一般的には別ジャンルで呼ばれるゲームがアクションゲームとされていたことがあり、『ログイン』(アスキー91983年5月号で『ゼビウス』を「戦闘(アクション)ゲーム」とルビが振られ、1983年8月発売の『こんにちはマイコン』第2巻の目次にあるゲームジャンル紹介でアクションゲームを「スペースインベーダー等の、反射神経を競うゲーム」と説明していた[3]。また「スポーツ、格闘技、レースを含む」とする説明が2017年時点でもあり、アクションに該当はするがレースゲームは素早い判断が必要な場合もあるがどれもアクションゲーム扱いはできず、この説明はリアルタイムゲームと混同しており、スポーツやレースのゲームはリアルタイムに行われることが少なくないが題材からしてリアルタイムで行われるのであってアクションゲームのためのリアルタイムとは限らないからである[4]。タイニーPは操作に対して画面上の動きにフィクション性が強いほどアクションゲームらしく、このジャンルを「ビデオゲームの一種で、画面上のキャラクター等がプレイヤーの操作に即応して動き、その操作と動きとの関係に、漫画的な単純化や誇張が多く含まれているもの」とするのが実際に近い説明として提示しているが、きちんとしたシミュレーションはともかくリアルタイムなら多くが何らかのアクションゲームらしさがあるのはあまり否定できず、そう考えると新ジャンルが○○アクションゲームと呼ばれることに納得がいき、都合よく多用される言葉だとしている[4]。 広義のアクションゲームの分類では、シューティングゲームやレースゲームなど、キャラクターの行動をボタンなどにより直接操作し、すばやくゲーム内の事象を制御する能力を競うもの全てが含まれる。狭義のアクションゲームとは次のものを指す。 これに加え、さらなる特徴を持つ作品は以下のように分類される。 他のゲームジャンルと複合しているもの。この記事ではアクション要素の強いものを扱う。
アクションゲームの分類
2Dアクションゲーム
固定画面アクション
横スクロール(横視点・サイドビューで画面スクロールするという意味であり、縦方向にスクロールする場面もある)
縦または全方向スクロール(真上視点・トップビューでスクロールする)
クオータービューアクション(疑似的に3D感のある斜め視点)
探索型アクション(マップ探索やRPG要素も含み、アクションアドベンチャー・アクションRPG・メトロイドヴァニア等も内包する)
3Dアクションゲーム
無双系アクション
スラッシュアクション
ハンティングアクション
ソウルライク
奥スクロール
箱庭探索型アクション
派生ジャンル
プラットフォームゲーム
対戦アクションゲーム
対戦型格闘ゲーム(2D・3D)
格闘技、武道の試合や喧嘩、決闘をモチーフにしたもの。操作する対象(主に人間)が主に2人で戦うもの。ゲームを遊ぶ者が2人以上いることを想定している物。2人で対戦して遊ぶ場合が多い。eスポーツにおいてはメインジャンルとなっている。
クライムアクションゲーム
主人公となる人物を操作し、殺人や窃盗など、犯罪(クライム)行為が含まれるゲームをさす。代表的なものとしては、『グランド・セフト・オート(GTA)シリーズ』や、『ポスタル』、『カーマゲドン』、『Mafia』、『DRIV3R』、『True Crime』などがこれに該当する。
ステルスゲーム
ドットイートゲーム
ベルトスクロールアクションゲーム
メトロイドヴァニア
サイドビューのマップ探索型2Dアクションゲームを指す俗称で、公式には「探索型アクション」などと称される。代表的な『メトロイド』シリーズ作品と『悪魔城ドラキュラ』(キャッスルヴァニア)シリーズの中のメトロイド型作品を合わせた造語。他に『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』や『ブラスフェマス
複合ジャンル
アクションロールプレイングゲーム
ロールプレイングゲーム(RPG)の要素が入っているもの。アクション要素とロールプレイング要素の比率はタイトルにより様々である。
アクションアドベンチャーゲーム
アクションゲームの中でもアドベンチャーゲームの要素が強いものを指す。
アクションシューティングゲーム
射撃をする動作が一定以上含まれるもの。