アニー
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各都市でアニー役2人と、7人の孤児のうち2人が新たに参加していた[13]
2001年 - 2010年、全英ツアー

2001年、リンカーンのシアター・ロイヤルでの1か月公演を含む全英ツアーが上演された。アニー役はケイト・ウィニーとジェマ・カーライル、グレイス役はルイス・イングリッシュ、ミス・ハニガン役はヴィッキー・ミシェル、ウォーバックス役はサイモン・マスタートン・スミスが演じた。公演は成功し、最初の2回のツアーとマレーシアゲンティンハイランドではアニー役はフェイ・スピトルハウスとルーシー・メイ・ベイカーが演じた。ミス・ハニガン役はスー・ポラードとルース・マドック、ウォーバックス役はマーク・ウィンターが演じた。2001年からのツアーが2007年に一時終了し、2008年9月に再開した。2011年、ミス・ハニガン役はポラード、ウォーバックス役はデイヴィッド・マカリスター、アニー役はヴィクトリア・サイアン・ルイス、グレイス役はシモン・クラドックが演じ、終演した[14]
2005年 - 2010年、全米ツアー

2005年8月、ネットワークス・ツアーズによる30周年記念ツアー公演が開幕した[15]。マーティン・チャーニンが演出を担当した。初年度、ウォーバックス役はジョン・シャック、ミス・ハニガン役はエイリーン・ロバートソン、アニー役はマリッサ・オドネルが演じた[16]。途中、モリー役がアマンダ・バロンになるなどいくつかの交代が行われた。次年度もアニー役はオドネルが演じた[17]。2007年3月25日、2006年度のツアー公演はメリーランド州ボルチモアにあるヒポドロム・シアターで終了した。2007年度、アニー役はバロンが演じ、2008年度、ティアナ・スティーヴンスが演じた。マディソン・カースがアニー役の準備中、バロンが一時的に復帰した。モリー役はマッケンジー・アラジャムが演じた。2009年度、ほぼ前年度と同じ出演者で、アニー役はカース、ジュライ役はフロリダ州サラソータのスポットライト・キッズであったジョーダン・ボーゼムが演じた[18][19]
2012年、ブロードウェイ再演

2012年からブロードウェイにて35周年記念リバイバル公演が開幕した。トーマス・ミーハンが改訂し、ジェイムズ・ラパインが演出した[20]。アニー役はライラ・クロフォードとブリール・エイヴァ・ペリー[21]、ミス・ハニガン役はケイティ・フィンラン[22]、ウォーバックス役はアンソニー・ウォーロウが演じた[23]。グレイス役はブリン・オマリー、ルースター役はクラーク・ソレル、リリー役はJ・エレイン・マーコスが演じた[24]。2012年10月3日、パレス・シアターでプレビュー公演が、11月8日に本公演が開幕し、評価は賛否両論であった[24]。ミス・ハニガン役はジェーン・リンチフェイス・プリンスに交代した[25][26]。7月30日、クロフォードの代わりにテイラー・リチャードソンとセイディー・シンクがアニー役のダブル・キャストとなった[27]。38回のプレビュー公演、487回の本公演の後、2014年1月5日に閉幕した[28]
2017年、ウエスト・エンド再演

2017年、ロンドンにあるピカディリー・シアターにて、5月23日からプレビュー公演が、6月5日から本公演が上演され、2018年1月6日に閉幕する予定である。ミランダ・ハートがミス・ハニガン役でミュージカル・デビューし、9月17日まで出演する。ニコライ・フォスターが演出し、マイケル・ハリソンとデイヴィッド・イアンがプロデュースする。2015年度の全英・アイルランド・ツアーと同様、クレイグ・レヴェル・ハーウッド、レスリー・ジョセフ、ジョディ・プレンガー、エレイン・C・スミスが出演する[29]
海外プロダクション

