アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
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その中には、「トゥルクン・ウェイ」と称する殺生を禁ずる、ナヴィの歴史における最古の時代からの古代哲学があり[12]、トゥルクン達とメトカイナ族は共にこの教義を共有している。全てのナヴィの海洋民族と交流を持っている[8]。メトカイナ族からも非常に近い存在として扱われ、部族の各メンバーにはそれぞれ「魂の兄妹」と称されるトゥルクン達がいるとされ、この絆は一生続くとされる。トゥルクン達とメトカイナ族は共に家族の誕生を祝い、家族の死を共に悲しむ[10]。また、ナヴィの海洋民族同様にタトゥーを施された個体もいる。トゥルクンの名前は、予定されているシリーズ第4作『The Tulkun Rider』の題名にも見られる。
パヤカン
体に傷を負った若い雄で、ジェイクの息子・ロアクを助け彼と友情を育む。本来群れで行動するトゥルクンだが、とある理由から単独行動しており、同じ理由によってメトカイナ族から忌み嫌われている。
イル
全長2 - 15m(平均7m)[13]のプレシオサウルスを思わせる動物で、沿岸に群れを成して棲息している。イクラン同様、個体数が多い。メトカイナ族を含む海洋民族にとっては、陸棲民族にとってのダイアホースにあたる乗騎である[14]アバター・フライト・オブ・パッセージに登場している。
アクラ
ナルツァの類縁種だが、はるかに小型で、より狂暴でより捉えどころがないとされるホオジロザメやダンクルオステウスなどを思わせる生物[14]。ナヴィにとっての天敵であり、村の近海に棲み着いたアクラを追い払うか仕留めるのは海洋民族にとって最大の試練の一つである[15]。メトカイナ族の持つナイフはアクラの歯をモチーフにしている。族長のトノワリは、アクラの歯から作られたネックレスを装着している。「アクラ」とは、ロシア語でサメを意味する。
スキムウィング(ツラック)
全長14.6m[16]の熱帯の海に生息する肺魚で、アリゲーターガーとトビウオを合わせた様な姿を持つ。イクランと共通の祖先から枝分かれし、水生化の方向へ進化したという設定で、トビウオ同様低空飛行が可能であり、その際尾は常に水中にあり、推進機関として使用する。パンドラの重力と大気成分によって、時速96km以上という速度を維持したまま際限なく飛び続けられる[12]。海洋民族にとっての乗騎種の一種であるが、気まぐれで乗り手を選ぶため手練れのハンターや戦士が搭乗し、スキムウィングと絆を作ることはメトカイナ族にとって通過儀礼の一つである。
ダイアホース(パリー)
オマティカヤ族の乗騎生物で、主にジェイク率いるナヴィの対人類陸上攻撃部隊が騎乗した。
マウンテン・バンシー(イクラン)
オマティカヤ族の乗騎生物で、主にジェイク率いるナヴィの対人類空中襲撃部隊が騎乗した。その後はジェイク一家の逃避行にも同行し、ネイティリも愛騎している。
ヴァイパーウルフ(ナンタング)

ナヴィ
メトカイナ族
アバター・フライト・オブ・パッセージで初登場したナヴィの部族で、海岸に住む海洋民族の一つ。水中生活に適応した結果、ヒレの様になった手足や尻尾、瞬膜を持つ大きな青い目、等を含む数々の身体的特徴を持ち、体色を含め陸棲のナヴィとは異なる容姿を持つ。各々が独自のタトゥーを持ち、それぞれの人生を表現している。上記の通り「トゥルクン・ウェイ」と呼ばれる哲学により殺生を禁ずる平和的な種族である。他の部族同様に通過儀礼を持ち、トゥルクンに関する儀礼やスキムウィングを手懐けるもの等がある。本作品の撮影場所の一つであるニュージーランドの先住民族マオリをモデルにしており、マオリ族の俳優達が実際に起用されている。マオリ族の文化や伝統がメトカイナ族の設定に活かされており、ハカをモチーフにした民族舞踊やモコ(タトゥー)をモデルにしたタトゥー等が取り入れられた[17]。その他、メラネシア人の意匠も取り入れられている[11]。上記の通り、予定されているシリーズ第4作の題名は『The Tulkun Rider』であり、これは有名なマオリの伝説である「Whale Rider」と非常に似ている。
RDA社の装備品
ヘリコプター
SA-2 サムソン(SA-2 Samson)
二重反転式ローターを内蔵したダクテッドファン2基を装備した汎用ヘリコプター。
AT-99 スコーピオン・ガンシップ(AT-99 Scorpion Gunship)
サムソンと同様2基のダクテッドファンを持つ攻撃ヘリ。
C-21 ドラゴン・アサルト・シップ(C-21 Dragon Assault Ship)
ダクテッドファン4基を装備した大型ヘリ。本作では、フランシス・アードモア将軍が乗り込み直接指揮を執る別機体「ドラゴン・フライ」が登場。
キャスト詳細は「アバター (2009年の映画)#登場人物」を参照

※括弧内は日本語吹替[18][19]
パンドラの住人
ナヴィ/オマティカヤ族(森の民)

オマティカヤ族は現在、前作で撤退したヘルズ・ゲートのアバター人員や他の地球人と共に共存しており、ナヴィの中でも特に地球人の持ち込んだものの取り扱いに優れており、ジェイク率いる対人類部隊の戦士達の中には、銃火器を扱える者もいる。

ジェイク・サリー
(英語版):サム・ワーシントン東地宏樹
前作で人間でもなくアバターでもなくナヴィー一族としての自分自身を受け止め生き始めた元海兵隊員伍長。現在は妻のネイティリとその子供たちと共に暮らしている。再び人類がパンドラへ来訪したことを知り、オマティカヤ族内で対人類部隊を集い、海兵隊時代の知識と経験を活かした戦法を使いゲリラ戦を仕掛けていく。本作では、パンドラ内に建設された軍事鉄道をダイアホースに騎乗する陸上部隊とマウンテン・バンシーに騎乗する空戦部隊による同時襲撃を仕掛けている。養子であるスパイダーとキリには優しく、彼等とはネイティリよりも関係が近いが、ネテヤムとロアクには戦士としての振る舞いを強要し厳しく接し、ネテヤムとロアクへの対応にも大きな差がある。


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