ジョージア州立大学は1913年にジョージア工科大学の商学部を分離して設立された州立大学である。同学は明確なキャンパスを持たず、ダウンタウンの中心部、ファイブ・ポインツの近くに校舎や施設を集中させている都市型大学である。この大学とジョージア工科大学、ジョージア大学(アセンズ)、オーガスタ大学(オーガスタ)の4校は、ジョージア大学システムの中で研究大学と位置づけられている。
このほか、アトランタ都市圏にはオグレソープ大学、アグネス・スコット大学、クレイトン州立大学、南部工芸州立大学、ケネソー州立大学、ジョージア・ペリメーター大学などの4年制および2年制の大学がキャンパスを構えている。また、アトランタはアトランタ・ユニバーシティ・センターと呼ばれる、かつてアフリカ系の学生に高等教育の機会を与えるために設立された大学のコンソーシアムが本部を置いている。このコンソーシアムには、アトランタ初の黒人大学として1865年に設立されたアトランタ大学に起源を持つクラーク・アトランタ大学(英語版)をはじめ、モアハウス大学やスペルマン女子大学などが参加している。
アトランタのK-12課程はアトランタ教育局の管轄下にある公立学校によって支えられている。この学区は小学校58校、中学校16校、高等学校20校、チャーター・スクール7校を有し、49,000人以上の児童・生徒を抱えている[69]。また、同局は中学校・高等学校レベルのオルタナティブ・スクール2校、男女別学校2校、および生涯教育センターもサポートしている[69]。また、同局はFMラジオ局およびテレビ局も所有・運営している。
市北部には、日本の学校法人聖学院が運営する小学校及び幼稚園、聖学院アトランタ国際学校がある。
文化
名所と芸術ジョージア水族館
2005年10月に開館したジョージア水族館は世界3位の水族館である。水量31,000tにおよぶこの水族館の水槽ではジンベエザメ、シロイルカ、オニイトマキエイなども飼育されている。2007年5月には、リニューアルされ、水族館の近くに移転されたワールド・オブ・コカ・コーラが開館した。ワールド・オブ・コカ・コーラでは、コカ・コーラの歴史を紹介すると共に、来館者が世界中のコカ・コーラ社製品の試飲をできるようになっている。
ジョージア水族館やワールド・オブ・コカ・コーラのほかにも、アトランタには芸術や歴史をテーマにしたいくつもの美術館・博物館がある。アトランタ歴史センターは全米でも有数の歴史博物館である。ミッドタウンのウッドラフ・アーツ・センター内に建つハイ美術館は、常設展示品だけで11,000点の作品を展示しているアトランタ随一の美術館である。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが少年時代を過ごした家は、国家歴史登録財に指定されている。アトランタ・シクロラマは、南北戦争のアトランタの戦いを描いたパノラマ絵画で、同名の博物館の館内に展示されている。20世紀初めに建てられた家具王ローズの家や、「風と共に去りぬ」の原作者マーガレット・ミッチェルの家も、それぞれ国家歴史登録財に指定され、博物館になっている。子供向けの博物館としては、ファーンバンク科学センターなどがある。ストーン・マウンテン
ピードモント・パークでは多くの祭典や文化的なイベントが行われる[70]。ピードモント・パークの隣にはアトランタ植物園がある。ダウンタウンの南東にあるアトランタ最古の公園、グラント・パーク内にあるアトランタ動物園(英語版)ではパンダを飼育している。東郊にそびえるストーン・マウンテンは世界最大の花崗岩塊である[71]。ストーン・マウンテンの花崗岩壁には、ストーンウォール・ジャクソン、ロバート・E・リー、ジェファーソン・デイヴィスの3人の南軍将軍の肖像が浮き彫りで彫られている。
アトランタで活動している演技芸術団体にはアトランタ交響楽団、アトランタ・オペラ、アトランタ・バレエ、ニュー・トリニティ・バロック、アトランタ少年合唱団などがある。アトランタ交響楽団はウッドラフ・アーツ・センター内にあるアトランタ・シンフォニー・ホールを本拠地としている。
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