カナダ(1978年)、アルゼンチン(1982年1)、オーストラリア(1978年1、2000年、2011年1、2012年)、デンマーク(1982年)、ドイツ(1999年)、ハンガリー(1998年)、アイルランド(2003年、2016年3)、イスラエル(2001年1、2010年)、イタリア(1982年、2006年)、日本(1978年、1986年 - )2、イギリス(1978年1、1983年、1998年、2000年 ? 2010年(ツアー))、メキシコ(1979年1、1991年、2010年、2015年)、オランダ(1997年 - 1999年1、2005年 - 2007年1、2012年 - 2013年1)、ノルウェー(1991年1、2004年1、2013年)、フィリピン(1978年、1987年、1998年、2016年)、ポルトガル(1982年1、2010年)、スペイン(1982年1、2000年1、2010年)、スウェーデン(1979年(ストックホルム)、1999年(ストックホルム)、2005年 - 2006年(マルメ)1)、ペルー(1986年、1997年、2002年)、ジンバブエ(2003年)、ロシア(2002年 - 2009年)、コロンビア(2006年)、ベルギー(1992年、2008年 - 2009年、2012年)、ポーランド(1989年)、韓国(1984年、1996年、2006年 - 2007年、2010年 - 2011年、2018年 - 2019年)、香港(2012年)、北アメリカ(1978年、2003年)、アラブ首長国連邦(2009年(ドバイ))、デンマーク(2011年)、プエルトリコ(2012年)、シンガポール(2012年)など世界各地で現地キャストによる公演も行なわれている。

1公式キャスト・レコーディングがリリースされている。

2日本では毎年新たなアニー役によるスペシャル・デモ・レコーディングが収録されている。

32016年のアイルランド公演ではアニー役とモリー役は交代で演じられた。
日本版

日本では1978年東宝により日生劇場においてミュージカルが初演された。宝塚歌劇団の娘役の中でも特に身長が低かった愛田まちが主役のアニーを演じた。2014年公演でグレース役に起用された生田智子は、この東宝版に子役キャストとして出演していた。

1986年には、日本テレビの主催・製作で、「日本信販ミュージカル」として上演された。アニー役はアントニオ猪木倍賞美津子夫妻の娘である猪木寛子と、後に検察官を経て衆議院議員となった菅野志桜里がダブルキャストで演じた。2015年公演を「30年記念公演」としており、1986年公演を「初演」とカウントしている。なお、冠スポンサーは日本信販→明治生命(1989年 - 2002年)を経て、2003年より現在の丸美屋食品が務めている。

出演者は、毎年オーディションを実施するため、一部の役を除いて毎年顔触れが異なる。大人のキャストには、佐藤仁美2013年)や浅香唯2014年、いずれもハニガン役)など、ミュージカル未経験の男優・女優・タレントを起用することもある。子役のキャストは、毎年9000名を超える応募者から、書類選考・オーディションを経て28名(アニー役は2名)を選出。選出後には、劇中でタップダンスを披露する「タップキッズ」以外の子役を、ダブルキャスト方式で「スマイル組」と「トゥモロー組」に振り分けている。またウォーバックス役の男優は、三田村邦彦まではスキンヘッドにしていたが、藤本隆宏以降は止めている。

以前は、全国各地で公演を実施していた。現在は、ゴールデンウィーク中に東京公演(新国立劇場、2014年まで29年間は青山劇場、しかし2020年は中止)、夏休みの期間に東京以外の都市で地方公演、クリスマスの直前に東京で「クリスマスコンサート」を開催するスケジュールが定着している。地方公演では、毎年開催される大阪名古屋に加えて、その他の地方都市1?2ヶ所を年替わりで開催地に指定している。ダブルキャスト方式のアニー役以外の子役は、開催地に応じて「スマイル組」か「トゥモロー組」のいずれかが出演。「クリスマスコンサート」への出演を最後に、当該年の子役が全員「卒業」することになっている。

現在は、「チーム・バケツ」「チーム・モップ」というチーム名で公演。劇中でダンスを披露する子役を「タップキッズ」から「ダンスキッズ」に変更し公演している。

演出は、1978年の東宝版は尾崎洋一、日本テレビ版は1986年から2000年まで篠崎光正、2001年から2016年はジョエル・ビショッフ[30]、2017年からは山田和也が演出を担当している[31]

日本テレビでは毎年、情報番組特別番組で子役オーディション・レッスンの模様を紹介している。

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により東京公演・地方公演とも中止となった。選ばれていた子役については2021年の公演に出演することとなった[32]


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