アサヒスーパードライ
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黒ビール未経験者や苦手と感じる人、若い世代にも楽しめるように日本のビールユーザーの嗜好に合わせ、他社の黒ビールや同社の黒生など従来の黒ビール商品に比べ、キレ味のよい爽快な味わいの「ドライテイスト」に仕上げて差別化を図っている[30][31]

原材料に黒麦芽を使用し、ホップを増量したことで香りやコクが増し、酵母はスーパードライと同じ「アサヒ318号酵母」で後味のキレの良さを出した仕上げになっている[30][31][注 8]。アルコール度数は5.5%とスーパードライ(5%)より高め[31]。先に発売した缶2種が好評なため、飲食店向けに小瓶を7月18日に、樽生を9月4日に発売し、7月19日より「アサヒスーパードライ エクストラコールドBAR」限定で『ドライブラック』の樽生ビール“氷点下のドライブラック”を先行販売している[32]

2013年2月13日にクオリティアップが実施され、複数のアロマホップを最適な比率で配合し、上質で爽やかな香りを高め、従来よりも雑味を低減した黒麦芽由来の原料を新たに使用することで、さらに爽快なキレ味を実現した。缶には金蓋が採用され、裏面に説明が表記されるようになっている[33]

2013年12月下旬(Cロット)製造分から再びクオリティアップが実施され、北米産ホップの使用比率を高めることにより、「黒麦芽由来のコクがありながら、爽快でキレのある味わい」をさらに強化している。缶には「世界の常識を変える辛口の黒ビール - 氷点ろ過製法 -」という商品特長を表記したが、上部の麦と「ASAHI BREWERIES LIMITED」はなくなり、「生」も小さくなっている(小瓶のラベルは変更なし)[16]

2022年春に発売を再開したアサヒ生ビール【黒生】に統合される形でそのまま製造・販売終了。


ドライプレミアム(缶(500ml / 350ml)・瓶(633ml大瓶/500ml中瓶/334ml小瓶)・樽生(19L/10L))

2013年6月11日発売。当初はギフト限定商品だったが、当初計画(120万セット)の約3倍となる343万セットを販売するヒット商品となり、2014年2月18日より通常商品に変更となる。エキス濃度の高い「国産ゴールデン麦芽」を使用し、醸造工程でひと手間かける贅沢醸造を採用し、スーパードライ酵母を使用することで、スーパードライならではの爽快で澄みきったキレ味がありながら、深い味わいに仕上げた。通常商品と同様に米、コーン、スターチの副原料は使用され、アルコール度数はギフト限定商品時代は5.5%となっていたが通常商品変更後より6%となった。通年発売1週間の販売状況は、90万ケースを超え計画を上回る好調なスタートを切り、2014年3月18日に樽生を、2014年9月2日には瓶製品を発売し、缶製品もラベル下部のレイアウトを瓶に合わせて修正[注 9]している。それに伴い、年間販売目標を当初の320万箱から樽生の発売に伴い360万箱に、6月中旬には神奈川工場[注 10]、名古屋工場に加え、博多工場にも製造工場を拡大して500万箱に引き上げている[34](すべて大瓶換算)[16][35][36]

2014年12月下旬(Cロット)製造分よりクオリティアップが実施され、新たにフレッシュな状態のスーパードライ酵母「ゴールデンドライ酵母」を使用することにより、贅沢なコクとキレが更に向上した。デザインは、缶中央の英文表記がなくなった一方で、「ドライプレミアム」が大きくなり、その下には「ゴールデンドライ酵母&国産ゴールデン麦芽使用」と表記されるようになっている(瓶のラベルは変更なし)[37]。後述する後継商品の「ドライプレミアム 豊醸」と入れ替わる形で2015年12月下旬(Cロット)を以って生産終了、2016年4月12日を以って販売終了となった。


ドライプレミアム 香りの琥珀(缶(500ml / 350ml))

2014年11月5日発売。贅沢なコクとキレはそのままに、7種類の厳選したホップと黒麦芽由来の麦芽エキスを原材料の一部に使用することで、奥行きのある芳醇な香りを実現したギフト限定のプレミアムビール。アルコール度数は2013年のギフト版と同じ5.5%[38]


ドライプレミアム 初仕込みプレミアム(缶(500ml / 350ml))

2014年12月24日発売。贅沢なコクとキレはそのままに、2014年に収穫した国産ゴールデン麦芽、国産ホップ(一部使用)、国産米を使用し、爽やかなホップの香りと麦のうまみを実感できる味わいに仕上げた[39]


ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム(缶(500ml / 350ml))

2015年2月17日発売。フレッシュなロースト香を有する「煎りたて国産麦芽」を一部使用することで、香ばしいコクと香りを、アルコール度数6.5%で、豊かな飲みごたえを実現した[40]


エクストラシャープ(缶(500ml / 350ml))

2015年3月31日発売。氷点下でろ過する「エクストラコールドろ過製法」と、発酵度を高めアルコール度数を5.5%に高めたことによって、「超辛口のスーパードライ」”を作り上げた[41]


ドライプレミアム 豊醸(ほうじょう)(缶(500ml / 350ml)・瓶(500ml中瓶))

2016年4月12日発売。先述のドライプレミアム(オリジナル)の事実上の後継商品。厳選した良質麦芽とチェコ・ザーツ産の最高級ファインアロマホップをふんだんに使用しドライプレミアム史上最大級のコクと香りを実現した。その後、販売需要が低迷し2021年末までに製造・販売終了となった。以後の贈答用としての需要は麦芽100%プレミアム生ビールの「花鳥風月」(2024年3月販売終了。ただし、東北地区に限り、通年販売商品〈レギュラー商品〉として購入可能だった)を経て、ドライプレミアム 豊醸同様の米やコーン・スターチ等の副原料を用いたブレンデッドプレミアム生ビールの「アサヒ食彩」がその代替を担うこととなった。アルコール度数は6.5%。


スーパードライ 瞬冷辛口(しゅんれいからくち)(缶(500ml / 350ml))

2017年5月30日発売。当初は夏季限定商品として販売されていたが2018年5月より通年販売商品(レギュラー商品)に昇格。その後販売需要が低下しただけでなく、スーパードライ(オリジナルテイスト)が2022年2月中旬(Zロット)の全面改良に伴い、そのまま製造・販売終了となった。
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