パズル作家の中にはアナグラムでペンネームを作る人がいる。
Sarah O. Haigy - 芦ヶ原伸之が海外で使用していたペンネームのひとつ。「Yoshigahara」のアナグラムである。
N. Claus de Siam - ハノイの塔の話を発表した人。リュカ(Lucas d'Amiens)のアナグラムである。
その他、パズル誌などの投稿者にもこの方法でペンネームを作る人がいる。
会社・企業
アリカ - ソフトウェア会社の一つ。社長の名前である「AKIRA(あきら)」を「ARIKA(アリカ)」と逆さに読み替えた。
EDWIN - デニム(DENIM)のアナグラムである(Mは逆さにしてWにする)。
人名をもじったもの
シュルレアリスムの父といわれるアンドレ・ブルトンは、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)を "Avida Dollars"(ドルの亡者)と批判した。「Avida Dollars」は「Salvador Dali」のアナグラムである。
Madonna(マドンナ) = MadOnna(マッド・女)並びは同じだが、ローマ字読みで変わる。
ジャズピアニストのソニー・クラークが31歳で死去した時、ビル・エヴァンスが追悼の意を込めて「NYC's No Lark」(ニューヨークからヒバリ去る)という曲を書いているが、この曲名は「Sonny Clark」のアナグラムである。また、エヴァンズはリバーサイド・レコードに「Re: Person I Knew」(私が知っていた人について)という曲をレコーディングしているが、この曲名もリバーサイドの共同設立者/プロデューサー、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)の名前のアナグラムである。
名古屋市長の河村たかしが、表敬訪問のために訪れた東京五輪ソフトボール金メダリストのメダルを突然噛んだ騒動の際、「かわむらたかし」の名前が「わたしかむから(私噛むから)」「たからかむわし(宝噛むワシ)」「かしたらかむわ(貸したら噛むわ)」などになることが話題になり[3]、「生まれたときから噛むことが決まっていた」と揶揄された[4]。
テレビ番組など
BSJapanext・朝日放送テレビ制作の『パネルクイズ アタック25→パネルクイズ アタック25 Next』ではアナグラムの問題が出題されている。また、かつて1982年に放映された同局のクイズ番組『三角ゲーム・ピタゴラス』でも出題されたことがあった。
BSフジで放送されている『クイズ!脳ベルSHOW』でも「シャッフル人名」というコーナー名でアナグラムの問題が出題されている。