アソボット戦記五九
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第一世代。神出鬼没でずる賢い性格をしており、五九盗賊団の行く先々に先回りしては敵と手を組んで49の鍵を横取りしようとしたり、敵に裏切られて捕まってしまった際には五九盗賊団に寝返って助けを求めたりするが、逆に五九盗賊団をピンチから助けることもある。当初は五九の持つジョイスティックを手に入れようとしていたが、自分では使いこなせないことが判明してからは狙わなくなった。「サティ」というフェレットのような姿をした小動物型のアソボットをつれており、それをスケボーのような乗り物に変形させて移動手段として使うこともある。登場当初は非常にクールな性格あったが、回を重ねるにつれて徐々に性格が丸くなり、五九と大差無いほどテンションが高くなった。自由に行動したいという理由から仲間を組まずに常に一人で行動していたが、最終的に五九盗賊団の仲間として行動を共にするようになった。ドクロマークの付いたガムを食べて巨大に膨らませ、それを爆発させて攻撃する「ガムガムボンバー」という技を使う。この他にアニメ版ではチョコの操り人形である「チョコマンドー」や、キャンディの煙幕「キャンディダイナマイト」など、洋菓子を模した武器を使用している。服装は、初期は前方に「死(アニメ版では縦書きに「三十」)」と書かれた丸い大きな帽子にタイトな上着とミニスカートを着用。全体的に濃い紫色を基調としている。コラボアップ後は服装が大きく変わり、肌の露出が増えたデザインになる。またハートの飾りの付いた傘を持つようになり、それで敵の攻撃を防いだり、飛行も可能になった模様。また五九やトンゴー、ジョーとは異なり、コラボアップ以降は初期の服装には戻らず、常にこの服装でいることが多い。
シュール
漫画版にのみ登場。魅音の手下。
リアル
漫画版にのみ登場。魅音の手下。
紫苑(しおん)
声 - 榎本温子アニメ版オリジナルキャラクター。第一世代アソボット。魅音が目覚めた直後に彼女も目覚めたため、魅音を姉のように慕っている。外見はツインテールにヘルメットを被った幼女とスタイル抜群の成人女性の2種類の姿を持ち、任意でそれぞれに変身が可能のようである。後に幼女の姿で五九盗賊団に加わるものの、その正体はサンゾウを監視するためにプロフェッサーDが送り込んだスパイであり、同行している通信機を兼ねたキツツキのようなアソボットを介してプロフェッサーDやカスパーと通信を行っていた。幼女時はスージィとは気が合うようであり、二人で五九を制裁することもあった。 成人女性の姿では主にカルテットの一員で敵として登場し、戦闘時は三味線のような武器を使用する。登場当初は五九盗賊団含め魅音もその姿が紫苑であるとは誰も気づかなかった。しかし、五九盗賊団との敵対やスパイ活動を行っていたのはプロフェッサーDに洗脳されていたためであり、魅音の必死の説得に対して頭を抑えて苦しむことがあった。洗脳が解けて以降は常に幼女の姿で魅音と同行するようになった。ヘルメットをはずした後の頭部には「四十」の文字の書かれた札のようなものが確認できるが、38話での入浴時にヘルメットをはずした際はなぜか札がついていなかった。漫画版では本編に登場しないものの、7巻の表紙や終盤の1ページに彼女らしき少女が描かれている。
ヤズー
声 - 三木眞一郎五九のライバルと言える存在で、銀髪で美形の第三世代アソボット。前髪で片目が隠れている。戦闘能力は非常に高く、当初から五九を圧倒するほどの強さを見せ付けた。初登場したテルミニ村編では純粋な悪役で「寄生アソボット」であり、カオスII世の体に寄生して乗っ取ることで、一人二役の演技をして村人を騙していた。その後破滅ウイルスを発動した際に一度は五九に倒されたが、後に復活し再登場。その際は長髪にロングコートという出で立ちに変化しており、以前のような寄生アソボットではなくなっている。また、当初に見られた悪徳な性格から一変して冷静なダークヒーローのような立ち位置になった。 この時点から徐々にプロフェッサーDに対して疑念を抱くようになっていた。終盤ではプロフェッサーDに反旗を翻し、五九達と共闘。最期はプロフェッサーDと共に自爆・消滅した。また、漫画版ではオーロラシティ編で五九との死闘を繰り広げ、互いの実力を認め合った。アニメ版では自尊心が高く、自らを「第三世代を超えた、新世代アソボット」であると語ることが多い。また、最終回エンディングでは旅する五九一行を遠くから見守っている彼らしき人物が確認できる。
現代編

1000年前の現代編に登場するキャラクター。
キュウゾウ / 玄奘久造(げんじょう きゅうぞう)
声 -
