアを開けっ放しにしたために、その場に居合わせた者達はエグゾパックを装着して慌てて逃げ出している。アバター・フライト・オブ・パッセージでは、沿岸の波は地球よりも遥かに大きいことが示唆されている。
アンオブタニウム
パンドラに存在する超伝導物質。地殻中のアンオブタニウムが作り出す強力な磁場により、巨岩が天空に浮いている「ハレルヤ・マウンテン」や磁力線に沿って岩がアーチ状になっている「ストーン・アーチ」などの特異な地形が見られる。オマティカヤ族が住居としている巨木「ホーム・ツリー」の地下にアンオブタニウムの鉱脈が存在する事が人間との争いの発端となっている。地球では1kgあたり2000万ドルで取引される。
ハレルヤ・マウンテン(空に浮く山)
アンオブタニウムの力によって、パンドラの地上から数千メートル上空に無数に浮かぶ一枚岩で、つる草が生い茂っている。ナヴィにとって神聖な場所。空に浮かぶ地層の塊がいっせいに崩れることがあるため、ナヴィは「とどろく岩」と呼んでいる。最も大きな山のひとつ「モン・ベリタス(真理の山)」では、ナヴィにとって非常に重要な通過儀礼イクニマヤ(イクランを1匹選び絆を結ぶ儀式)が行われる。
ストーンアーチ
鉄鉱石を多く含む複合岩。アンオブタニウムによってうまれた強い磁場に引き寄せられた岩石が融解し、冷えて固まって地層が形成されている。地層の石は長い年月を経て侵食され、アーチ状になった。強力な磁場は、航空機のナビゲーション・システムを狂わせる。
パンドラの生物
動植物の両方が夜光能力を持つ。パンドラに生息する全ての動物の骨は、炭素繊維複合材でできている。また、動物の多くは地球に比べて巨大で、複数の目・6本脚・複数の呼吸孔と蓋・フィーラー・胴体にも呼吸器官を持ち、植物の特徴も持つ。ほとんどの植物には、人間の食用に適さない化合物が含まれる。多くの種ではトゲやサヤに毒がある。
エイワ
星全体に張り巡らされた植物による神経線維ネットワークの総称。パンドラに生息する生命体すべてが繋がっている。パンドラの女神的存在であり、ナヴィは「魂の木」にフィーラーを繋げる事でアクセスできる。
地球と地球文明
劇中、地球の様子はほとんど出てこないが、ジェイクによって、地球は「瀕死」の状態と表現されている[10]。地球から数光年離れたパンドラでの星開発、持込まれる重装備の兵器及びメカ、さらにクオリッチ大佐の台詞で、自分の顔の傷は地球では完治する、とあることから、地球人の科学・バイオ科学・医療技術等は2009年現在よりも相当発達している2154年の設定である。
RDA
Resources Development Administration(資源開発公社)の略。未来版の営利主義の植民地開拓会社の設定で、劇の中心的モチーフである侵略者対ネイティブの「侵略者」である。RDAはアンオブタニウム採掘のためにパンドラに進出する。民間軍事会社としての側面も持っており「Sec-Ops」と呼ばれる軍事組織を保有している。パンドラには多くの兵員や作業員のほかにもSA-2サムソン、スコーピオンガンシップ、ドラゴン、AMPスーツなどの重戦力を持ち込んでいる。RDAの起源は、アメリカン・ドリーム的な設定で、21世紀初頭にシリコン・バレーで2人の若者が自宅のガレージで始めたごく小さな会社が、ほんの数十年でほとんど政府のような役割すら担うような世界最大の企業へと大成長を遂げたとしている。
スカイピープル
ナヴィ(オマティカヤ族)が地球人に対して用いる異称。理由は劇中で明確に語られていない。単純に宇宙船に乗って空からやって来た「宇宙人」のことを示している。ナヴィの言葉は、科学技術を駆使した文明社会と対照的に映るようにナイーブな語彙を選んで設定されている。
ヘルズ・ゲート(地獄門)
パンドラの地球人居留地。危険な動植物の存在するパンドラへの入り口である事からこう呼ばれる。
パンドラの動物

()内はパンドラ側の呼称。ゲーム作品のみ登場の生物は除く。
ダイアホース(パリー)
全長:4.25メートル、全高:4.2メートル
[11][12]。パンドラにおける、馬のような生物で、6本足で歩く。ナヴィは主に移動手段や狩りの時に使っている。雑食であり、主に樹皮や低木を食べる。花の蜜や虫を食べるために、長い舌をもつ。頭の後ろに2本の突起状のアンテナのような器官が付いており、ナヴィはそれとフィーラーを通じてダイアホースを操る。
マウンテン・バンシー(イクラン)
翼幅:14メートル。パンドラの山岳地帯に生息している、空中捕食動物。個体ごとに色、模様が異なる。サイズ的には翼竜、シルエット的にはミクロラプトルに近い姿をしているが、4枚の翼を使って鳥のように羽ばたいて飛行する。脚はなく、四肢が翼と一体化している。ナヴィにとってイクニマヤ(バンシーと心を通わせる行為)は、戦士になるためには避けて通れない通過儀礼である。ダイアホースと異なり、バンシーはたった一人のナヴィしか心を交わさない(ナヴィが複数のバンシーと心を交わせられるのかは不明)。若干小型の亜種にフォレスト・バンシー(イクラナイ)がいる[13]
グレート・レオノプテリックス(トゥルーク:最期の影)
翼幅:25メートルから最大31メートル
[14][15]。パンドラの空の王者として君臨する、巨大な空中捕食動物。バンシーと異なり、群れで行動することはない。ジェイクが接触した個体の色は赤(個体ごとに色が異なるのかは不明)。バンシー同様4枚の羽を使って飛行するが、大きさは約三倍ほども大きい。「最期の影」とは、「レオノプテリックスが自分の上に影を落とすことがあれば、それがこの世で見る最期の影」という意味である。天敵がいない為、視界外の頭上などは基本的に無警戒。これに乗ったナヴィはトゥルーク・マクトと呼ばれ、バラバラに分かれていた部族を一つにまとめ上げたという伝説がある。しかし、トゥルーク・マクトは太古の昔から数えてネイティリの先祖を含めてわずか五人しかいない。その話を聞いていたジェイクは失った信用を取り戻す為に、レオノプテリックスと絆を結ぶことを思いついた。
プロレムリス(シャクシュク)
全高:1.5m。青色の猿のような生物。黄色い目をしている。攻撃的ではなく草食ではあるが、昆虫を食べることもある[16]
サナター(パルルカン)
体長:5.6m以上、全高2.5m[14]。パンドラの陸上で最大の肉食動物。頭部の周りにあるブレードは、獲物の位置を特定するための感覚器官である。牙は20cmに及び、知覚のある10本のトゲ・敵を攻撃して毒液を放出する尾を有する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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