アドビ
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2005年4月19日、競合会社であり訴訟合戦を繰り広げていた[8][9][10]マクロメディア買収を発表[11]12月3日に買収を完了した。

2007年、CEOにインド系CEOの走りである、シャンタヌ・ナラヤンが就任。

2009年10月にアクセス解析関連のマーケティングサービス会社である"オムニチュア(Omniture)"社のすべての発行済み株式を普通株1株当たり現金21.50ドル支払うことにより取得する株式公開買付を実施。株式の希薄化純資産約18億ドル相当の取引にて10月23日に買収を完了した。

2012年、月額課金制の"Adobe Creative Cloud"を発表。同時にパッケージソフトウェア"Adobe Creative Suite"の販売を中止すると発表(翌2013年に完全移行)し、SaaSビジネスに積極的にトランスフォーメーションを遂げる。同年、Adobe Marketing Cloudの提供を開始した。(2017年にBrand名を、Adobe Experience Cloudに変更)。

2016年、独自のAI・機械学習のテクノロジーである、"Adobe Sensei"を発表。Document Cloud、Acrobat、ExperienceCloudなどでのAI活用を徐々に、開始する事となる。

2018年電子商取引プラットフォーム、EC運用SaaSであるMagentoを買収[12]し、Adobe Experience Cloudのラインナップ内に統合し、データ活用、カスタマージャーニ、コマース、データインサイトなどをSaaSで実践するラインナップを充実させ、AI、機械学習も取り入れた。

2018年9月20日、アドビシステムズはマーケティング・オートメーション、アナリティクスツールとしてシェアを伸ばしていた有力企業である、"Marketo(マルケト)"を47億5000万ドルで買収することを発表、同年10月に買収を完了し、後にExperience Cloudへと統合した。

2021年、IDC調査で、Acrobat、Document Cloudが、1,000人以上の大企業で日本国内シェアNo.1となりMicrosoftなどのアプリと連携させて、アプリ内から直接、編集コラボレーション処理することも可能であるとし、マイクロソフトとのアライアンスの強化をアナウンス。

Acrobatに代表される、スマホから、PC、またリモートワークでも、"紙からデジタルへの変革"を提唱したパイオニアとして、いつどこでも文書をスキャン、編集、共有、署名、稟議対応できる「デジタル・コラボレーション・ツール」としてAcrobat Sign(電子稟議、電子署名)や、SaaS上でコラボ作業を完結するために生み出された、"Adobe Document Cloud"が、デジタルコラボレーション、共同作業の方法、業務の処理方法に、革新的なエンタープライズ、DXツールとして日本国内でも、評価された。

2021年の、"Adobe Max"において、Behance(ビハンス:アドビが運営するクリエイターのためのソーシャルメディアプラットフォーム)において、"NFT アート"を 展示できる新機能"を発表。デジタルアセットから NFT を新たに発行するには、ブロックチェーン技術を用いて Mint と呼ばれる作業を行う。Behanceが最初に対応したブロックチェーン、イーサリアム(ETH)が現在では、ソラナ(SOL) と ポリゴン(MATIC) で Mint したアートも展示できるよう機能拡張された。

2021年、"Best Company CEO(Large Companies)"に、シャンタヌ・ナラヤンがCreative DesignからAI、MachineLearintg、Marketing、顧客、Experience、AcrobatなどのDocument管理から、電子稟議、電子署名、電子決済までをSaaSで実施可能なAdobeの方向性を示した事などが評価されて選ばれた。(2位:IBM、Arvind Krishna、3位:Microsoft、Satya Nadella)他。
製品詳細は「アドビのソフトウェア一覧」を参照
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c d e “Adobe Inc. 2021 Annual Form 10-K Report”. adobe.com (2021年12月3日). 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月3日閲覧。
^ a b 第26期決算公告、2018年(平成30年)5月31日付「官報」(号外第116号)103頁。
^ a b アドビ株式会社 第32期決算公告
^ >“アドビ システムズ 株式会社、 「アドビ株式会社」へ社名変更”. Adob Blog. アドビ株式会社 (2020年6月18日). 2024年2月9日閲覧。
^ a b “創業から現在へ連綿と続くアドビの革新の歴史”. Mac Fan. 2021年4月19日閲覧。
^ a b “アドビの創立者 ? @IT自分戦略研究所”. jibun.atmarkit.co.jp. 2021年4月19日閲覧。
^ (日本語) GRAPHICS SYMPOSIUM, https://www.youtube.com/watch?v=ui3R1Dlmsk0 2024年2月7日閲覧。 
^ 米アドビに対する特許侵害訴訟で米マクロメディアに軍配 2002/05/13 ITpro 日経コンピュータ
^ Adobe と Macromedia、泥沼の訴訟合戦に終止符
^ AdobeとMacromedia、特許訴訟で和解
^ アドビ システムズ社がマクロメディア社を買収 for immediate release - About Adobe
^ アドビ、Magento Commerceを買収 2018/05/22

関連項目

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Marketo

Acrobat Sign

Behance

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