アニメシアターX
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日本国内にはアニメ専門チャンネルがいくつか存在するが、当チャンネルは全ての配信事業者において、基本料金およびパッケージ料金とはまた別料金での契約が必要[注 5]であり、その月額料金[注 6]も他の専門チャンネルより割高となっている。割高な理由としては、版権著作権)上の理由によるものだけでなく、スポットCMスポンサー)の放送が少ないため広告収入が見込めないことと、他ジャンルのチャンネルよりも配信に広い帯域を用いらなければならないこと[注 7]などがある。

番組の放送のみに留まらず、2000年代半ば以降はAT-Xが自ら新作アニメの製作委員会に参加するようになり、2008年頃からは「AT-Xのみでの全話独占放送」(地上波・BS各局で未放送)となる作品も少数ながら散見されるようになった[注 8]2010年代に入ると、AT-Xの製作委員会参加作品がBS放送ではグループ内のBSテレ東(旧・BSジャパン)ではなく、BS11独立局ビックカメラの子会社)やBSフジフジテレビ系)などでもネットされている。また、地上波・BS各局の特定のアニメ番組でスポンサーとなる場合もある[注 9]

2010年代半ば頃からは、地上波やBS各局を差し置いて(テレビ放送での)放送日時が全ネット局の中で最速となる新作アニメが増加しており、新番組が始まる改編期(1・4・7・10月)には「○月新番最速放送!」などとして、どのチャンネルよりも早く作品を視聴できることを公式サイト等でPRしている。

声優によるトーク番組情報番組バラエティ番組にも力を入れており、2008年から2011年まではそれらを元にした年越し特番生放送)も放送された。声優を主体とした番組はディレクTVからスカパー!に移行した2000年頃より増加し、主に2010年代後半頃からは他の専門チャンネル等でもしばしば放送されているが、AT-Xのオリジナル番組群はその先駆けとも言える存在である。

2015年10月1日には、スカパー!オンデマンドにおいて『ST-X』(エス・ティー・エックス)を開設[6]。「アニメ声優専門チャンネル」と銘打ち、独自の特典映像や特別番組を含む声優バラエティ番組のオンデマンド配信[7]を開始したが、2年後の2017年9月30日をもってサービスを終了した[8]。AT-X本体とは別にTwitterアカウントが設けられ、『ST-X』のサービス終了後も声優バラエティ番組全般に関するツイートを発信していたが、2019年4月30日をもって運用を終了した。

2024年3月23日には、PC・スマートフォン向けの定額制動画配信サイト『AT-DX』(エーティーディーエックス)のサービスが開始された。「アニメ紹介型動画配信サイト」と銘打ち、独自のオリジナル番組やアニメ作品のオンデマンド配信のほか、ST-Xと同様にAT-Xで放送のオリジナル番組も順次配信を予定している[9].mw-parser-output .scope-of-sources>.ref1:hover~.source1,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref2:hover~.source2,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref3:hover~.source3,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref4:hover~.source4,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref5:hover~.source5,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref6:hover~.source6,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref7:hover~.source7{background-color:#ffe1ff}.mw-parser-output .scope-of-sources>.text1:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text2:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text3:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text4:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text5:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text6:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text7:hover{border-bottom:dashed 1px}。
沿革

1996年 - AT-Xプロジェクト発足。

1997年12月24日 - ディレクTVで放送を開始。当時はテレビ東京とテレビ東京メディアネットとの共同運営で、テレビ東京メディアネットでは「SP推進部」が担当していた。当時のスタッフは5人だった。

1998年11月30日 - バンダイキャラネットTV(スカイポート通信サービスの一部)から移籍した放送枠・『おたっくビーム』が終了。

1999年 - 初の自社制作番組『DIAMOND TIME』放送開始。

2000年

6月26日 - 株式会社エー・ティー・エックス設立。

9月30日 - ディレクTVのサービス終了に伴い、ディレクTVでの放送を終了。

10月1日 - スカイパーフェクTV!(後のスカパー!プレミアムサービス(標準画質))Ch.729で放送を開始(試験放送は同年9月13日から)。


2001年

5月 - AT-Xが出資する初のオリジナルアニメフィギュア17 つばさ&ヒカル』が放送開始。

6月16日 - 視聴年齢制限(ペアレンタルロック)を導入[10]


2002年7月 - スカイパーフェクTV!2(現在のスカパー!)Ch.272で放送を開始。

2004年

1月26日 - 通販サイト「AT-X SHOP」をサービス開始[11]

3月1日 - スカパー!対応光ファイバーTV(現在のスカパー!プレミアムサービス光)で放送を開始。

4月1日 - J-COM Broadband(現在のJ:COM)で放送を開始。


2005年

7月12日 - 「AT-X SHOP」モバイル版が開始[12]

8月31日 - スカパー!110でのチャンネル番号をCh.272からCh.333に変更[13]


2009年

4月1日 - 視聴料金を1,890円に値上げし、24時間放送を開始。放送スケジュールを大幅改編[14]

6月 - テレビ東京の岩田圭介が代表取締役社長に就任。

10月1日 - 「AT-X HD!」として、スカパー!HD(現在のスカパー!プレミアムサービス)Ch.667でハイビジョン放送を開始[15]

11月1日 - ひかりTVでもハイビジョン放送「AT-X HD!」を放送開始[16]


2010年1月27日 - スカパー!e2での画面比を、4:3(1.33:1)から16:9(1.78:1)に変更(画質は標準のまま)[17]

2011年9月1日 - J:COMでもハイビジョン放送「AT-X HD!」を放送開始[18]

2012年

10月1日 - 番組構成の大規模な改編を実施[19]。これに伴い、「人気作品の新シリーズ放送前の集中放送」といった、従来の編成では難しかった企画も可能になった(『たまゆら』、『ロウきゅーぶ!』、『とある科学の超電磁砲』の第2期開始記念一挙放送企画など)。

12月 - コンピュータソフトウェア著作権協会に入会[20][注 10]


2013年

2月28日 - スカパー!プレミアムサービスでのSD放送が終了し、HD放送に完全移行[21]

6月7日 - 第三者による改ざんが判明したため、公式サイトの一部ページを一時的に閉鎖。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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