アクトタワー
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アクトシティ浜松
ACT CITY Hamamatsu


情報
通称アクトシティ、アクト
完成1994年10月7日
客席数大ホール:2,336席
中ホール:1,030席
延床面積231661m²
設備大ホール:四面舞台同時通訳(6か国語)
中ホール:パイプオルガン、同時通訳(4か国語)
運営ホール部:浜松市文化振興財団
所在地430-7790
静岡県浜松市中央区板屋町111-1
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度42分18.2秒 東経137度44分8.5秒 / 北緯34.705056度 東経137.735694度 / 34.705056; 137.735694座標: 北緯34度42分18.2秒 東経137度44分8.5秒 / 北緯34.705056度 東経137.735694度 / 34.705056; 137.735694
アクセス浜松駅バスターミナル直結(徒歩約2分)
JR東海 浜松駅より徒歩で約2分
外部リンクwww.actcity.jp
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アクトシティ浜松(アクトシティはままつ)は、静岡県浜松市中央区板屋町および同区中央三丁目、浜松駅北東にあり、市有施設と民有施設によって構成される複合施設群である。Bゾーンの浜松アクトタワーは、高さ212.77mを誇る超高層ビル。静岡県で一番高いビルであり、中部地方では5番目に高い。
概要

以下の4つのゾーンからなる。

Aゾーン(板屋町111-1、市有):大ホール、中ホール、コングレスセンター

Bゾーン(板屋町111-2、民有):アクトタワー(複合商業ビル)

Cゾーン(中央三丁目12-1、市有):展示イベントホール

Dゾーン(中央三丁目9-1、市有):浜松市楽器博物館、研修交流センター

各ゾーンは2階の高さで回廊で結ばれ、動く歩道も設けられている。回廊はJR東海の浜松駅まで伸びている。

国鉄浜松駅周辺の連続立体交差事業による貨物駅機能の同市中央区森田町への移転(現:西浜松駅)に伴って市が森田町の土地の代わり(換地)として取得した貨物駅跡地と、後に国鉄清算事業団から市が約400億円で取得した土地をあわせて一体開発した[1][2]

浜松市と第一生命保険(以下、第一生命)、三菱地所が事業主体となり、1991年に建設を開始、1994年10月7日に落成した(Dゾーンのみ1995年4月落成)。Bゾーンの土地は超高層ビルの建設を含む開発整備の実施を条件として、複数の共同企業体による建築設計競技(コンペ)を経て、市から第一生命と三菱地所に約567億円で売却されたものである。当施設の建設事業は駅跡地という空き地を開発したものであるため、厳密には再開発事業ではない。
Aゾーン(ホール、コングレスセンター)

大ホールでは日本初となる四面舞台を活用してオペラオーケストラ演奏会のほか各種学会などが行われることも多い。施設は、浜松都市圏の人口規模に比較して充実しているといえる。

中ホールにはパスカル・コワラン社製のパイプオルガン(64ストップ、パイプ本数4,478本)が設置されており、演奏会などのほか、各種学会や入学式なども行われている。聖隷クリストファー大学は入学式をパイプオルガンコンサート形式で行っている。クラシック音楽専門のホールとして音質設計がされており、音が空から降り注いでくるように聞こえる。浜松出身の鈴木重子など、ここでのコンサートを行う音楽家も多い。

大・中ホールとも、地元企業であるヤマハによる音響設計が行われている[3]。駅前という立地条件から、鉄道からの騒音・振動を充分に遮る遮音性能をもたせている。

このほか大小の会議室も設置されている。

スーパー戦隊シリーズの『宇宙戦隊キュウレンジャー』の第一話に登場。
Bゾーン(浜松アクトタワー)

浜松アクトタワー
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アクトシティ浜松
施設情報
所在地静岡県浜松市中央区板屋町111-2
状態完成
開業1994年8月
用途商業施設・オフィス・ホテル
地上高
最頂部212.77m
屋上190.8m
最上階185.0m
各種諸元
階数地上45階、地下2階、塔屋1階
延床面積150,978.39
エレベーター数19基(うち貨物用2基)
関連企業
設計日本設計三菱地所
施工アクトシティ建設共同企業体
所有者みずほ信託銀行
管理運営アクトシティ・インベストメント有限会社
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Bゾーンの浜松アクトタワーは、地上45階建、最高部の高さは212.77mの超高層ビルである。外観は「音楽の町・浜松」を意識して、ハーモニカをモチーフにしている。

オークラアクトシティホテル浜松[4]をはじめ、多くの企業や店舗が入居する、浜松市のランドマークである。周辺の再開発が進む2022年令和4年)時点においても、周辺3棟の地上30階程度のタワーマンションなどの約2倍の高さを誇り、10km以上離れた(旧)浜北区内からもはっきりと確認できるなど、ランドマークとしての機能を失っていない。一番遠いところでおよそ100km離れた三重県伊勢市にある朝熊山からも見えるという。

ビルは東西側から見るとビール瓶のように上部がくびれた形状となっている。このくびれ部分より上部はホテル、下部はオフィスや店舗であり、柱の間隔が異なっている。上部の荷重を下部の柱に均等に分散させるため、このくびれ部分(28階・M28階[中28階・28階の半階上])はスーパートラスと呼ばれる柱を複雑に組み合わせた構造体になっており、作業用ゴンドラなどの格納場所や機械室として利用されている。

この地方に吹き付ける「遠州からっ風」と呼ばれる強風によって居住性が悪化するのを防ぐ目的で、アクティブ制振装置(三菱重工業製)が最上階の45階に2基設置されている。1cm以上の揺れを検知した場合に1基約90トンの振り子をコンピュータ制御で動かすことによって、揺れを打ち消すようになっている。

テレビドラマ『古畑任三郎』(第3シリーズ第2話「その男、多忙につき」)の撮影が、当ビル、および駅南にあった富士ハウス本社ビルを利用して行われた。

屋上に防災用のヘリポートを備えるほか、浜松市消防局の火災監視用カメラ、テレビ局のお天気カメラ、コミュニティ放送局「FM Haro!(浜松エフエム放送)」のラジオ送信設備などが設置されている。また、NHK浜松支局NHK鼠野ラジオ放送所を結ぶ線上にあり、浜松支局からラジオ放送所に向けて発信している中継用のマイクロ波 (STL) を建物が遮り減衰させてしまうため、屋上にラジオ用のマイクロ波中継設備を備えている。
Cゾーン(展示イベントホール)

展示会などのイベント用に設計された大規模なホールである。

広さは3,500
m2(35m×99m)であり、間仕切りを設置することにより以下の3区画に分割可能。

第1ブロック:1,100m2(35m×31m)

第2ブロック:1,300m2(35m×37m)

第3ブロック:1,100m2(35m×31m)


天井高:12m

床荷重:2.0t/m2

搬入口:W4.680m×H4.000m

展示イベントホールはプロレス興行で使用される例が多く、新日本プロレスが2013年8月1日に「2013 G1 CLIMAX」開幕戦を開催している[5]


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