日本でのテレビ放送やラジオ放送でのアナウンサーは職域は、あらかじめ用意された原稿をそのまま読む仕事のほか、番組の司会や、インタビューを担当することもある。
番組のオープニングでテーマ曲に合わせて番組名と出演者をアナウンスするのがそのひとつ。日本では少なくなったが、ラジオドラマで出演者・スタッフの紹介をアナウンサーが担当している。また、放送の合間にチャンネル名(コールサイン)や次に放送する番組の読み上げ、番組宣伝のナレーションなどを専門とする国もある(ヨーロッパによく見られる)。民間放送では、番組を提供するスポンサー名(提供クレジット)の読み上げも重要な業務の一つである。
テレビ放送の黎明期から天気予報も伝えていたが、近年では各職種の専門化が進んでおり、天気予報については予報士が担当するようになった番組が多いが、一部ではアナウンサーの業務として残っている番組もある。
あまり多くはないが、アナウンサーが取材して原稿を書き自身で話す場合もある。NHKではアナウンサーが取材を担当することも比較的多く、英語が達者なアナウンサーなどは英語で直接インタビューし、そのビデオを放送で流したり、インタビューで得られた情報や印象も踏まえて日本の視聴者に日本語で分かりやすく解説するということも行っている。
なおNHKでは、用意された原稿をそのまま読み上げるだけの仕事については、いわゆる「AI アナウンサー」に担当させることが増えてきている。音声合成や機械学習といった技術を使いNHK自体で開発し、2018年ころから「ニュースのヨミ子」さんというキャラクターで視覚的イメージも伴って画面に登場させ始め、近年では視覚イメージは抜きで女性の人工音声や男性の人工音声でニュースを読み上げさせることが増えており、技術の向上とともに2021年や2022年ころには生身の人間が読み上げるのと比べてほとんど遜色が無いくらいに自然に読み上げるようになっている。 エグゼクティブアナウンサー(英:Executive Announcer)とは主に管理職アナウンサーのことを指す。例えば、安住紳一郎(TBSテレビ)や大下容子(テレビ朝日)など。一般的に入社して経験が深いアナウンサーがなりやすいため、ベテランアナウンサーとも言うが、管理職にまでなっていなければベテランといえども、エグゼクティブアナウンサーとまでは言えない。 ジム・ロス、ワールド・レスリング・エンターテイメントのアナウンサー パブリック・アドレスのアナウンサーは、競技場など実際の現場で仕事をする。そしてイベント参加者に、パフォーマンスや・話し手・選手・得点(ゴールやタッチダウンなど)・反則行為・その催しの結果についての情報を与える。 " 結婚式の司会 " の仕事の依頼が舞い込むアナウンサーも多い。CMに出演する人もいる。
エグゼクティブアナウンサー
ライブイベントでの仕事
副業
関連用語
アナウンス研究会 - 大学などで設置されているアナウンサーの仕事に興味がある人々の研究会、サークルである[3]。
アナウンススクール - アナウンサーを目指す人が通うアナウンサー養成所。主に大学生などが通う。関東ではテレビ朝日アスク、関西では生田教室など。アナウンサー養成スクール一覧も参照。
初鳴き - 新人アナウンサーが初めて放送でアナウンスすることを「初鳴き」と言う[4][5][6][7]。
関連項目
ラジオパーソナリティ
スポーツ解説者
ニュースキャスター
リポーター
日本のアナウンサー
日本のアナウンサー一覧
脚註^ シリーズ 戦争とラジオ〈第6回〉 国策の「宣伝者」として ?アナウンサーたちの戦争(後編)?
^ ⇒北朝鮮アナに「気迫」説く教本 絶叫調の裏に総書記教示 - asahi.com ニュース特集
^ “ ⇒早稲田大学アナウンス研究会”. 早稲田大学アナウンス研究会. 2023年6月17日閲覧。
^ “初鳴き??
^ “【公式】フジテレビアナウンサー