2012年フランス大統領選挙では「左派戦線
(フランス語版)」のジャン=リュック・メランションを支持した[28]。パリ同時多発テロ事件後にフランス政府は非常事態宣言を発令し、直後に開催が予定されていた第21回気候変動枠組条約締約国会議 (COP21) の際にはデモが禁止されていたが、これに抗議し、デモをする自由を求めた58人による「58人の訴え」に署名している[29][30][31]。
2016年6月、政府が労働法典改革と労組や学生組織による反対運動を暴動、騒擾として法的に無効にしようとしたことに反対する『リベラシオン』紙掲載の請願書に署名している[32][33][34]。
2017年6月、『白人、ユダヤ人、そして私たち (Les Blancs, les juifs et nous)』の著者で「共和国原住民 (Indigenes de la Republique)」党のスポークスパーソンでもあるウーリア・ブテルジャ(フランス語版)を支持する約20人の知識人とともに『ル・モンド』紙掲載の請願書に署名している。「共和国原住民」党は反ユダヤ主義、ホモフォビア、反フェミニズムなどと非難されることが多いため[35]、この請願書に対する抗議が巻き起こった[36][37][38]。
2018年5月、エルサレムをイスラエルの首都とするアメリカ合衆国の承認および2018年5月14日のエルサレムでのアメリカ大使館開館後の緊迫した情勢にあって、フランス・イスラエル間の文化交流のための企画「セゾン・フランス-イスラエル」(6月5日にベンヤミン・ネタニヤフ首相とエマニュエル・マクロン大統領による開幕式)[39]を開催することに反対し、ボイコットを呼びかける『メディアパルト(フランス語版)』紙掲載の請願書に署名した[40]。
受賞歴
1984年 - 『場所』でルノードー賞を受賞。
2008年 - 『歳月(Les Annees)』でマルグリット・デュラス賞およびフランソワ・モーリアック賞(フランス語版)を受賞。
2008年 - 全作品についてフランス語賞を受賞。
2014年 - セルジー=ポントワーズ大学(フランス語版)から名誉博士号を授与された[41]。
2016年 - 『歳月(Les Annees)』が、イタリア語に翻訳された欧州作家の小説に与えられるストレーガ・エウロペオ賞を受賞(翻訳はL’orma editore)[42]。
2017年 - 全作品についてマルチメディア作家協会からマルグリット・ユルスナール賞(フランス語版)を授与された。