納谷六朗サンゾウの父親で、アソボット開発の第一人者。スケベな性格だが、根は真面目(アニメ版ではシリアスな風貌の科学者)。1000年前にこの世の終わりを防ぐべく、サンゾウをコールドスリープさせた。ジパング編では脳の入った小型メカを介して「意思だけ」再登場した。
レイ
キュウゾウ博士が開発した、アソボットの試作機(プロトタイプ)。試作機0(レイ)号ということから、その名がつけられた。外見はサンゾウと同年齢ほどの美少女で、やや荒っぽいが楽天的で明るい性格。スタイルも良い。人間とほぼ同じ姿であるがその力は凄まじく、キュウゾウ曰く「パワーセーブをしないと挨拶で人を殺しかねない」ほどであるという。 キュウゾウが人間とアソボットが共存できるかを調査するため、サンゾウと共に学校生活を送ることになった。その最期はサンゾウを護るために後述する爽香らと共に自爆・消滅し、ハート型のプログラムチップだけが残された。しかしそのチップを基にアソボット開発は順調に進む形となり、わずか3か月で全てのロボットはアソボットへと進化を遂げることができたようである。そのためレイは全てのアソボットの「母」と言える存在であり、本編における全99体の第一世代アソボットは彼女の意思を本当の意味で受け継いだ純血、いわば子孫といえる存在である。漫画版のオーロラシティ編では実体ではないものの、サンゾウと再会している。
プロフェッサーD / 出門龍太郎(でもん りゅうたろう)
声 - 野沢那智破滅ウイルスを作り出した張本人。かつてはキュウゾウの同僚であり、共にアソボットの研究を進めていたが、その実はキュウゾウの考えとは正反対でアソボットは人間との共存のためではなく、「地球を汚染してきた人間をアソボットが排除することで、地球を本来の美しい姿に戻す」ことを目的としていた。現代の時点でサンゾウと同様にコールドスリープによって1000年の時を越え、サンゾウの旅を妨害するべく数々のアソボットを仕向けていた。五九や魅音からは「プロフェッサーB」・「プロフェッサーG」などと、最後まで何度も間違った名前で呼ばれ続けている。最終的には漫画版では自らロボットのような姿に変形、アニメ版では破滅ウイルスを伴った巨大な食虫植物のような怪物と融合して五九盗賊団を追い詰めるものの一度は倒され、後に天使のような姿で再び復活するが、反旗を翻したヤズーの手によって自爆に巻き込まれた。
藤村爽香(ふじむら さやか)
漫画版に登場。サンゾウのクラスメイト。容姿端麗で、勉強・運動もそこそこ出来る大人びた外見の少女。レイが転校して来るまではクラス一の人気者だった。その正体はレイを破壊する(=キュウゾウのアソボット開発を頓挫させる)ためにDが作り出したロボットであり、最終的に後述する宗一と共に巨大な怪物のような姿になり、サンゾウとレイを襲撃した。
藤村宗一(ふじむら そういち)
漫画版に登場。爽香の兄。 爽香同様、正体はDの作り出したロボットであった。
その他の登場キャラクター
フリガンズ
GK(ジーケイ)
声 -
大塚明夫フリガンズのリーダー格のアソボット。その外見はドイツ代表のゴールキーパー「オリバー・カーン」に酷似している。サッカーボール状の爆弾を使った攻撃を得意とする。五九とは昔から仲が悪かったようである。腹部に大きく「フ」の字の書かれた黒装束に、左右に円筒状の突起が付いたヘルメットを被った醜いアソボットを何体も従えている(その中には性別的に女と思わしき者も一体混じっている)。アニメ版では五九に倒されても懲りずに幾度となく現れるため、敵役としては登場回数が多い。
ジュテーム
声 - 小西克幸アニメ版オリジナルキャラクター。GKの配下で、オカマのアソボット。その生理的に不気味な容姿は五九やトンゴーでさえ受け付けられず、まともに戦うことができなかったほど。トンゴーの故郷を占拠していたが五九に倒され、それ以降は別の街でダンサーとして再登場。その後も第42話にて雇われアソボットとして再登場している。なお、倒される際はわざわざ化粧を直してから気絶するなど、美に対しては妙なこだわりがあるようである。恐らく作中で唯一、五九が苦手としている敵であるといえる。
ミロク村編
ゴータ・マ・テンドウ
声 -
堀勝之祐ミロク村の村長。五九とは旧知の仲で、かつては「山賊王ドラゴ・ヴェーダ」として恐れられていた。その際は一度五九を倒しているようである。山賊を引退してからはミロク村の村長となり余生を送っていたが、マリオ兄弟に村を襲撃されたことにより再び立ち上がった。しかし体が老いていたためにまともに戦えず返り討ちにあってしまい、娘であるスージィに自分の代わりに伝説の結末を見届けてくることを託した。その後漫画版では一命を取り留めたが、アニメ版では死亡した。漫画版では6巻終盤から7巻序盤にかけて再登場し、サンゾウとスージィを影から支えていたことが明らかとなる。


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